
足の裏が硬い理由とは?治療や対策についても解説
この記事では、足の裏が硬くなる原因を紹介しています。
また、原因とともに対策や治療方法も紹介しているため、足の裏が硬いと感じている人は参考にしてください。
足の裏が硬くなることで私生活に支障が出てしまうこともあり、早期に治療を開始する必要があります。
原因によっては治療に時間がかかってしまう場合もあり、早期に足の裏の異常に気付くようにしましょう。
足の裏に柔らかさを蘇らせ、快適に歩いたり、スポーツができるようになりましょう。
目次
- 01足の裏の皮が硬い場合
- 02筋肉が硬い場合
- 03まとめ
足の裏の皮が硬い場合
足の裏が硬い状態になる場合は必ず原因があります。
原因が異なることで治療方法や対策の方法も変わるため、まずはなぜ足の裏が硬くなってしまったのかを把握するようにしましょう。
ここでは足の裏が硬くなる原因について紹介します。
角質
角質とは、皮膚の表面のことであり、全身に角質があります。
角質はいくつもの層が重なるように形成されており、体の部分ごとで層の厚さも変わってきます。
なかでも足の裏でもある踵の部分が最も角質の層が厚く、他の皮膚と比べても硬いです。
原因
角質は健康な人でもある組織であり、角質があることは正常なことです。
しかし、角質が溜まっていくことで皮膚が硬くなってしまい、色も黒っぽくなる特徴があります。
正常であれば角質は古くなるとボロボロと剥がれぽちますが、代謝が低下すると古い角質が剥がれ落ちることがなく、どんどん角質が溜まってしまいます。
角質は古くなったり、層が厚くなることで硬さが増します。
年齢とともに、代謝の機能が衰えてしまうため、角質が溜まりやすく、足の裏も硬くなりやすいです。
対策・治療
角質が溜まることで皮膚が硬くなってしまうため、角質を溜めないようにすることが大切です。
上記でも紹介したように角質は血流が低下すると剥がれ落ちにくくなるため、マッサージを行って血流を促進させるようにしましょう。
また、角質が溜まってもやすりがついているグッズを使用することで古い角質を削ることが可能です。
そのため、角質が溜まった足の裏が硬くなっても比較的簡単に柔らかくすることができ、定期的に角質のケアを行うことも対策にもなります。
魚の目
魚の目とは、手や足の裏にできる皮膚の変質であり、角質と深く関係しています。
魚の目は名称にあるように、魚の目のように固い部分が丸く形成され、その部分が平たい特徴があります。
下記の紹介するタコと混同しやすいですが、厳密には違います。
原因
魚の目ができてしまう原因は同じ場所に圧がかかることです。
特に、ヒールなど特定の部分に圧がかかりやすい靴を履くことで発生しやすくなります。
症状が軽度であれば硬さも踵程度ですが、さらに圧をかけ続けるとさらに硬くなってしまい、ガチガチになります。
自身の足のサイズとあっていない靴を履いたり、歩き方が悪いと一点に体重がかかりやすくなってしまいます。
かかとに魚の目ができる場合もありますが、多くは土踏まずの上の部分にできやすいです。
対策・治療
魚の目は角質が特定の部分だけが厚くなる症状であるため、やすりなどで削ることで治療することができます。
しかし、上記で紹介した角質が分厚くなっている場合よりもさらに深くまで硬くなっている場合もあり、なかなか削り取ることができない場合もあります。
そのような場合は病院で削ってもらうようにしましょう。
魚の目の対策方法は足の裏に圧がかからない靴を選んだり、足全体に体重が分散されるように歩くことです。
進行具合によっては痛みを伴うこともあり、治療を受けなければなかなか治りません。
タコ
タコができるとそこだけ硬くなってしまい、足の裏にタコができると丸く盛り上がったようになる特徴があります。
上記で紹介した魚の目はあまり盛り上がることがなく、魚の目とタコの違いでもあります。
そのほかの条件はほとんど同じです。
原因
タコが足の裏にできる原因は魚の目と同じように一か所に圧がかかってしまうことです。
圧がかかることで防衛反応が働いてしまい、圧がかかっている部分に強度がある皮膚を形成しようとします。
その結果一部分だけが角質が重なるようになってしまい、盛り上がったようにもなります。
クッション性の低い靴を履いたり、地面を掴むように走ったり、切り返しを繰り返すことでもタコができやすくなり、注意が必要です。
足を酷使しすぎる場合はタコができやすいです。
対策・治療
タコは角質が重なってできる症状であるため、角質を削ることで痛みを軽減することができます。
しかし、市販されているやすりが取り付けられているアイテムではすべて削り取ることが難しく、タコの部分だけを削ろうとすると足の裏がへこんでしまうこともあります。
そのため、歩くことで痛みが出るのであれば病院で治療してもらうことをおすすめします。
対策方法は足に圧がかからないようにすることや分散させることでタコができることを防ぐことができます。
筋肉が硬い場合
足の裏が硬くなる原因に皮膚が硬くなるだけではなく、筋肉が硬い場合もあります。
皮膚と筋肉では全く違うため、硬くなる原因や治療方法も違います。
ここでは筋肉が硬くなる原因について紹介します。
皮膚が柔らかいにも関わず、深部が硬い人は参考にしてください。
原因
足の裏にも少しながら筋肉があり、硬くなってしまうこともあります。
筋肉が硬くなる原因は筋肉を使用していないことが関係しています。
筋肉は使用されるときに伸縮するようになりますが、使用されないと筋肉が動くことがなくなり、伸縮性も失われてしまいます。
その結果筋肉が硬くなってしまいさまざまな弊害が出てしまいます。
また、血流が悪くなることでも筋肉が硬くなってしまうため、足の裏の血流に大きく携わっているふくらはぎの血流を促進させるようにしましょう。
体への影響
足の筋肉が硬くなっても体への影響がないと考えてしまいがちですが、さまざまな悪影響が出てしまいます。
まずはバランス感覚が失われてしまう可能性があり、普通に歩いていてもふらついたり、躓く回数が多くなることもあります。
また、足の裏の筋肉が硬くなると腰痛の原因にもなることもあります。
バランスが取りづらくなることで重心が土台が安定しないため、上半身のバランスも崩れてしまい、結果的に腰に負担がかかりやすくなってしまいます。
腰痛とともに、骨盤が歪んでしまう危険性も出てきます。
治療法
足の裏の筋肉が硬くなってしまっているのであればマッサージをすることが効果的です。
マッサージ方法はさまざまありますが、ゴルフボールを使用したマッサージ方法がおすすめです。
やり方は簡単であり、床にバスタオルやマットを敷いて、その上にゴルフボールを置きます。
あとはボールの上に乗るように、ゴルフボールを踏み、上下左右に転がすだけです。
痛気持ちいい程度に体重をかけながら行うことがポイントであり、安全性を考慮して片足ずつ行うことをおすすめします。
まとめ
足の裏が硬いと思うのであれば原因を把握することから始めましょう。
足の裏が硬くなることでさまざまな悪影響が出てしまうことがあり、最悪歩くことが苦痛に感じてしまいます。
そのため、足の裏が硬いのであれば柔らかくするように心がけましょう。
硬くなった原因によって治療の方法も変わってくるため、足の裏が硬くなってしまった原因を知ることが重要になります。
場合によっては病院で治療を受ける必要性が出てくるため、タコや魚の目の症状が出ているのであれば治療を開始するようにしましょう。
最後に記事の内容をおさらい!
- 足の裏が硬くなる原因
- 足の裏を柔らかくする方法
- 足の裏の筋肉が硬くなる原因と治療方法