足裏のツボ押しの効果とは？注意点や押し方のコツを徹底解説

ツボ押しの有効性

 

ツボ押しとは、古代中国で発祥した治療法です。

 

東洋医学として2000年以上にわたって行われてきた歴史があります。

 

ツボ押しの有効性については、WHO（世界保健機構）に認められ、2000年代には、各々の国によって違いがあったツボの位置や名称が統一されています。

 

ツボ治療では、「経絡（けいらく）」という考え方がベースとなります。

 

経絡を簡潔に説明すると、「生命エネルギーの通り道」というような意味のものです。

 

経絡は、臓器と深い関係性があるといわれており、経絡の上にあるポイントがツボになります。

 

そのため、ツボは臓器や器官とつながっているという考えを基に、ツボ押しで刺激を与えることで、臓器の不調や筋肉の張り、疲労やストレスなどの改善につながるとされているのです。

 

足裏のツボの効果

 

前項では、ツボの歴史や有効性、基本的な考え方について解説しました。

 

では、足裏のツボにはどのような種類や効果があるのでしょうか？

 

ここでは、足裏のツボの効果である3つのポイントについて解説していきます。

 

体の不調を整える

 

現代社会では、緊張やストレスにさらされる機会が多いために、脳がリラックスできず、頭痛、頭重、眼精疲労、肩こり、不眠などの体の不調に悩まされている方が多く存在します。

 

上記のような現代病ともいえる症状や生理痛などの婦人系の症状にも有効なのがツボ押しです。

 

特に足裏には、重要なツボが多く存在しているため、ツボの宝庫とも呼ばれています。

 

足裏にあるツボを押して刺激を与えることで、体の臓器や器官を整え、不調を改善する効果が期待できるのです。

 

血行促進

 

足裏には、多くの重要なツボが存在するということは前述しました。

 

足裏のツボを押すことで得られる大きな効果として血行の促進があります。

 

足裏のツボを刺激すると、血行促進のほかにも、代謝の促進にもつながるので、体内の老廃物の排出が促される効果も期待できます。

 

体内の老廃物を排出してデトックスされると、アンチエイジングなどの美容効果にもつながるともいわれています。

 

また、血行が促進されると足のむくみやだるさ、疲労感などの解消にもつながります。

 

リラックス

 

足裏のツボの効果の3つ目は、リラックス効果です。

 

前述したように、足裏のツボを押して刺激を与えることで、臓器や器官を整えたり、血行を促進する効果が期待できます。

 

血液の巡りが良くなり、体の不調が緩和したり改善することによって、自然と気持ちも落ち着きリラックスすることができるはずです。

 

職場での休憩時間や自宅でのリラックスタイムにツボ押しを行うと、気分をリラックスさせることができるのでおすすめです。

 

足裏のツボ

 

足裏のツボには、多くの種類が存在することは前述しました。

 

ツボ押しは、場所を選ばずに行える手軽さがメリットのひとつですが、押し方のコツや注意点をしっかりと知っておくことが大切です。

 

ここでは、足裏のツボについての3つのポイントを解説していきます。

 

足裏のツボ一覧

 

足裏のツボの状態から、全身のさまざまな臓器や器官のコンディションを知ることができます。

 

押したときに痛みを感じるツボと、つながっている臓器や器官の場所を知ることは、ツボ押しを行ううえでとても大切です。

 

例えば、足裏の土踏まずの辺りを押したときに痛みがある場合は、胃の調子が崩れている可能性があります。

 

そのため、土踏まずの辺りのツボが痛かったり硬いときは、ツボを押して刺激を与えてみてください。

 

そうすることで胃の不調が緩和・改善される効果が期待できます。

 

ツボ押しのコツ

 

ツボ押しは、力まかせにグイグイとツボを押せば良い、というわけではありません。

 

ツボ押しで、もっとも重要なポイントは、押す力の強さ加減です。

 

強さの目安としては、ツボを押したときに「気持ちよく感じる」程度に押すことがコツです。

 

そしてツボの押し方としては、親指の平らな部分で約3秒間かけてツボを押し、同様に3秒間かけて元に戻します。

 

また、ツボの探し方については、指でやさしく押したときに気持ちよく感じたり、強めに押したときに痛みを感じる場所はツボの可能性が高いです。

 

ツボ押しの注意点

 

ツボ押しは、WHO（世界保健機構）でも、効果を認められている治療法です。

 

足裏にあるツボの位置を覚えるだけでも、自宅などで簡単にセルフケアが行えるのがツボ押しの魅力です。

 

しかし自分で行う際には気をつけたいポイントもあります。

 

ここでは、ツボ押しを行うときの注意点を解説していきます。

 

1. ツボ押しを行う際は、力任せにグイグイと強く押すのはやめましょう。
2. 力加減は、気持ちよく感じるくらいの強さを目安にすると良いでしょう。
3. 1カ所のツボを押す時間は10秒程度を目安にしてください。
4. 食後の満腹時、極度の空腹時、飲酒後、発熱、ケガをしている、感染症のときは避けましょう。
5. 妊娠中、投薬中の場合は、医師に相談してから行うようにしましょう。

 

まとめ

 

この記事では、足の裏のツボの効果などについて解説してきました。

 

ツボ押しという治療法は、古代中国で発祥してから2000年以上の歴史があり、その効果効能は、WHO（世界保健機構）にも認められています。

 

足の裏のツボ押しについては、下記の3つのポイントにまとめることができます。

 

大切なポイントなので、最後におさらいをしておきましょう。

 

• ツボ押しは、「経絡（けいらく）」という考え方が基本となっている。

 

• 足裏のツボの状態から、全身のさまざまな臓器や器官のコンディションを知ることができる。

 

• ツボを押す強さは、ツボを押したときに「気持ちよく感じる」程度を目安に押すことがコツである。