反り腰とは
まず、そもそも反り腰とは、どのような症状を指すのでしょうか?
反り腰は、S字カーブが通常よりもきつくなり、腰の反りが強くなっている状態です。
反り腰は、姿勢の悪さが原因となることが多いです、しかし、その姿勢が悪くなってしまう根本の原因は、姿勢を正すための筋肉である、脊柱起立筋(背骨を支えている筋肉)や大腿二頭筋(太ももの裏側の筋肉)などの、筋力の低下にあります。
それらの筋肉の力が弱いと、反り腰になってしまいます。
前傾のままだと、バランスが取れないので、腰が反るように後ろに重心をかけて、バランスを取ろうとします。
これが、反り腰と呼ばれる状態です。
反り腰になると、慢性的な腰痛やむくみなどの症状が現れやすくなります。
反り腰は腹筋などの筋力低下に起こる
反り腰が起こる原因はさまざまありますが、中でも大きな原因となっているのが、主要姿勢筋の「筋力の低下」です。
主要姿勢筋とは、正しい姿勢を保つための筋肉のことで、具体的には背骨をまっすぐにキープする脊柱起立筋や、腰への負担を軽減する大腿二頭筋、骨盤周りの硬直を防ぐ腸腰筋、そして骨盤を正常な角度に維持する腹直筋などがあります。
主要姿勢筋の筋力が低下すると、いい姿勢が保てなくなります。
特に、腹直筋の筋力低下は骨盤を前傾させてしまいます。骨盤が前に傾くと、身体の重心はバランスをとるために後ろに傾くため、腰が反ってしまいます。
筋力の低下を防げなければ、腰が反ることがクセになり、反り腰を招いてしまうのです。
反り腰を改善する腹筋トレーニング
腹直筋が弱くなると、骨盤が前傾してしまうため、反り腰を招くことが理解できたのではないかと思います。
そこで次に、「反り腰を改善するための腹筋トレーニング」を紹介していきます!
腹直筋を鍛え、骨盤の前傾や姿勢の悪化を防いで、反り腰の改善・予防に努めていきましょう!
- まず、仰向けになり、両膝を立てます。足は腰幅程度に開きましょう
- 反り腰の人は、この体勢になると、腰と地面との間に大きなすき間が出来るはずです。そのすき間に手を入れ、手を押しつぶす感覚で、腰と地面とのすき間を埋めていきます
- 10回×3セット行いましょう。腰を下げるときに息を吐き、腰を上げ元の体勢に戻るときに息を吸います。無呼吸にならないよう注意して行いましょう!
おすすめ腰痛サポーター
ミズノ製だから安心、安全!
ミズノの人気腰部骨盤ベルトのノーマルタイプは、骨盤の歪みや崩れた姿勢、体のバランスを整え、歩行や運動など腰への負担を軽減してくれます。
もちろん毎日使うベルトなので、着脱も非常に簡単な“思いやり構造“です。ミズノ独自の構造により高齢の方、女性の方でもしっかり締め込むことができます。
そのため、どなたにも効果的に着用することができるのも、ミズノ腰部骨盤ベルトの大きな魅力となっています。
また、後方の腰部分は、外側がメッシュ素材を採用しており、蒸れ予防にもこだわっています。
まとめ
最後に、記事の内容をおさらいしていきましょう!
- 反り腰は、脊柱起立筋や腸腰筋、大腿二頭筋などの主要姿勢筋という「正しい姿勢を保つための筋力低下」によって起こる。腹直筋は、骨盤を前に傾けさせないための筋肉で、反り腰対策には特に重要となる
- 反り腰対策として、腹直筋のトレーニングを習慣化することが大切
- 両膝を立てた仰向け状態で、腰と地面とのすき間を埋めるトレーニングは、手軽に行え、反り腰対策にも有効なのでおすすめ