ダイエットにいい？寝る前のカルニチンの摂取方法や効果について解説【2023年1月】

寝る前のカルニチンの効果

睡眠の前にカルニチンを摂取することで、ダイエット効果を見込むことができます。

 

人間の体は、食事で摂取した脂肪を燃やすことによって、エネルギーに変えています。

ただし、エネルギー源に変換されることのない余分な脂肪は、内臓脂肪や皮下脂肪となって、身体に蓄積されてしまいます。

 

食事で摂取した脂肪は、徐々に燃やされていき、4〜6時間後に燃焼のピークに達しますが、その際に、体内に十分な量のカルニチンがあると、脂肪燃焼を促進してくれる働きがあります。

 

ですので、睡眠前にカルニチンを摂取すると、脂肪燃焼が促進され、ダイエット効果を見込むことができるのです。

 

そもそもカルニチンとは？

カルニチンは、体内のほぼ全ての細胞に存在している、アミノ酸由来の物質のことです。

 

カルニチンは、エネルギーを生み出すことにおいて重要な役割を担っており、エネルギーを抽出する器官であるミトコンドリアに脂肪を運び、酸化させることでエネルギーを生み出しています。

 

そのため、カルニチンが体内に多いほど、脂肪のエネルギーへの変換がスムーズに行われ、余分な脂肪が蓄積されづらくなります。

余分な脂肪は、皮下脂肪などに変わって肥満の原因となるので、カルニチンを摂取することによって、脂肪の蓄積を抑えることができるのです。

 

正しいカルニチンの摂取方法

カルニチンの効果や概要について理解が深まってきたことと思います。

では、具体的にカルニチンはどのように摂取していけば良いのでしょうか？

 

この章では、カルニチンの摂取頻度や目安摂取量、摂取する際の注意点について詳しく紹介していきます。

 

カルニチンの摂取頻度・タイミング

カルニチンは、継続して摂取することで、効果を発揮します。

一度にたくさん摂取したからといって、大きな効果が見込めるわけではないので、習慣的に摂取していくようにしましょう。

 

具体的には、毎日継続して摂取することが大切です。

 

タイミングに関しては、睡眠前の摂取がおすすめですが、睡眠前以外でも効果は見込めます。

 

最も大事なことは、毎日継続することなので、自分が続けやすいタイミングを見つけて、必ず摂取するようにしましょう。

 

カルニチンの摂取量

摂取量に関しては、体重や体質によって若干の違いはありますが、一般的には200〜500mg程度の摂取が推奨されています。

 

肉の赤身などに含まれる成分であるカルニチンは、たとえ一度に大量に摂取しても、身体に危険が及ばないほど、リスクの低い物質です。

しかし、大量に摂取して、余った分のカルニチンは、尿によって体外に排出されてしまうので、効果は見込めません。

 

ですので、1日200〜500mgを継続して摂取することが大切です。

 

カルニチンのポイント・注意点

カルニチンは、日常的に摂取する食べ物である肉の赤みに含まれています。

 

そのため、食事から摂ることも可能ですが、目安摂取量を食事のみから摂ろうとすると、牛肉で言えば、1日に700gもの牛肉を食べる必要があります。

 

現実的でないばかりか、余分な余計な脂質や糖質も同時に摂取することになってしまいます。

ですので、食事だけから摂取を試みることは、健康的な方法とは言えません。

 

手軽さや体への負担を考えると、やはりカルニチンは「サプリメントでの摂取」が、最も健康的で、持続可能なおすすめの方法です。

 

カルニチン+運動で効果アップ！

カルニチンを摂取するのであれば、同時に運動を行うことで、さらに脂肪燃焼効果を高めることができます。

 

ある研究で、同じ量のカルニチンを摂取しながら、スポーツをする人としない人で、カルニチンの働きに違いが出るかを調査しました。

すると、カルニチンを摂取しながらスポーツをした人の方が、スポーツをしない人に比べて、カルニチンの働きが活性化され、脂肪燃焼も効果が高いことが示されたのです。

 

ですので、より脂肪のエネルギー変換効率を高めたい方は、カルニチンの摂取と同時に、軽い運動を行うことがおすすめです。

 

まとめ

最後に、記事の内容をおさらいしていきましょう。

 

• カルニチンは、脂肪を燃やしてエネルギーに変換することを促進してくれる物質である。そのため、寝る前に摂取すると、脂肪燃焼効果を高めることができる。

 

• カルニチンは、一度に大量に摂取しても、余剰分は排出されてしまい、大きな効果が見込めないので、毎日継続的に摂取することが重要である。

 

• カルニチンの働きは、運動を習慣的に行うことでより活性化するので、脂肪燃焼をさらに高めたい方は、カルニチンの摂取と運動をセットで行うことがおすすめ。