開張足とは?原因、ケア方法を解説!インソールについても紹介
2021年02月18日

開張足とは?原因、ケア方法を解説!インソールについても紹介

足裏にあるアーチのひとつ、横アーチが本来の形を失った人は開張足になっている可能性があります。開張足の初期は、足に疲れが蓄積しやすくなるといった症状で済みますが、進行すると外反母趾や内反小趾を引き起こす点に注意が必要です。

 

こちらの記事では、開張足とは具体的にどのような症状なのか、なぜ開張足になってしまうのかといった点について詳しく解説していきます。さらに、開張足の悪化を予防するのに効果的とされている3つの方法も見ていきましょう。

 

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開張足とは

開張足とは、足裏の横アーチが崩れてしまった状態です。そもそも人間の足裏は3つのアーチによって圧力の分散や関節への負担の軽減といった役割を担っています。足の縦方向には2つのアーチが存在し、内側のアーチがいわゆる土踏まずです。

 

外側のアーチは土踏まずに比べるとわかりにくい一方、足裏の外側にかかる圧力の分散に貢献しています。開張足で問題になるのは足趾の付け根のラインにかけて存在する横方向のアーチです。横アーチが崩れてしまうことによって、足裏に悪影響を及ぼします。

 

初期段階の開張足でよく見られる症状が、足の疲労の蓄積です。これを放置していると外反母趾や内反小趾といった状態に陥り、硬直性屈指症にまで発展する可能性があります。

 

開張足の原因

開張足は日々の生活習慣の積み重ねによって生じます。多くの場合、横アーチを含めた3つのアーチが正常に機能することによって足裏が受ける負担を軽減しているのが通常の光景です。しかし足裏のアーチを崩してしまう生活習慣を続けていると、開張足のような足裏の不調に繋がります。

 

開張足を引き起こす要因として知られているのは、足に合わない靴を履き続けることです。足に合わない靴を長い期間履いていると、本来使うべき足裏の筋肉が使用されず、足裏の筋力が落ちてしまいます。その結果、足裏に大きな負担がかかって横アーチが崩れてしまうというわけです。

 

開張足の悪化予防

開張足の状態になってしまったと自覚したときは、これ以上症状が悪化しないように努めることが重要です。足裏への負担を軽減しながら、本来使うべき足裏の筋肉の使い方を身に着けていきましょう。開張足の悪化予防に効果的な3つの方法を紹介します。

 

靴選び

開張足の悪化を予防する方法として最初に覚えておきたいのが、自分の足に合った靴を履くことです。靴は足を包み込む形で覆う道具であり、靴を履いている最中の足は少なからず圧迫を受けます。その圧迫感を最小限に抑えながら、フィット感のある靴を探すことが大切です。

 

自分の足に合った靴を見極めるには、靴店でのフィッティングの際に正しく足を入れることを心掛けましょう。靴ベラを使って足を靴の中に入れた後、靴のかかとに足のかかとを合わせます。

 

紐や留め具がある場合はしっかりと固定し、立ったときに違和感がないかチェックしてください。最後に、靴を履いたまま数歩歩いてみましょう。窮屈さや足が靴の中で動く感覚がない靴を選ぶことが開張足の悪化予防策です。

 

インソール

開張足の悪化予防の方法として2つ目に紹介するのがインソールです。インソールとはいわゆる中敷きのことであり、近年ではアスリートを中心にインソールの重要性が認知されつつあります。

 

インソールには歩行や運動を補助する機能がありますが、その中でも注目したいのがアーチサポートです。アーチサポートとは、足裏のアーチを維持する機能を意味します。インソールそのものがアーチを描き、足裏のアーチを下から押し上げる形でサポートするのが一般的です。

 

アーチサポート付きのインソールを購入するときは、横アーチに対応したインソールか確かめましょう。足裏の内側や外側にある縦アーチのサポートに特化したインソールの場合、横アーチのサポート機能が備わっていないこともある点に注意してください。

 

タオル寄せ運動

3つ目の開張足悪化対策はタオル寄せ運動です。足趾を使ってタオルをギュッと引き寄せる運動のことであり、タオルギャザーと呼ばれることもあります。タオルギャザーを習慣にすると、足趾に力を入れるのが習慣化することから、足裏の負担を軽減する正しい歩き方に繋がるのです。

 

タオル寄せ運動のやり方は、まずタオルを足の下に敷きましょう。そのまま足指でタオルをギュッと掴み、土踏まずが浮くくらい強く足指に力を込めます。足指の運動ではありますが、足裏全体を動員するイメージで取り組むことが重要です。

 

片足で5回タオルを掴んだら、反対側も同様に取り組んでください。

 

まとめ

今回の開張足に関する記事の内容を以下の3点にまとめたので確認しておきましょう。

 

  • 開張足は足裏にある横アーチが崩れてしまった状態です。横アーチが崩れた結果、普段の歩行の中で足に疲れが溜まり、外反母趾をはじめとした足の不調に繋がります。

 

  • 開張足の原因となるのが、足に合わない靴を履き続けることです。ヒールの高い靴は爪先に負荷がかかりやすく、横アーチを失わせる要因となります。

 

  • 開張足の予防悪化には、足に合った靴の選択やインソールの活用、タオル寄せ運動が効果的です。

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