腰の痛みに悩んでいる人は水泳に取り組むことで痛みが和らぐ可能性があります。
水泳が腰痛を改善するのに効果的とされているのは陸上での運動では見られない2つの要素が備わっていることが理由です。
こちらの記事では水泳が腰痛を改善するのに役立つとされている理由について詳しく解説します。
さらに、腰の痛みを和らげるために水泳に挑戦するとき、取り組むべきプログラムについても見ていきましょう。
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監修者:高任 良知
理学療法士
PHI Iilates MAT I & Ⅱ instructer
主にサイクリストに向けてケア方法やトレーニングなどについて情報発信を行う。
腰痛対策のひとつとして水泳が提示されることがあるのは水中で動くときに生じる浮力と水の抵抗が理由です。
人間の身体は陸上を歩行しているとき、足裏が地面を押すのと同じだけの力を身体に受けています。いわゆる作用反作用の法則です。
しかし水中では浮力が生じるため、陸上で歩行するときよりも地面から足裏に伝わる力が少なくなります。また、浮力により上半身の重さなどが軽減され、腰にかかる。その結果、腰にかかる負担を和らげながら運動することが可能になるのが水泳のメリットです。
水の抵抗は水中で動く際、全身に適度な負荷がかかります。
腰痛の原因のひとつは筋肉が凝り固まっていることです。水の抵抗によって全身に程よく負荷がかかると、固まっていた筋肉をほぐす効果が期待できるます。また、水の抵抗による負荷によって体幹の筋力が強化されます。腰痛改善のため水泳を行った方の体幹の筋力が強化され、腰痛が軽減したという研究報告もあります。よって腰痛には水泳が効果的とされています。
腰痛の改善を狙って水泳に取り組む人は陸上で準備運動をしてから水中運動に臨みましょう。
水中運動は3つの段階に分けて少しずつ負荷を上げるのがポイントです。
最初は水中ウォーキングやジャンプに取り組みます。
次のステップではお尻やふくらはぎのストレッチ、蹴り上げ運動に挑戦しましょう。
最後のステップでは、バタ足やクロールといった水泳に取り組み、全身の筋肉を刺激していきます。
水泳は腰痛改善に効果的な運動ではありますが、水泳の取り組み方によっては逆効果になることもあります。
その一例として挙げられるのが背中の筋肉を反り過ぎることです。
背泳ぎやビート板でのキック練習など、背中を伸ばすことを意識する場面では背筋が緊張したまま背中を反る状態が維持されるケースが見受けられます。同様の理由で平泳ぎなども行わない方が良いでしょう。
背中を必要以上に伸ばしてしまうと疲労が蓄積し、腰痛の原因になることを覚えておきましょう。
水泳もスポーツのひとつであり、スポーツをしている以上は腰に負担がかかることもあるという事実を念頭に置きながら取り組みましょう。
水泳と腰痛に関してまとめた今回の記事を以下の3点に要約したので最後に振り返っておきましょう。
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