妊娠初期の腰痛はどんな痛み?|予防や緩和ができる運動を紹介!
2020年04月16日

妊娠初期の腰痛はどんな痛み?|予防や緩和ができる運動を紹介!

歳を重ねれば重ねるほどに発症者が増えてくる腰痛。

そんな腰痛ですが、年齢にかかわらず妊娠をすると発症する人が増えることをご存知でしょうか?


この記事では妊娠初期における腰痛について解説を行っています。

まず、妊娠初期になぜ腰痛に悩まされる人が増えるのかという原因を整理し、その後に具体的にどのような症状が出るのか、そしていつから出始めるのかについて解説します。


腰痛の予防や緩和をするための対策についても詳しく紹介しています!


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妊娠初期の腰痛の原因

 

もちろん、全員が全員というわけではないですが、妊娠の初期において腰痛を訴える人はかなり多くいます。もともと腰痛持ちだったわけではなく、妊娠をきっかけとして腰痛を発症する人も多いです。

 

なぜ、妊娠の初期に腰痛は発生するのでしょうか?

「妊娠初期の腰痛の原因」について見ていきましょう。

 

妊娠初期は女性ホルモンの一種である黄体ホルモンが増加します。

黄体ホルモンが増加すると腰回りの筋肉や関節がゆるんでいきます。これは出産に備えるための作用です。

 

しかし、腰の周辺や骨盤周りがゆるむと、骨盤の中に血液が溜まりやすくなってしまい腰が重たい感覚が出てきてしまいます。

これが妊娠初期の腰痛の原因です。

 

また、腰回りの筋肉や関節がゆるむことが直接腰痛を引き起こすこともあります。

 

妊娠初期の腰痛は「どのような痛み」?

 

では、具体的には妊娠初期の腰痛はどのような痛みが生じてくるのでしょうか?

 

痛みの感覚としてはだいたい腰が重たく感じるような怠い痛みが生じます。

痛みや症状の程度としては人それぞれです。かなり強く痛み、重さを感じる人もいれば、痛みも重さもさほど強く感じない軽度の人もいます。

 

生理痛をイメージするとわかりやすいと思いますが、生理痛の痛みも人それぞれ変わるように妊娠初期の腰痛も個人差があるのです。

 

妊娠初期の腰痛は「いつから」?

 

では、妊娠初期の痛みは具体的にいつから生じてくるのでしょうか?

痛みの態度に大きく個人差があるように痛みが出てくる時期にも個人差があります。

 

ただ、目安としてはホルモンバランスが大きく変わるときに腰の痛みも出てくるので、生理予定日ごろに腰の痛みが出てくる人が多い傾向があります。

 

痛みが出る時期や程度に個人差があるだけでなく、そもそも痛みが出ない人も中にはいます。

痛みが出る人はその後出産まで痛みが続くケースもあります。

 

妊娠初期の腰痛は流産につながる?

果たして「妊娠初期の腰痛は流産につながる」のでしょうか?

この問題はやはりどの妊婦さんも気になる疑問ですよね。

 

実際に妊娠初期の腰痛は切迫流産の代表的な症状の一つとして挙げられます。

しかし、腰が痛むことが切迫流産に直結するわけではないので安心してください。

 

妊娠初期の腰痛とともに下腹部が痛んだり、性器から出血がある場合は切迫流産の可能性があるため、すぐに病院で診察を受けましょう。

 

妊婦さん向け腰痛予防・緩和

 

では「妊婦さん向けの腰痛予防や緩和」をしていくためにどのようなことを意識していけばいいのでしょうか?

 

まず、一般的には腰痛を発症した場合は周辺の筋肉や関節が凝り固まっていたり、筋力が低下していたりしているので、動かしたほうがいい場合もありますが、妊娠初期の場合は無理に動かす必要はありません。

 

しかし、長時間にわたって同じ姿勢で居続けることも体に負担がかかるのでよくありません。

意識すべきことは、まず正しい姿勢を意識しましょう。

 

妊娠するとお腹の重量が重くなるので、前傾姿勢になります。腰が傾きがちになってしまうので背筋をしっかり伸ばす意識を持ちましょう。

また重いものを持ったり、ずっと座り続けたり、腰に負担がかかる行動は極力避けましょう。

 

妊婦さん向け腰痛予防・緩和の運動

妊娠初期の腰痛は個人差がありますが、やはり辛いものです。

予防できるものならしたいし、軽減できるものならしていきたいですよね。

 

そこで次は、具体的に妊婦さん向けに「腰痛予防や緩和をするための運動」を紹介していきます。

 

  • キャットストレッチ
  • 骨盤ツイスト運動
  • 骨盤傾斜ストレッチ

 

キャットストレッチ

 

 

最初に紹介する腰痛予防のための運動は「キャットストレッチ」です。

キャットストレッチとはその名の通り、猫のポーズを模したストレッチです。

腰周辺の筋肉の柔軟性を高めることで、血行をスムーズにします。

 

①まず、床に四つん這いの姿勢をとります。背筋を伸ばし、手は肩幅程度に開きます。

 

②息を吐きながら、腰を丸めていきます。

 

③次に息を吸いながら、腰を逆に反らしていきます。ただし、腰がひどく痛む場合は反らす動作に入らず、丸める動作と戻す動作のみにとどめましょう。

 

骨盤ツイスト運動

 

 

最後に紹介するのは「骨盤ツイスト運動」です。

骨盤ツイスト運動は骨盤をツイスト(ねじる)ことによって腰の筋肉の柔軟性を伸ばし、筋力が低下したり、筋肉が凝り固まるのを防ぐ効果があります

 

①床に仰向けの状態で横になります。両方の膝を少し立てましょう。

 

②その状態のまま、まず右の膝をゆっくりと外側に倒していきます。

 

③ゆっくりと右膝を元の位置戻し、左ひざを同様に倒していきます。

 

骨盤傾斜ストレッチ

次に紹介するのは「骨盤傾斜ストレッチ」です。

骨盤傾斜ストレッチも腰の筋肉を伸ばしていくことで腰周辺の柔軟性を高め、腰痛を緩和する効果があります。

 

①背中を壁にぴったりとつけ直立します。足は肩幅と同じくらいに開きましょう。

 

②次にお尻を下げることによって、身体全体の重心を下げていきます。腰を壁に押し当てるような感覚を意識しましょう。腰を下げた状態のまま3秒キープし、戻します。

 

③この動作を10回繰り返します。

 

まとめ

最後に記事の内容をおさらいしていきましょう!

 

  • 妊娠初期の腰痛の原因は黄体ホルモンの増加によって、ホルモンバランスが変化することがきっかけで生じ、腰が重く感じるような怠い痛みが出てくる。

 

  • 腰痛の症状が出てくる時期や痛みの程度、症状の重さにはかなり個人差がある。痛みが出ない人もいる。

 

  • 腰痛は切迫流産の症状の一つだが、腰痛が出たからといって、必ずしも切迫流産だとは限らない。腰痛とともに性器から出血がある場合は病院にいくべき。

 

 

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