つる原因とは?
足の裏がつってしまう主な原因は、年齢によって異なる傾向にあります。
若い世代が足の裏をつってしまうシチュエーションとしてよく見られるのが、スポーツをしている最中です。
脚を酷使するバスケットボールやサッカーなどの競技の最中に、ふくらはぎから足裏がつり、痙攣をおこすケースも見られます。
一方、高齢者の場合はジョギングなどのあまり激しくない運動でも足の裏がつってしまうこともある点に注意が必要です。
若い世代の場合は、激しいスポーツによって筋肉が疲労したことが足裏のつりの原因といわれています。
高齢者は若い世代に比べて筋肉量が劣っており、多少所運動でも疲れやすいことが足裏のつりの原因です。
また、動脈硬化や神経障害といった複数の要因が重なり、足裏のつりを引き起こしている可能性があります。
病気の可能性も?
ふくらはぎや足の裏がつってしまった場合は、休息を取ることで痛みや痙攣が治まるケースもあります。
ただし、何度も足がつってしまう場合は、病気の可能性を考慮しましょう。
体内のイオンバランスが崩れていると何度も足がつるケースが目立ちます。
イオンバランスが崩れてしまう原因として覚えておきたいのは、熱中症や脱水症状、下痢嘔吐などです。
また、下肢静脈瘤や血管炎、といった血管系の疾患も足裏のつりを引き起こす疾患として知られています。
さらに、内分泌系疾患や神経系疾患も足がつってしまう原因のひとつです。
甲状腺機能低下症や脳梗塞、椎間板ヘルニアなどの疾患に悩まされている人は、これらの疾患が足裏のつりに繋がっていることを覚えておいてください。
つったときの対処法・治し方
筋肉の疲労によって足裏がつってしまう場合、特定のケアを施すことで痛みや筋肉の張りを改善することが可能です。
基本的な処置としては、まず爪先を掴んで伸ばすようにしてください。
親指や人差し指を握ったら、足裏に向けて指を倒すと張っている筋肉をほぐすことができます。
また、筋肉をほぐすという意味では加温措置も効果的です。
温めたタオルで足全体を包むことで、痛みや筋肉の張りが軽減されることもあります。
ミネラル不足によって足裏がつってしまった場合は、水分補給を心掛けてください。スポーツドリンクのように、ミネラルを含んだ飲料が効果的です。
医療機関で処方された薬を飲むことでも、足裏のつりを改善することが可能なので、頻繁に足がつるときは病院を訪ねましょう。
予防法
足がつらないように予防するには、普段の生活習慣から配慮する必要があります。
ミネラル不足による足のつりを予防するには、スポーツドリンクなどの飲料を定期的に摂取して、ミネラルを補っておきましょう。
また、身体が冷えると足がつってしまうことがあるので、入浴などで身体を温めることも効果的です。
高齢者や運動習慣がない人は、筋肉の衰えによる足のつりに注意しましょう。
ウォーキングやジョギングなど、脚を動かすタイプの運動を習慣にすることで、足の釣りを予防することが可能になります。
ただし、疲労が蓄積することもまた、足がつってしまう原因なので、しっかりと休養を取ることも忘れないでください。
運動後の充分なストレッチは、血行促進や疲労回復効果で足のつりを予防します。
まとめ
足の裏がつってしまう現象について取り上げた今回の記事の要点を以下の3点にまとめました。
最後に重要な事柄を押さえておきましょう。
- 足の裏がつる原因は、世代によって違いが見られます。若い人の場合は、筋肉の疲労が原因であるケースが多く、高齢者は筋肉の衰えや疾患が原因であるケースが目立つ傾向です。
- 足の裏がつるのは、イオンバランスが崩れることや、血管系疾患などの可能性もあるので、何度も足がつる場合は病院で治療を受けましょう。
- ミネラルの補給や運動習慣、休養の確保によって、足裏のつりを予防することができます。