腰椎分離症に手術は必要？期間や費用について解説

腰椎分離症とは

 

腰椎分離症とはどのような病気なのかを知らない人もいるのではないでしょうか。

 

腰椎分離症とは10代の中学生が発症するリスクが高く、腰を酷使したり、腰を捻る動作を行うスポーツを行っている場合により発症のリスクが高まります。

 

発育途中の柔らかい骨の状態で負担がかかることで骨にひびが入ってしまったり、骨折してしまうこともあります。

 

初期症状であれば腰痛に似た腰の痛みがあり、症状が進行するごとに痛みが強くなったり、痺れや腫れの症状が出る場合もあります。

 

なかには大人になってから発症する場合もありますが、10代の頃にすでに発症していたものの症状の気付かなかったり、放置して大人になったことで筋力低下や骨密度の低下によって発病するケースもあります。

 

手術が必要な場合とは？

 

腰椎分離症になると必ず手術をしなければならないわけではなく、症状が軽度であれば保存療法や薬物療法で完治する場合があります。

 

しかし、骨が折れてしまったり、ずれてしまっている場合では手術療法による治療になる場合が多いです。

 

また、保存療法を行ったものの効果が現れなかった場合も手術で治療が行われます。

 

特に、骨がずれている分離すべり症まで症状が進行していると保存療法では治ることが難しいため、高い確率で手術になります。

 

手術のリスク・副作用・成功率

 

腰椎分離症の手術に限った話ではありませんが、手術にはリスクがつきものです。

 

必ず医師から手術内容やリスクについても説明があるため、よく確認することをおすすめします。

 

次に、腰椎分離症の手術のリスクや成功率について紹介します。

 

リスク・副作用

 

腰椎分離症のリスクや副作用はあり、術後にさまざまな異常が出てしまう可能性があります。

 

まずは腰痛による痛み残ってしまうことであり、今後腰痛と仲良く付き合わなくてはなりません。

 

また、骨をくっつけたり、固定することができない可能性も少なからずあり、症状が進行しているほどリスクも高まってしまうことを承知しましょう。

 

そのため、早期発見、早期治療が重要になり、少しでも手術によるリスクを下げることが大切になります。

 

成功率

 

腰椎分離症の手術の成功率は一概に説明することは難しく、症状の状態や名医なのかどうかにも大きく影響します。

 

手術時代は1～3時間程度で終わり、出血量も少ないため、基本的に輸血することもありません。

 

そのため、そこまで難しい手術ではなく、比較的成功率は高いことがうかがえます。

 

手術費用・入院期間

 

腰椎分離症の手術では当然費用が掛かり、20～30万円必要になる場合が多いです。

 

入院期間は2週間程度であり、退院することは可能ですが、筋力を高めるためなどにリハビリを行わなければならない場合もあります。

 

入院中に症状が落ち着けばリハビリが行われますが、退院後もしばらくは通院して症状の確認などをする必要が出てきます。

 

保存療法と比べると短期間で完治することはできますが、リスクもそれなりにあり、医師と相談するようにしましょう。

 

まとめ

 

腰椎分離症は保存療法で治療がされることもありますが、症状が進行していれば手術療法が適用されることが一般的です。

 

手術を受ければ腰椎分離症の原因を解消することができますが、必ずしも完治できるだけではなく、後遺症が残ってしまうリスクがあることも念頭に入れましょう。

 

成功率が高い手術といっても手術であることには変わりないため、手術療法で腰椎分離症を治療するのであれば医師や家族の人とよく相談して決めるようにしましょう。

 

最後に記事の内容をおさらい！

 

• 腰椎分離症の手術内容について

 

• 腰椎分離症のリスクや副作用の有無

 

• 手術費用と入院期間について