寝る前のバナナは太る？効果や寝る前におすすめの食べ物についても紹介【2023年1月】

寝る前バナナの効果

寝る前にバナナを食べることは、身体にさまざまな好影響をもたらします。

 

まず、バナナに含まれているアルギニンは、体内で成長ホルモンの働きを活性化させるオルニチンに変化します。

オルニチンへと変化し、成長ホルモンが活性化することで、体脂肪が燃えやすくなるので、ダイエット効果が期待できるのです。

 

さらに、成長ホルモンの活性化は、細胞の新陳代謝を高めるため、疲労回復にも効果を発揮します。

 

そして、バナナには、トリプトファンというアミノ酸も含まれています。

トリプトファンは、睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニンの材料となります。

 

メラトニンが増加することで、寝つきが良くなったり、眠りが深くなったりするので、睡眠の質を高めてくれる効果もあります。

 

また、糖質を分解してくれるアミラーゼも含まれています。

 

その他に、神経やホルモンの働きを整えるマグネシウムも含まれているため、身体の不調を改善してくれる効果もあります。

 

寝る前におすすめの食べ物

寝る前にバナナを食べることは、身体にさまざまないい影響を及ぼしてくれますが、当然バナナが苦手な方もいると思います。

 

そこでこの章では、寝る前に食べることをおすすめしたい、バナナ以外の食べ物を紹介していきます。

 

はちみつ

まず、おすすめしたいのは「はちみつ」です。

 

人間は、寝ている間にもエネルギーを必要とします。

筋肉や細胞の修復・生成は、睡眠中に行われるからです。

 

そのエネルギーは、肝グリコーゲンという肝臓の中の糖質をエネルギーに変換することで作られます。

はちみつは、その肝臓に適度な糖質を与えてくれるので、筋肉や細胞の修復・生成を手助けしてくれるのです。

 

ただし、糖分の摂りすぎは、睡眠の質を低下させるので、加糖のはちみつではなく天然のものを選びましょう。

 

ヨーグルト

「ヨーグルト」も寝る前におすすめの食べ物です。

 

ヨーグルトを食べて腸内環境がよくなると、腸の中でセロトニンという物質が分泌されます。

 

セロトニンとは、ストレスに対して効能がある脳内物質で、しあわせホルモンとも呼ばれています。

ストレスを軽減し、体と心をリラックスさせてくれます。

 

リラックス状態になると、睡眠の質が高まるので、寝る前にヨーグルトを食べることがおすすめなのです。

 

また、ヨーグルトには、腸内環境を整えてくれる効果もあるので、便秘の改善にも貢献してくれます。

 

ナッツ

最後におすすめする食べ物は、「ナッツ」です。

 

ナッツは、非常に栄養が豊富にも関わらず、お腹にたまりやすいというメリットづくしの食べ物です。

 

まず、ナッツには、タンパク質や食物繊維、ビタミンやカルシウム、マグネシウムなどが豊富に含まれています。

 

そして、空腹感を軽減してくれるため、お腹が空いて眠れない時に、まさに打って付けです。

 

また、ナッツには、血管を柔らかくする効果があり、血流をスムーズにすることで、代謝を上げてくれるというメリットもあります。

 

実は牛乳もダイエット効果が？

寝る前には、牛乳を飲むこともおすすめです。

実は、就寝前に牛乳を飲むことによって、ダイエット効果ももたらされるのです。

 

この章では、睡眠の前に牛乳を飲むことによるメリットや注意点について解説していきます。

 

寝る前の牛乳の効果

まず、寝る前に牛乳を飲むことで、安眠効果を得ることができます。

 

牛乳にはアミノ酸の一種であるトリプトファンが含まれています。

トリプトファンは、ストレスを軽減するセロトニンの分泌増加を通して、睡眠を促進するメラトニンを生成します。

そのため、牛乳を飲むことで、睡眠の質が高まるのです。

 

そして、ダイエット効果ももたらされます。

牛乳に含まれているタンパク質とビタミンB1は、筋肉の生成を促進します。

筋トレをして筋肉量が増えると、代謝が上がって痩せやすい体質になるので、ダイエット効果があると言えるのです。

 

飲むタイミング・適量

適切なタイミングと摂取量としては、寝る前を含めて1日に1-2杯程度がおすすめです。

 

牛乳は、身体に良い影響を与えてくれますが、飲めば飲むほど良いというわけではありません。

牛乳のコップ一杯（200ml）あたりのカロリーは約140kcalです。

 

太る心配があるほど高いカロリーではありませんが、飲み過ぎには注意しましょう。

 

また、日本人は牛乳を飲むとお腹が痛くなってしまう乳糖不耐症の方も多くいます。

その場合は、1日の飲む量を減らしたり、1回あたりの飲む量を減らし回数を増やすなどして、対応しましょう。

 

注意点

牛乳を飲む際の注意点としては、「飲んだ後に必ず歯磨きをする」ことです。

 

なぜなら、歯磨きをせずにそのまま寝てしまうと、虫歯になるリスクが高まってしまうからです。

 

牛乳には、ラクトースと呼ばれている糖分が含まれています。

この糖分が口の中に残ったまま寝てしまうと、虫歯の原因になります。

 

睡眠やダイエットにいい影響が出ても、虫歯になってしまったら意味が薄れてしまいます。

 

ですので、ラクトースを口の中に残さないために、歯磨きを忘れずに行うようにしましょう。

 

まとめ

最後に、記事の内容をおさらいしていきましょう。

 

• 寝る前にバナナを食べると、体脂肪が燃えやすくなりダイエット効果が期待できるだけでなく、睡眠の質が高まったり、身体の不調が改善されるメリットもある。

 

• バナナ以外にも、筋肉や細胞の生成を手助けしてくれる「はちみつ」、睡眠の質を高める「ヨーグルト」、栄養が豊富で腹持ちもいい「ナッツ」もおすすめ。

 

• 寝る前に牛乳を飲むと、安眠効果とダイエット効果がもたらされる。しかし、虫歯のリスクを高めないため、飲んだ後の歯磨きは必須である。