腰痛に悩まされている人は老若男女たくさんいると思いますが、腰痛を引き起こす原因もいろいろあります。年齢による衰え、外的なダメージによるもの、内臓疾患によるものなど多種多様です。
それだけに腰痛に関して誤った解釈をしていると、誤った対処や素人判断でやってはいけないことをしてしまったりして悪化しかねません。
そこでこの記事では腰痛の原因や腰痛のメカニズムを解説し、少しでも腰痛を軽減できるための予防方法などを紹介しています。腰痛に悩んでいる人は是非参考にしてみてください。
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腰痛の原因となるものは様々ですが、その種類を知っておくといざというときに誤った判断をしなくて済みます。
ここでは腰痛の種類、そのメカニズムと予防方法について解説しています。腰痛になると思った以上に生活に支障がでるので、しっかり理解してください。
人間の体は年月を重ねると退化し衰えます。骨や関節も例外ではなく老化することで、腰痛を引き起こします。
加齢による老化では骨や軟膏が神経を刺激する腰痛や、骨自体が弱くなって骨粗しょう症や脊柱間狭窄症狭による腰痛などがあります。
これらはある意味防ぎようがないとも言えますが、若い時からの生活環境や食生活に気をつけておけばある程度緩和することも可能です。
年を取って骨が弱くなるのはホルモンバランスの変化や食生活の乱れなどが挙げられます。
激しい運動や腰への負担が大きい運動を続けていると、腰の筋肉が緊張して固くなり柔軟性が低下することで損傷しやすくなります。
その結果血行も悪くなって痛みの元となる炎症や疲労が発生しやすくなり腰痛になってしまいます。
筋肉疲労が軽めの初期はいわゆる"筋肉痛"の状態ですが、疲労が更にひどくなると腰部捻挫、いわゆるぎっくり腰になったり、肉離れなどを起こします。
このような状態を「筋性腰痛症」とも呼ばれます。痛みがあるのにレントゲンなどの検査では明らかな異常が見られず、原因をはっきりと特定できないことが多く、少し厄介な部類の腰痛と言えるでしょう。
腰痛の原因として最も多いのが筋肉の緊張です。いわゆる「凝っている」状態で、筋肉を動かしすぎによる緊張もあれば、逆に動かさないことによる緊張もあります。
筋肉が緊張すると血行が悪くなります。血行が悪くなると筋肉が酸素不足になり痛みが発生します。また静脈が圧迫され老廃物を排出や緊張成分の排出がうまくできなくなりいつまでたっても痛みが続きます。
また内側の筋肉の弱体化でも腰痛になります。内側の筋肉が弱体化するとそれを補うように外側に筋肉がつき、やがて硬くなります。筋肉が硬くなることで腰の動きが制限されます。ひどくなると神経を圧迫して痛みになってくるのです。
デスクワークや立ち仕事で同じ姿勢をとり続けると筋肉疲労による腰痛を引き起こすことがあります。筋肉が疲労すると筋肉に乳酸がたまり筋肉がこわばって張りがでてきます。
このような状態になると筋肉が硬くなることで、身体の可動範囲が狭くなり少し体を動かしただけで腰痛になってしまうことになります。
筋肉が硬くなった時、なりそうな状態になった時はストレッチをして体をほぐすことが有効です。前屈や、壁を押すだけでも効果がありますので筋肉疲労を感じたらストレッチをしてみてください。
ホルモンバランスや代謝の崩れでも腰痛になってしまうこともあります。特に中高年の女性に多いのが特徴的です。
女性の場合更年期に腰痛になる理由として、閉経前後には女性ホルモン・エストロゲンの減少が大きく影響しています。
エストロゲンは体のあらゆる器官の調整をしていますが、中でも骨形成に重要な働きがあります。つまり、ホルモンバランスや代謝の崩れ、異常から、骨粗しょう症を発症し腰椎に影響が出てくるような場合があるのです。
遺伝的要素によっても腰痛を起こしやすくなることがありますが、それほど多くはありません。しかし椎間板の強さや弱さはある程度遺伝するといわれています。
また、激しい運動をすると筋肉疲労を起こし炎症を起こし激しい痛みを伴う腰痛になることがありますが、これらも生まれ持った体質、遺伝的要素によるところもあるのです。
炎症に限らずぎっくり腰、腰部脊柱管狭窄症、リウマチなども体質や体格に起因するケースがあるため、遺伝的な要因ということ言えるでしょう。
腰痛の原因として心的要因、ストレスも関係しているケースがあります。精神的ストレスを受けた状態が続くと神経伝達物質のドーパミンが放出されにくくなり、痛みを感じやすくなることが最近わかってきました。
現代社会を生きるほとんどの人は、何らかのストレスを感じています。イライラしたり、緊張することが多いと、メンタル面でのストレスが慢性腰痛を引き起こしている可能性が高いのです。
また、ストレスなどによる筋肉の緊張などによっても腰痛が起こるケースもあり、ストレスから来る腰痛と筋肉とのつながりも決して侮ることができません。仕事にしても、プライベートにしてもあまり根を詰めないようにしましょう。
腰痛と聞くとどうしても筋肉や骨、神経に起因するものと思いがちですが内臓疾患による場合も意外に多いのです。
代表的な臓器としては肝臓です。肝臓が炎症などで腫れると周辺組織を圧迫し、神経を刺激したり圧迫による血行障害で痛みを生じます。
肝臓は背なかの下側、つまり腰の周辺ですので結果的に肝臓の異常が、腰痛としてあらわれることがあるということです。
まず、自分の腰痛の度合いをチェックしてみましょう。重度の場合は、病院や接骨院での受診をおすすめします。
また、腰痛になりやすい傾向も合わせてチェックしてみましょう。
1に該当する場合に、単なる腰痛ではなく、他の病気等の原因であることも考えられます。そのため、病院での受診をおすすめします。
2に該当する場合には、見た目からもわかるように骨や関節に異常がある可能性があります。筋肉の萎縮や関節の変形、骨粗しょう症などによる背骨の湾曲という可能性も考えられます。
筋肉や関節の問題による変形の場合はリハビリが必要なので通院をおすすめします。また、骨粗しょう症の際は、背骨だけに限らず骨全体がもろくなっている可能性も考えられますので、骨折などの注意も必要です。この場合にも、病院での受診をおすすめします。
3、4の脚のしびれが伴う症状は、要注意レベルになります。この場合での注意は、痛みもそうですが、しびれがあると言う点では注意する必要があるでしょう。
基本的にしびれは、神経に関係していることが考えられます。椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、坐骨神経痛となどの症状が有名です。あまり長い期間治らない、悪化する場合には受診をおすすめします。
5の動いたときだけの痛みの場合には、筋肉や関節の炎症の可能性があります。
当然長引く場合には受診が必要ですが、早期の治療で改善がみられる場合が多いようです。
1~8に、いくつチェック項目がありましたか?
これらは、すべて腰痛につながりやすいチェック項目です。そのため、チェック項目が多ければ多いほど、腰痛になりやすい可能性が高いと言う事になります。
日ごろから、運動習慣がなく毎日同じ姿勢で過ごす事が多ければ、当然腰痛になりやす傾向にあります。
また、筋肉の低下、カルシュウム不足での骨への影響なども腰痛には大きく関係してきます。日光に当たることも、カルシュウムの形成には必要になってきます。
これらの中で、ほぼすべてチェックしたという方は、腰痛がなくとも腰痛予備軍として注意が必要と言えそうです。
30代40代の社会人で腰痛を抱えている人は非常に多くいますが、腰痛とひと言でいってもその原因は様々です。
腰痛の多くの場合は複数の要因が関わっていることが珍しくありません。
痛みの種類を知ることで正しい対策を行いましょう 。
急性腰痛とは主にぎっくり腰などに代表される腰痛です。
ぎっくり腰は何の前触れもなく急に激しい痛みを伴う腰痛のことをさします。
その主な原因は次のようなことです。
①重い物を持ち上げた瞬間、腰をひねる、かがむなどの不自然な動作によるもの。
②転倒事故、腰を強く打ったなどの外からの衝撃や寒冷などの環境によって起こるもの。
特に良くないのが腰をひねる動作です。
腰をひねる動作は本来の体の動きにそぐわない動作だとされています。
急な動作で体をひねる時は特に注意してください。
それではぎっくり腰などの急性腰痛になった時の対処法について紹介します。
ぎっくり腰などの急性腰痛の多くは椎間間接の部分の捻挫が主な原因です。
しばらく安静にすることが大事です。
安静にするときは膝を曲げてしばらく横になっておくと効果的です。
急性腰痛とは反対に慢性的に腰痛を患っている状態を慢性腰痛と言います 。
慢性的な腰痛を患っている人は30代40代の男性を中心に多くいます。
慢性腰痛は急性腰痛と違い、激痛ではなく、だるくて重い、張るような凝るような不快な長引く痛みになやまされるのが特徴です。
慢性腰痛は次のような原因が挙げられます。
①長時間のデスクワーク、立ち仕事といった静的、動的な動作、寒冷など職場や生活の環境が要因なもの。
②肥満、運動不足などの生活習慣や老化によるもの。
③ストレスや不安など心理的な要素が影響するもの。
④消化器疾患、循環器疾患、泌尿器疾患、婦人科疾患など、病気が原因となって併発しているもの。
⑤原因不明なもの。
慢性腰痛の対処法ですが、運動不足や長時間決まった動作を行うことが原因のため、病院や整骨院に行ってもはっきりよくなることが少ないです。
また意外と多いのが原因不明です。
慢性腰痛を予防するためにも日ごろからしっかり運動後のことが大切です。
急性腰痛や慢性腰痛とくらべても非常に厄介だと言われるのが椎間板ヘルニアです。
椎間板ヘルニアは、脊椎のクッションになっている椎間板が外に飛び出すため、神経を圧迫して足のしびれまで現れることがあります。
椎間板ヘルニアになると前かがみになると激痛が走ったり歩行に支障をきたすこともあるため、日常生活もままならない状態になる人も多いです。
椎間板ヘルニアの対処としては早めに医療機関を受診し、適切な処置を行うことが非常に大切です。
重症の場合は入院や手術が必要になりますが、 大半は日常生活を行いながら自然にヘルニアが治るのを待ったり薬を使って痛みを抑える処置で治ることがあります。
スポーツや仕事などで身体を酷使している20代から40代の男性に比較的多く見受けられる症状です。
腰痛の原因について解説しました。思ったより腰痛の原因はたくさんあると感じられたのではないでしょうか。腰痛を発症すると日常生活に支障をきたしますからしっかり予防することを心がけましょう。
ただし腰痛になったとしても、その原因をしっかり見極めて適切な対処をすることが重要です。
最後に記事の内容をおさらい!
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