足の裏が頻繁につる人は、血管系疾患や神経系疾患の可能性を考慮したうえで、医療機関を受診してください。
病気以外の原因で足がつる人は、日頃のケアによって症状の改善や予防が可能です。
こちらの記事では足裏がつる主な理由や、足裏のつりを引き起こす病気について紹介します。
足がつったとき、すぐに痛みを取り除くために試して欲しい対処法についても見ていきましょう。
足裏がつるのを予防するうえで習慣にしておきたい事柄も解説します。
目次
監修者:丸山 祥一
サンシャイン通り接骨院 はたらくからだ研究所院長
カイロプラクター
キャリア30年延べ30万人以上の施術実績。
主に慢性腰痛や頸部痛といった脊柱周辺のしつこい痛みが専門。
動きにフォーカスし、患者さん自身が自分で治る体をつくることを理想としている。
足がつる=足の筋肉の痙攣
Muscle crampと言います。
50代ではほぼ全員が就寝時に足がつることを経験し、60代になると6%の人がほぼ毎日のように足がつる症状を持っています。
足がつること自体に悪性はなく、筋力低下、運動不足、力みすぎ、力の方向、筋疲労、オーバーワーク、急な過負荷、拮抗筋が硬い、ミネラルバランス、血行不良、冷え、不完全麻痺などがこの現象を起こす要因になります。
中年以降で就寝時に足がつることが多くなるのは日中の活動量が不足し、下肢の血流循環が悪くなることと、就寝時の発汗、クーラーなどによる局所的な冷えなどが関係しているようです。
運動時の足がつるメカニズムと中年期以降の足がつる(主に就寝時)では機序が違うので、注意が必要です。中年期以降の足がつる(主に就寝時)では上記の通りですが、運動によって起こる足のつりは筋疲労やオーバーワーク、筋の力の方向だったりします。
ふくらはぎや足の裏がつってしまった場合は、休息を取ることで痛みや痙攣が治まるケースもあります。
ただし、何度も足がつってしまう場合は、病気の可能性を考慮しましょう。
体内のイオンバランスが崩れていると何度も足がつるケースが目立ちます。
イオンバランスが崩れてしまう原因として覚えておきたいのは、熱中症や脱水症状、下痢嘔吐などです。
また、下肢静脈瘤や血管炎、といった血管系の疾患も足裏のつりを引き起こす疾患として知られています。
さらに、内分泌系疾患や神経系疾患も足がつってしまう原因のひとつです。
甲状腺機能低下症や脳梗塞、椎間板ヘルニアなどの疾患に悩まされている人は、これらの疾患が足裏のつりに繋がっていることを覚えておいてください。
筋肉の疲労によって足裏がつってしまう場合、特定のケアを施すことで痛みや筋肉の張りを改善することが可能です。
基本的な処置としては、まず爪先を掴んで伸ばすようにしてください。
親指や人差し指を握ったら、足裏に向けて指を倒すと張っている筋肉をほぐすことができます。
また、筋肉をほぐすという意味では加温措置も効果的です。
温めたタオルで足全体を包むことで、痛みや筋肉の張りが軽減されることもあります。
ミネラル不足によって足裏がつってしまった場合は、水分補給を心掛けてください。スポーツドリンクのように、ミネラルを含んだ飲料が効果的です。
医療機関で処方された薬を飲むことでも、足裏のつりを改善することが可能なので、頻繁に足がつるときは病院を訪ねましょう。
足がつらないように予防するには、普段の生活習慣から配慮する必要があります。
ミネラル不足による足のつりを予防するには、スポーツドリンクなどの飲料を定期的に摂取して、ミネラルを補っておきましょう。
また、身体が冷えると足がつってしまうことがあるので、入浴などで身体を温めることも効果的です。
高齢者や運動習慣がない人は、筋肉の衰えによる足のつりに注意しましょう。
ウォーキングやジョギングなど、脚を動かすタイプの運動を習慣にすることで、足の釣りを予防することが可能になります。
ただし、疲労が蓄積することもまた、足がつってしまう原因なので、しっかりと休養を取ることも忘れないでください。
運動後の充分なストレッチは、血行促進や疲労回復効果で足のつりを予防します。
足の裏がつってしまう現象について取り上げた今回の記事の要点を以下の3点にまとめました。
最後に重要な事柄を押さえておきましょう。
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