この記事では、足の裏に痒みの症状が出てしまう原因や、足の裏が痒くなる病気を紹介しています。
病気である場合は適した治療を行わなければならず、放置していても完治する可能性が低くなっています。
また、正しい応急処置方法も紹介しているため、足の裏が痒い人は参考にしてください。
痒みはあまり体に悪影響が出ない症状ですが、痒みを放置することで病気が悪化したり、痛みを伴ってしまう原因にもなりかねません。
足の裏に痒みを感じている人は、この記事を読んで病気の可能性を疑ってみてはいかがでしょうか。
目次
多くの人が痒みを軽視している傾向があり、痒みの症状が出る原因までも気にする人は少なくなっています。
しかし、病気の兆候でもあるため、痒みが続くのであれば病気の可能性を疑うようにしましょう。
ここでは、足の裏に痒みの症状が現れる原因について紹介します。
痒みと乾燥は大きく関係があります。
肌が乾燥することで痒みの症状が現れやすくなります。
正常の肌は外側の皮膚に油分があり、水分が放出されないようにしています。
しかし、何らかの原因で皮膚が乾燥してしまうと痒みの症状を実感しやすくなります。
乾燥している時に、掻くと皮膚がボロボロと落ちる特徴があり、見た目もガサガサになってしまう場合があります。
乾燥しやすい冬場では痒みが増したり、血行が良くなることでも痒みが強くなる可能性があります。
乾燥することで痒みを感じやすくなるため、湿っていれば痒みがなくなるとさ考えてしまいますが、過度に湿ってしまう
ことでも、痒みの症状が現れます。
特に、足の裏は汗が出やすく、蒸れやすい場所であり、ソックスなどを履くことでより湿度が高くなってしまいます。
蒸れることで痒みの症状が現れるだけではなく、汗で汚れやすく、細菌が繁殖しやすい環境が整ってしまう原因にもなります。
そのため、痒みだけではなく、嫌な匂いを発生させてしまう原因にもなりかねません。
痒みや臭いの予防には、ソックスを定期的に脱いだり、通気をすることが有効です。
乾燥や過度の湿度で痒みが生じますが、足の裏には何も変化がなく、一過性の場合が多くなっています。
しかし、長くそのような状況が続いてしまうと、「病気」の可能性は高くなります。
ここでは足の裏に痒みが出る病気について紹介します。継続的に足の裏の痒みを感じている人はぜひ参考にしてください。
水虫とはカビの一種でもある水虫菌が、足の指の間や足の裏で繁殖する皮膚の病気です。
蒸れやすい環境を好む菌であるため、夏場の蒸れやすい時期に水虫になってしまう患者が増えるケースが多く、感染症でもあるため、周りの人に移してしまう危険性もあります。
水虫の症状は痒みであり、足の裏の水虫の場合は小さなぶつぶつの水ぶくれができます。
指の間はジュクジュクになりやすいですが、踵の水虫ではカサカサになる特徴があり、踵の水虫は痒みがないため、気づかない人も多くなっています。
掌蹠膿疱症は、手のひらや足の裏に小さな水ぶくれができる病気です。
水ぶくれはさまざまな原因で発症する症状であり、無害な場合も多いです。
しかし、掌蹠膿疱症の場合は、次第に膿が水ぶくれの中に含まれ、破れることでかさぶたが形成され、角質が剥がれます。
水ぶくれができたときに痒みが生じるため、掻くことで破れてしまうケースが多いです。
普通の水ぶくれとは違い、中に含まれている液体が透明ではなく、黄色に変色する特徴があります。
汗疱状湿疹は、手や足の裏に小さな水泡ができ、強い痒みを伴う病気です。
場合によっては水ぶくれが合体して大きな水ぶくれになることもあります。
水ぶくれが破れることで角質が剥がれ落ち治癒する過程に移行されますが、治癒過程で再発してしまうリスクも高いです。
足の裏に症状が現れると皮膚がカサカサになってしまうため、水虫と勘違いされやすいですが、菌が原因ではないため、感染する心配はありません。
汗疱状湿疹を略して汗疱と呼ばれることもあります。
皮膚掻痒症は、皮膚が乾燥することで発症する病気です。
皮脂が少なくなったり、環境が乾燥する、汗の分泌が低下などの条件が揃うと発病のリスクが高くなり、特に乾燥する冬の時期に痒みが現れます。
病名にあるように痒みが主となる症状であり、激しい痒みになるため、掻いてしまう場合も少なくありません。
皮脂の分泌や汗の分泌は高齢者になるほど低下し、妊婦も同じく一時的に低下するため、発病する可能性が高いです。
肌は白い粉を吹いたようになります。
乾癬は角化症の一種であり、若い人には珍しい病気です。
角化症では、皮膚が炎症を起こし、角質が分厚くなることで皮膚のフケも増えてしまい、激しい痒みが現れてしまいます。
また、時には痛みや熱を帯びるなどの症状が現れることもあり、早期に治療する必要があります。
発病率は0.01%とかなり低く、女性よりも男性の方が、若い人よりも高齢者に起きやすいという特徴があります。
現在の医学でも詳しい原因が分かっておらず、遺伝や環境が関係していると考えられています。
足の裏の痒みが、肝臓の病気である可能性を疑う人も多くいるのではないでしょうか。
しかし、さまざまな条件が揃っていれば肝臓に異変が起きている可能性が高くなります。
足の裏の土踏まずが黄色に変色して、痒みを自覚する場合には、肝臓の病気を疑うこともあります。
肌が黄色く変色してしまう症状を黄疸といわれており、体のさまざまな部分で現れる症状ですが、特に足の裏に現れやすい特徴があります。
また、黄疸の部分に痒みが生じることもあります。
黄疸と痒みの両方を自覚するのであれば、皮膚科や内科で診断してもらうようにしましょう。
足の裏に痒い場合は掻くことは厳禁です。
応急処置方法で痒みを軽減させることをおすすめします。
どのような原因で痒みの症状が現れているとしても、掻くことは症状を悪化してしまう原因になるため、避けるようにしましょう。
ここでは足の裏の痒みを抑える処置方法を紹介します。
痒みが起きている場合は神経が興奮しており、患部が熱を帯びている場合があります。
神経は冷やすと興奮が治まる特徴があります。
痒い部分を水や保冷材などで冷やすようにしましょう。
患部を冷やすことで痒みを引かせることができ、掻く必要もなくなります。
しかし、体温が上昇することで再び痒みが出てしまう危険性があります。
また、お風呂などで入浴すると高い確率で痒みが出るため、上がる前にぬるま湯のシャワーを浴びてできるだけ体温を冷やすようにしましょう。
痒みがあるとどうしても掻いてしまいがちであり、掻くことで痒みを気持ちよさに変えることができるため、無意識に掻いてしまうことも少なくありません。
しかし、爪で掻いてしまうと目に見えない傷が皮膚にできてしまい、そこから菌などが侵入することで、感染症を引き起こしたり症状が悪化する可能性があります。
また、掻いた時は気持ちよさを感じることはできますが、すぐに痒みが復活するため、悪循環に陥るだけであるため、痒みがあっても掻かないようにしましょう。
足の裏が痒い場合は、さまざまな病気の可能性が潜んでいます。
激しい痒みが出たり、痒みの症状が継続的に続く場合には、足の裏に異変が起きていないか確認し、病院で診断してもらいましょう。
病気の中には菌が関係していたり、乾燥や体質が関係しているなど、痒みの原因によって治療方法も異なります。
共通していることは、痒みがあることと放置していても完治する見込みは低いことです。
さらに、水虫の場合は周りの人に移してしまう危険性もあるため、早期に治療することが求められます。
最後に記事の内容をおさらい!
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