気軽に取り組める運動として人気を集めるランニングは、ときに肉体を老化させることがあります。
特に45分以上の長時間ランニングが習慣になっている人は気を付けましょう。
老化を招くランニングは、ダイエット効果も薄い傾向にあります。
こちらの記事で取り上げるのは、ランニングをしていても痩せない理由やランニングが老化を招く仕組みについてです。
肉体を老化させやすいランニング習慣を改める方法についても解説しているので、ランニングに取り組んでいる人は自分のやり方と比較してみてください。
ランニングは体力アップだけでなくダイエットに効果的な運動としても知られていますが、やり方によっては脂肪や体重が減らないこともあります。
痩せないままのやり方を継続していると、肉体の老化を招いてしまうこともあるので注意しましょう。
ランニングをしても痩せない4つの理由を紹介します。
人間の肉体は激しい運動やストレスといった要因によって活性酸素と呼ばれる物質を体内で分泌することがあります。
活性酸素は、体の中で正常な細胞を攻撃することがあるため、老化を引き起こすとされている物質です。
活性酸素が体内で増加すると、肌や髪の張りが失われるだけでなく、動脈硬化や心筋梗塞といった疾患に結び付くこともあります。
45分以上のランニングは、活性酸素が増加しやすい運動の一種です。長時間身体に負荷を与え続けることが、活性酸素の増加を促す要因とされています。
ランニングに取り組んでいる人が陥りがちなミスとして紹介したいのが、長時間ランニングに取り組んだ後の食事です。
45分以上のランニングを実施すると、普段よりも食欲が増してしまう人が見受けられます。
運動負荷が高くなった場合に、脳がストレスが加わったと判断してしまうことでコルチゾールというホルモンが分泌されます。コルチゾールは、食欲増進作用があるため、食欲が増す可能性があるのです。
疲れた身体に栄養を与えることは重要ですが、カロリーに配慮することなく、食欲のまま食べ続けるとダイエット効果が得られない点に注意が必要です。
摂取カロリーが消費カロリーよりも多いと、脂肪や体重が増加します。
45分以上のランニングは過剰な食欲を招きやすいので、食事の際は注意してください。
45分以上のランニングによる悪影響としてもうひとつ配慮したいのが筋肉の消費です。
通常の範囲のランニングであれば、体内に蓄えられたエネルギーを消費します。
しかし、あまりにも長い時間ランニングを続けてエネルギーを使い切ってしまうと、筋肉がエネルギーの源として活用されてしまうのです。
筋肉がエネルギーとして消費されると、全身の筋肉量が減少します。その結果、代謝が衰えてカロリーの消費量が落ち込むことも、ランニングで痩せない理由のひとつです。
ランニングに関する研究の中には、ランニングによる怪我の罹患率を調査したものがあります。
その中でも特に目を惹くのが、月間200km以上のランニングをした人のデータです。
Koplan等の研究によると、月間で約200km走った人の4割に怪我が見られることがわかっています。
怪我をした部分を庇っていると走行時のフォームが歪み、腰や膝への負担と老化が促進される点にも注目です。
怪我をしてしまうほど激しいランニングを長時間続けないように気を付けましょう。
肉体を老化させるランニングを避けるには、身体への負担を和らげながらランニングの健康効果を得られる方法を模索する必要があります。
走った後の身体を労わることもまた、老化を避ける手段のひとつです。
ランニングのやり方やケア方法を見直していきましょう。
LSD(ロング・スロー・ディスタンス)とは、ゆっくりとしたペースで走るランニングのことです。
息が苦しくなるような激しいペースではなく、低負荷の運動を継続する点に意味があります。
LSDの効果として知られているのが、遅筋繊維の発達です。
遅筋とは筋持久力に優れた筋肉であり、ランニングのような持久力が必要とされるスポーツの能力を高めてくれます。
また、毛細血管の発達が促されることにより、多くの酸素を摂取できるようになることから、ダイエット効果の向上も期待できる運動です。
運動後のケアとして取り組みたいのが、ストレッチやアイシングです。
運動後の筋肉は疲労が蓄積しています。ストレッチで筋肉を伸ばすと、血行が促進されて疲労が溜まりにくくなるのです。
また、激しい運動をした後は筋肉を冷やすことが怪我の予防に繋がります。
ランニングに取り組む場合は、ふくらはぎや太腿などの筋肉を伸ばしつつ、膝などの関節を冷やしましょう。
筋肉に疲労が溜まるのを抑制し、けがを予防することは老化を防ぐことに直結するため、積極的に取り組んでください。
食事への配慮も、ランニングによる老化を防ぐポイントです。太りにくい食事を心掛けると、体内に活性酸素が生まれにくくなります。
なぜかというと、野菜をはじめとした食物繊維が豊富でカロリーが低い食品は、抗酸化作用を含んでいることが多いからです。
抗酸化作用とは、体内の活性酸素の働きを抑制する能力を意味します。
野菜はもちろんのこと、お酢のような酸味のある食品も抗酸化作用は高めです。
カロリーにも注意しながら、抗酸化作用のある食品の摂取を心掛けましょう。
ランニングと老化に関する今回の記事を以下の3点にまとめました。重要なポイントをおさらいしておきましょう。
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