女性は排卵に伴って複数の体調不良に見舞われることがあり、腰痛もそのひとつとして数えられます。排卵は身体が妊娠のための準備をしている証です。
妊活に臨んでいる人は排卵日の腰痛と向き合いながら妊娠に向けた努力を重ねることになります。
こちらの記事で紹介するのは排卵日の定義や排卵の際に感じる体調不良についてです。その中でも特に腰痛を詳しく取り上げます。排卵日に腰痛が生じる3つの原因や対処法について知りたい人は最後まで目を通してください。
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目次
排卵日とは成熟した卵子が卵巣から飛び出す日を意味します。卵子として飛び出すのは数十個の原子卵胞のうちたったひとつです。排卵によって飛び出した卵子と精子が結びついたものを受精卵と呼び、受精卵が子宮内膜に着床することで妊娠が成立します。
妊娠を望んでいる人は排卵日を見極めたうえで性行為に臨むことが重要です。一般的に排卵日は妊娠しやすいといわれていますが、精子は女性の体内で数日間生きることが可能なので、実際には排卵日の数日前から妊娠の確率は上昇します。
排卵日は生理の2週間前に来るのが一般的です。また、排卵日には腹痛や腰痛などの体調不良に襲われることもあります。卵巣は身体の左右に存在しており、どちらの卵巣から排卵されるかは決まっていません。
排卵時の体調不良の一例について詳しく見ていきましょう。
排卵の際に起こる症状としてよく知られているのが腹痛です。これは胃や腸といった内臓が痛んでいるのではなく、卵子を排出するのに合わせて卵巣の表面に炎症が起きていることが原因といわれています。子宮周辺に痛みを覚えたときは、排卵が行われていると認識しましょう。
基本的にはお腹の辺り、つまり身体の前側が痛む傾向にありますが、人によっては背中や腰にも痛みを感じることがあります。
排卵の伴う腹痛が酷い場合には解熱剤や漢方で痛みを取り除くのもひとつの手段です。
排卵に伴う体調不良としては眠気や気だるさも挙げられます。眠気と深く関わっているのが黄体ホルモンです。プロゲステロンとも呼ばれる黄体ホルモンは排卵日に分泌が開始されます。
黄体ホルモンには眠気を引き起こす作用と身体を温める作用を持っている点に注目です。
眠気が生じる期間は人によりますが、排卵日の5日ほど前から生理の直前まで眠気に襲われる人が多い傾向にあります。
眠気を少しでも抑えるにはバランスの取れた食生活や身体の冷えへの対処が有効です。
頭痛やめまいといった症状も排卵日に起きる体調不良の一種です。
普段から頭痛やめまいを感じることがある人は排卵の際に症状が重くなることもあります。もともと頭痛に悩まされていない人でも、排卵の際には頭が痛くなるケースが見られるため注意しましょう。
排卵日の前後に頭痛薬を飲むと、頭痛が軽減されることがあります。あまりに頭痛が酷い人は薬を服用することも考えてください。
ストレスの発散や食生活の改善といった方法で頭痛を予防することも可能です。
排卵日に発生する体調不良の中でも腰痛は多くの女性を悩ませる症状です。
腰の痛みのせいで仕事や勉強に集中できないといった事態を避けるためにも、排卵に伴う腰痛のメカニズムを知っておきましょう。
排卵日に起きる腰痛の原因を3つ紹介します。
腰痛の最初の原因として押さえておきたいのがホルモンバランスです。
排卵は女性の身体のホルモンバランスを大きく変化させる現象といえます。ホルモンバランスが変化するのは、身体が妊娠の準備をするためです。
ホルモンは体内にある複数の部位に影響を与えます。排卵において重要な役割を果たす子宮や卵巣、骨盤もホルモンによって変化する部位です。
ホルモンバランスが変化した結果、骨盤が普段と異なる状態になり、腰痛が生じることもあります。
排卵日の腰痛は排卵に伴う身体の冷えによって引き起こされる可能性があることを覚えておきましょう。
なぜ排卵日に身体が冷えるのかというと、骨盤の周囲にある筋肉が深く関係しています。
排卵日はホルモンバランスが変化し、骨盤が普段とは違う位置関係を取るのが一般的です。普段と違った状態の骨盤は周囲の筋肉を引っ張る傾向にあります。引っ張られた筋肉は緊張し、冷えに伴う血行不良に陥るというわけです。
腰痛を事前に予防したいのであれば、骨盤周りの筋肉の冷えに注意しましょう。
月経前症候群とは月経前に3~10日間続く体調不良です。腰痛の原因になり得る月経前症候群はホルモンのバランスが変化することが原因といわれています。月経が開始すると快方に向かうのが特徴です。
体調不良の症状としては腰痛やめまい、腹痛といった身体的症状だけでなく、情緒不安定や苛立ち、食欲不振といった精神的症状が発生することもあります。
あまりにも月経前症候群が酷い場合には、医師に相談するのもひとつの手段です。
排卵日の腰痛を和らげるには原因の見極めたうえで対策を施すことが重要です。
手軽に試すことができる腰痛対策としては身体を温めることが挙げられます。排卵日の腰痛の原因のひとつが骨盤周りの筋肉が冷えることなので、筋肉を温めて腰痛に対処しましょう。
温めるには湯たんぽやカイロ、腹巻といった方法があります。起きているときだけでなく、寝ているときにも身体を温めることが重要です。
骨盤周りの筋肉をストレッチで伸ばすのも、冷えによる腰痛の予防や改善に効果的といえます。
身体の内側から身体を温めるには根菜類やアーモンドといった食材を摂取してみましょう。湯船にじっくりと浸かる行為は肉体だけでなく精神面から腰痛に対処する方法といえます。
排卵に伴う腰痛は、ホルモンバランスの変化も原因のひとつです。
ストレスを感じるとホルモンバランスを整えることが難しくなります。ぬるま湯にじっくりと浸かると副交感神経が優位になり、身体が少しずつリラックスした状態に変化するのです。
身体の冷えとストレスを意識しながら排卵に伴う腰痛と向き合っていきましょう。
排卵と腰痛に関する今回の記事の内容を以下の3点にまとめました。最後に振り返っておきましょう。
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