足底筋膜炎にマッサージは効果はあるのか?
そもそも、足底筋膜炎に対してマッサージは効果があるのでしょうか?
そして、答えがどちらにしてもその理由はなぜなのでしょうか?
結論から言うと足底筋膜炎に対してマッサージは効果的です。
足底筋膜炎というのは足裏に膜のように張っている腱が固まってしまうことにより、痛みが生じます。
足底筋膜が固くなってしまうと歩行時や走行時の衝撃を和らげることが十分にできず、足に大きな負担がかかってしまいその過度な負荷が痛みにつながるのです。
そのため、マッサージによって足底筋膜の柔軟性を維持することは非常に論理的で効果的なのです。
まだ、足底筋膜炎にかかってない人でも足裏が固い人は発症のリスクがあるので、マッサージを行う必要があると言えるでしょう。
足底筋膜炎のマッサージ方法
足底筋膜炎に対してマッサージが効果的である理由がわかったところで具体的なマッサージを見ていきましょう!
マッサージは非常に重要ではありますが、決して万能ではありません。
マッサージを施しても痛みが続く難治性の場合は自助努力で治そうとせず、一度病院で診察してもらうようにしましょう。
注意点を守らないと悪化してしまう
マッサージ方法に関して実技に移る前に注意点がひとつあります。
それは「痛みが出ている患部は触らない」ようにすることです。
足底筋膜炎は多くの場合かかとの内側あたりが痛みます。
人によっては土踏まずの部分であったり、足指の付け根のあたりが痛むこともあります。
足底筋膜炎のマッサージなのでどうしても痛い部分をほぐしたくなりますが、直接患部に刺激を与えると逆効果で、かえって炎症をひどくしてしまうことがあるので避けましょう。
マッサージ方法:足裏
では、マッサージ方法を解説していきます。
まずは足底筋膜がある「足裏のマッサージ方法」です。
足裏をマッサージする際はより効果を高めるためにクリームを使うようにすると良いでしょう。
かかとの方から、足指の側である前の方にゆっくりと指を走らせ、マッサージをしていきます。
強すぎるとかえって効果が出ないので強くやりすぎないよう注意しましょう。
目安としてはマッサージをしていて、自分が「気持ちいいな」と思える範囲で行うことをおすすめします!
足が朝に痛むという人は朝にこのマッサージを行うようにしましょう。
万が一、マッサージをして痛くなってしまった場合は別の疾患の可能性も考えられるため、一度病院にいきましょう。
マッサージ方法:ふくらはぎ
次に「ふくらはぎのマッサージ方法」を紹介します!
足底筋膜炎は足裏の炎症ですが、実は、ふくらはぎの筋肉が固い場合にも発症します。
ですので、足裏のマッサージを施してもあまり症状に改善が見られないという方は、是非ふくらはぎのマッサージも試してみてください!
マッサージ方法は簡単で、手のひらでふくらはぎを押していくだけです。
自分で出来ないマッサージでもないですが、体重をかけてマッサージをしたほうがいいため、誰かに頼んでやってもらうことをおすすめします。
マッサージを受ける側はうつ伏せになります。
マッサージをする側はふくらはぎの上部(膝の裏あたり)から順に、下部に向かってふくらはぎを押していきます。
力加減は受ける側が「気持ちいい」と思えるくらいの加減を指示してあげるようにしましょう。
まとめ
最後に記事の内容をおさらいいきましょう!
- 足底筋膜炎は筋肉や足底筋膜の硬化によって引き起こされるため、柔軟性を維持するマッサージは非常に効果的である。
- マッサージをする際は、痛みが出ている患部を直接マッサージしないように注意する。
- 足裏だけでなくふくらはぎもマッサージするとより効果的。
足底筋膜炎は一度発症してしまうと長い期間の治療が必要に成る、とても厄介な症状です。
痛みをなるべく少なくするためにも日々のマッサージを欠かさないようにしましょう!
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