ストレスや身体の疲労などさまざまなことが原因となる腰痛。
急性的な腰痛のぎっくり腰であれ、慢性的に悩まされる腰痛であれ、重く苦しい問題ですよね。
そこでこの記事では腰痛を改善するためのツボ押しについて解説しました。
まず、なぜツボ押しが腰痛に対して効果を発揮するのかについて、ツボ押し自体の効果に触れながら解説します。
その後に、具体的な腰痛に効くツボについての正しい位置の取り方や押し方を幅広く丁寧に解説しました!
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目次
腰痛に効果のあるツボの位置や押し方を紹介する前に、まず腰痛とツボの関係性について解説していきましょう。
そもそも、ツボはなぜさまざまな身体の不調に効果があるのでしょうか?
ツボは「経絡」という考え方を基本としています。東洋医学における古代中国では人体には経絡という道があり、そこに生命の源となるエネルギーが通っていると考えられています。
経絡という道の流れが滑らかであれば、体は極めて健康体であるとされるものの、流れがスムーズでない場合は身体が何かしらの不調をきたしたり、病気になってしまうとされています。
ツボは経絡の重要な箇所にあり、押すなどして刺激することで流れがスムーズになり、腰痛を含む身体の不調を治すといわれています。
ツボがなぜ身体の不調を改善してくれるのか、そして腰痛に対しても効果的であることが理解できたところで、次は「腰痛に効くツボ」について見ていきましょう!
正しいツボの取り方や押し方について詳しく解説していきます!
まず、紹介するのは「腎兪(じんゆ)」というツボです。
腎兪は腰だけでなく、全身の疲れの改善に効果があるとされるツボです。全身の疲れがこのツボに現れやすいと言われるため、自分にどれだけ疲れがたまっているかを推し量る目安にもなります。
正しい腎兪の取り方としてはまず腰に手を当てます。
小学校のときに背丈の順で並び、前へ習えをした際に一番目前の人がやっているようなポーズのイメージです。
このときに、親指が当たっている場所が腎兪のおおよその位置とされています。
へその真反対の位置のイメージで背中の中央線から約3cmほど離れた位置にあります。
背筋をしっかり伸ばし、親指に力を入れて3秒押す→離す、を3回繰り返しましょう。
次に紹介するツボは「肩井(けんせい)」です。
文字通り肩にあるツボで、肩こりにも効果を発揮してくれるツボとされています。
まず、肩井の正しい位置の取り方を紹介していきましょう。
肩井は肩の上部のちょうど中央あたりに位置しています。肩が凝ると逆側の手で肩を揉んでセルフマッサージを行いますが、ちょうどその位置にあるのが肩井です。
より正確にとるためには乳頭からまっすぐに上にいき、ちょうど肩の頂点に差し掛かるライン上あたりにあります。
肩井の押し方は両手で同時に行います。
両肩の肩井を両手で押さえたら、肩の中央あたりを上から押さえつけるようにして押していきます。
両肩同時に押すのが難しければ、無理せず片方の肩井を反対側の手で押すようにしてみましょう。
5回を1セットとして、合計3セット行っていきましょう。
次に紹介する腰痛に効果的なツボは「崑崙(こんろん)」です。
崑崙は左右どちらか一方の背中や腰などが痛む軽度で初期段階の腰痛に効果があります。
慢性的な腰痛というよりも痛み始めたという人のほうが、より効果を見込むことができるとされています。
崑崙は外くるぶしの付近にあります。
正しい位置の取り方としては外くるぶしの頂点とアキレス腱の間にある凹んだところにあるのが崑崙です。
崑崙に親指を当て、その他の指でアキレス腱をつまむように持ち、親指で軽く3秒程度押して離す、という動作を3分程度続けましょう。
腰痛がよく現れるツボなので、腰痛持ちの人は崑崙が腫れている方もいます。
くれぐれも痛むほどには押さないように注意しましょう。
次に紹介するツボは「中封(ちゅうほう)」です。
中封は急性的な腰痛、つまりぎっくり腰によく効くとされるツボです。
また、前屈したときに背中のちょうど中央あたりが痛むという方にも効果があるとされます。
中封は崑崙とは反対側の、内くるぶしの付近にあります。
中封の正しい取り方はまずつま先を上に向け、内くるぶし前方にある腱を浮かび上がらせます。この腱と内くるぶしの間を軽く押さえると、くぼみが出来ているのが分かります。
それが中封です。
押し方は中封に親指を当てて、優しくゆっくりと3秒程度押します。
押して離すして押す、という動作を3分程度継続しましょう。
中封においても、やはり強度が高すぎて痛むのは避けるべきですが、痛みと気持ち良さが共存する程度の強さで押してあげても構いません。
最後に紹介する腰痛に効果的なツボは「照海(しょうかい)」です。
照海は慢性的な腰痛持ちの人向けのツボです。また、背中下部の真ん中あたりが痛む人、骨盤の奥の方が痛むという人にも効果があとされています。
照海も中封と同じように内くるぶしの付近にあるツボです。
照海の正しい位置の取り方を紹介していきましょう。
まず、内くるぶしに手を当てて、そこから下に親指一本分下がったところにあるのが照海です。
照海の押し方は今までのツボ同様にゆっくりと3秒程度押します。
その後に一旦離して、またゆっくり3秒かけて押す、という動作を3分程度繰り替えし行います。
照海は経絡の流れを良くし、生命力を高めることでも知られているツボです。
ツボを刺激して身体の不調や病気を改善する手法は古代中国から伝わる歴史のある治療方法です。
しかし、あまりに腰痛がひどい場合はツボ刺激で治そうとはせず、ただちに病院で診察を受けるようにしましょう。
ツボは決して万能薬ではなく、腰痛に効果が有るからといって、どんな程度の腰痛も治すことができるわけではありません。
腰痛も他の疾患と同じく、原因や対策は早いうちに分かったほうが治りも早くなります。
無理をせず早めの受診を心がけましょう。
最後に記事の内容をおさらいしておきましょう!
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