ランニングやマラソンなどの陸上競技をする人やバレーボールやバスケットボールなどジャンプを多用するスポーツ従事者に多い足底筋膜炎。 一度発症してしまうと痛みが長く続くため、とても厄介な症状ですよね。 この記事では足底筋膜炎を発症してしまった方に向けて、インソールの効果について解説しています。 インソールが足底筋膜炎に効果的ななのかどうかとその理由、そしてメンズ・レディース、性別問わず参考にすることができるインソールの選び方のポイントも解説しています!
インソールの選び方と人気おすすめ25選!徹底比較で検証
足底筋膜炎におすすめのインソール人気10選!選び方・どこで買える?
目次
監修者:安田 智彦
理学療法士/スポーツシューフィッター
都内整形外科クリニックで理学療法士として従事。一般整形疾患からスポーツ選手のリハビリを担当。
理学療法士として働く傍ら全国クラブラグビー選手権優勝多数の名目「神奈川タマリバクラブ」のトレーナー、東京かけっこクラブコーチを努める。
足底筋膜炎とは、足裏に大きな負荷がかかりすぎることによって引き起こされる炎症のことで、この炎症が痛みの原因になります。足底筋膜とは、かかとの骨からはじまり足の指へ放射状に繋がっている繊維組織の束のことです。
足を地面に着く時の衝撃吸収と足を離す(蹴り出す)時のバネの役割を担います。足底筋膜があることで、普段の生活で普通に行っている歩いたり走ったりという動作ができるので、とても重要な体の一部だと言えます。
しかしマラソンや走り回るスポーツのように足裏に強い圧力と刺激をかけ続けることにより、足底筋膜を形成するコラーゲンの組織が損傷することがあります。
また、足底筋膜に負荷がかかり続けると、弾性を失い硬くなりすぎることもあります。そして足底筋膜が炎症を起こし痛みを感じます。足底筋膜炎は起床時に強い痛みを感じやすいのも特徴の一つです。
そもそもインソールは足底筋膜炎に効果があるのでしょうか?
そして、効果があるのだとしたらなぜ効果的なのでしょうか?
結論から述べるとインソールは足底筋膜炎で生じる痛みに対してとても効果があります。
なぜなら、インソールで歩行時及び走行時の足にかかってしまう衝撃をインソールが緩和し、負担を軽くしてくれるからです。
足底筋膜炎というのは足の裏に膜のように張っている腱に、過度な負担がかかってしまうことによる起こる炎症です。
ランナーやバレーボールなどジャンプを多用するスポーツ従事者に多い傾向があるのは、陸上やバレーボールというスポーツが足に大きな負担を強いるスポーツだからです。
その足への負担を軽くしてくれるので、インソールの着用は足底筋膜炎に効果的なのです。
足底筋膜炎にインソールは効果的なアイテムですが、インソールはさまざまな種類のものが売られていてどれを選べばいいかわかりませんよね。
そこで、足底筋膜炎にかかってしまった方にインソールの選び方を紹介していきます!
まず、インソールを選ぶ際に重要視すべきポイントは「アーチサポート力」です。
アーチとは足裏の土踏まずのことです。
土踏まずはわずかなくぼみではありますが、歩くときや走るときに足の衝撃を吸収してくれるクッションの役割を果たしています。
しかし、足底筋膜炎にかかってしまった人はこの土踏まずのクッション性が弱まったり、なくなっています。
ですので、インソールで衝撃の吸収や分散を助けてくれる「アーチサポート力」の高い中敷きを使用することによってクッション性をサポートすることは、足底筋膜炎に対してとても有効なのです。
また、土踏まずをしっかりと支えてくれるインソールは、負担を和らげてくれるだけでなく、疲労も軽減してくれます。
2つ目の重要なポイントは「適切なサイズ」です。
靴を選ぶ際にもサイズはとても重要な要素の一つとなりますが、インソールの場合サイズはなおさら重要です。
もし、適切ではないサイズのインソールを着用してしまった場合は歩行時及び走行時の衝撃吸収力がなくなるどころか、適切に足底筋膜をサポートできないため、逆に足へ負担を強いることとなってしまいます。
足底筋膜炎の痛みを和らげるためのインソールの着用にもかかわらず、症状を悪化させてしまうような、逆効果の事態は避けたいですよね。
そこで、インソールを選ぶ際は公式サイト等でしっかりとサイズの確認をするか、不安な方は、サイズ調整が自分でできるインソールも売られているので、サイズが調整できる種類を選びましょう。
3つ目のポイントは「クッション性とホールド感」です。
足底筋膜炎というのは一度症状を発症してしまうと治るまでに相当な時間を要してしまう傾向があります。
そして、スポーツをしている人にしばしば発症してしまう足底筋膜炎ですが、症状がひどい場合は運動時だけでなく、日常生活において普通に歩いている時でも痛みを感じてしまいます。
症状を悪化させないためにはとにもかくにも足に負担をかけないことが重要になるので、「クッション性」がとても重要なのです。
また、足底筋膜炎の痛みは、かかと部分に出ることが多いです。
ですので、特にかかと部分をしっかり支えてくれる「ホールド感」がインソールを選ぶ際には重要な部分となってくるのです。
加えて踵部分が少し高いものを選ぶことで足底筋膜に付着しているふくらはぎの筋を緩めることができるのでオススメです。
最後に記事の内容をおさらいしておきましょう!
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