腰の痛みを緩和する方法を探しているなら、ふくらはぎへの刺激の有効性について知っておきましょう。
腰痛の原因は必ずしも腰の周辺にあるとは限りません。
運動不足の人が増えている現代では下半身の筋肉の収縮や強張りが腰痛を引き起こしているケースが存在します。
そこで挑戦したいのが、ふくらはぎを刺激するマッサージやストレッチです。
ふくらはぎへの刺激がなぜ腰痛対策として効果的なのか、メカニズムや具体的な腰痛対策種目を解説します。
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監修者:佐々木 優太
理学療法士
アスリートのトレーニング、コンディショニングサポートをメインに活動。
【経歴】
・国体帯同(福井、茨城国体)
・クライミング世代別日本上位選手サポート
・BMX世代別日本代表選手サポート
・パラアスリートサポート
ふくらはぎにあるツボを刺激することは腰痛解消の手段になり得ます。
ふくらはぎのツボ押しが腰痛の原因となる下半身の筋肉の強張りを解消できることが最大の理由です。
現代人を悩ませる腰痛の要因としては運動不足や長時間同じ姿勢を維持することが挙げられます。
血行不良に陥った下半身の筋肉に引っ張られる形で、骨盤が後傾することが腰の痛みの直接的な原因です。
ふくらはぎを刺激すると、ふくらはぎをはじめとした下半身全体の血行を促進します。
お尻や太腿を直接自分で揉みほぐすよりも、ふくらはぎの方が刺激しやすい部位であり、下半身の筋肉の強張りを効率的に取り除けるというわけです。
運動不足を自覚している人や長時間同じ姿勢を維持することが多い人は、ふくらはぎのストレッチやマッサージを意識してみましょう。
柔軟性が失われた下半身の筋肉を刺激するには、ふくらはぎのストレッチやマッサージが効果的です。
1回の取り組みで腰痛が改善されることもありますが、腰痛の原因を取り除きたいのであれば継続することを心掛けましょう。
ここでは、ふくらはぎから腰痛にアプローチする3つの種目を紹介します。
壁に正対してふくらはぎを伸ばすストレッチは腰痛の解消だけでなく体幹のトレーニングとしての効果も期待できます。
両足を揃えた状態で立ち、壁と向き合うのが最初のステップです。このとき、背筋をしっかり伸ばすことを意識してください。
両手を前に伸ばして、掌を壁に付けましょう。同時に片脚を前に出しながら反対の脚を後ろに引きます。
後ろ側の脚は膝をまっすぐ伸ばしてください。前に伸ばした腕と床を平行にするのがポイントです。
この状態で息を吸ったら、腕を曲げて壁を押しましょう。テンポよく5つ数えながら壁を押しつつ、息を吐きだします。背筋を伸ばし、体幹に力を入れるのを忘れないでください。
5回押し終えたら今度は、膝裏をしっかりと伸ばします。5秒キープしている最中に全ての息を吐いてください。反対側も同様に行います。
ふくらはぎを構成する筋肉のひとつであるヒラメ筋をストレッチすることで、ふくらはぎの血行を促進することができます。
ふくらはぎは血液を送り出すポンプ機能を備えているため、ここの血行が良くなれば下半身を含めた全身の血行を促進することが可能です。
ヒラメ筋のストレッチ方法としては、しゃがみ込んで膝を抱える種目が取り組みやすいといえます。
やり方としてはまず、片方の膝を立てた状態で座ってください。立てている膝頭に両手を添えて、胸に抱え込みながら上体を前に倒します。
足首を前に曲げることでアキレス腱やふくらはぎの筋肉が伸びていくのを感じてください。このとき注意したいのは、膝と爪先の方向を身体の正面に合わせることです。
20秒ほど伸ばしたら、反対側のふくらはぎも同様にストレッチしましょう。
ふくらはぎを揉みほぐす「ふくらはぎつかみ」では三陰交(さんいんこう)と跗陽(ふよう)というツボを刺激します。
三陰交は内側のくるぶしから指の横幅4本分上に、跗陽は三陰交の反対側にあるツボです。
座った状態で軽く脚を伸ばし、掌をふくらはぎに添えながら三陰交と跗陽の両方を手で押さえます。そのまま爪先を上下に動かしてください。
ふくらはぎ全体が動いているのを感じたら、少しずつ手をずらして凝り固まっている部分を探しましょう。
凝り固まっている箇所をみつけたら、再び爪先を上下に振ってください。この運動を繰り返すことでふくらはぎ全体の筋肉が緩み、腰痛の改善効果が期待できます。
爪先を3回上下させる運動を1日3回実施するのが目安です。
ふくらはぎと腰痛に関する今回の記事の要点を3つに絞ると以下の通りです。
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