急に心臓の鼓動がバクバクと激しくなる動悸。
胸の不快感や息切れなどにつながることもあり、非常に辛い症状ですよね。
その動悸ですが、寝不足を原因として生じることもあることをご存知でしょうか?
この記事では、動悸と寝不足の関係性について詳しく解説しました。
まず、動悸とは何かという概要について解説し、その後に寝不足による動悸の原因について説明します。
最後には、寝不足による動悸にどのように対処すればいいのかについてもまとめました。
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目次
動悸とは、胸がドキドキしたり、いつもより心臓の鼓動が激しい状態になることを言います。
しかし、一言に動悸といっても、その感じ方は千差万別です。
具体的には、基本のリズムは一定であるものの、時々1拍早くなる「期外収縮」や、単純にいつもよりも脈が早まる「洞性頻脈」、心臓がぷるぷると震えた結果、脈もばらばらになってしまう「心房細動」などがあります。
そして、動悸の症状が人それぞれであるように、動悸が生じる原因も人それぞれです。
動悸が生じる原因は人それぞれですが、動悸を引き起こす要因の一つに挙げられるのが「寝不足」です。
ここでは、なぜ寝不足が動悸を引き起こすのかについて見ていきます。
動悸には、自律神経が大きく関係しています。
自律神経とは、人間が健康に生きていくために、無意識下で24時間働いている呼吸器や循環器などの神経のことです。
寝不足になると、ストレスが溜まったり、疲労が蓄積されることで、自律神経が乱れます。
自律神経の乱れは、脳に影響を与え、動脈に痙攣を引き起こすことがあります。
そして、この痙攣が動悸の原因となります。
動悸を生じさせる原因として、自律神経が大きく関与していることが理解できたのではないかと思います。
しかし、そもそも自律神経とは何なのでしょうか?
この章では、自律神経について解説します。
自律神経は、大きく「交感神経」と「副交感神経」に分けられますが、それぞれについて詳しく説明していきます。
まず、交感神経とは、主に朝や日中などの人間が活動しているときに活発になる神経です。
交感神経が活発になると、心拍数が上がったり、血管が収縮したり、瞳孔が開くなど、全身が活動的な方向に変化していきます。
一方、胃腸の活動や粘液の分泌は抑制されます。
日中には優位になる交感神経ですが、夜間には活動が落ち着きます。
しかし睡眠時においても、完全に活動をしないわけではなく、浅い眠りとされているレム睡眠の時に限っては、心拍数や血圧を高めるなど働きが活発になります。
副交感神経は、交感神経と真逆の働きをする神経で、身体をリラックスさせる神経です。
副交感神経が活発になると、心拍数が下がったり、血管が拡張したり、瞳孔が閉じたりします。
その一方、胃腸の活動や粘液の分泌は活性化されます。
夕方や夜間などの安静時に、副交感神経は優位になります。
また、刺激的な出来事があると、すぐに活発になる交感神経とは異なり、副交感神経は活動を始めるまでに数時間要するなど、ゆっくりとしか活動しない特徴を持っています。
動悸が生じる裏には、実は重大な病気が隠れている可能性もあります。
動悸を主症状とする病気は、さまざまです。
例えば、心臓の機能が十分に働かなくなってしまう「心不全」や、代謝を上げる働きをする甲状腺ホルモンが過剰に分泌されてしまう「甲状腺機能亢進症(バセドウ病)」、肺が本来の機能を失ってしまう「呼吸不全」などがあります。
そして、動悸は自律神経の乱れの結果としても生じるので、「自律神経失調症」の可能性もあります。
自律神経失調症とは、本来交互に優位になるはずの交感神経と副交感神経のバランスが乱れ、身体的だけでなく精神的にも悪影響が出る病気です。
このように、動悸は単なる寝不足を原因とせず、重大な病気が隠れている場合があるので、注意が必要なのです。
では最後に、寝不足による動悸が起こってしまった時の対処法を紹介していきます。
まず、おすすめの対処法は「仮眠をとる」ことです。
仮眠をとると、身体だけでなく脳の疲れも軽減することができるので、動悸の原因となっている自律神経の乱れを和らげることができます。
仕事などでどうしても仮眠が取れない環境にいる場合は、人目につかないところで、5分程度目を閉じるだけでも効果的です。
しかし、仮眠をとる場合は、30分以内にしましょう。
仮眠が長すぎると、身体が完全に睡眠状態に入ってしまうので、目覚めが悪く、身体が重くなってしまい、逆効果になってしまいます。
そして、明るい場所が脳に刺激を与え、めまいを引き起こすこともあるので、「暗い場所でゆっくり休む」ことも効果的です。
また、寝不足の場合は「起床後に入浴する」こともおすすめです。
朝に入浴すると、副交感神経が優位になってリラックスできるので、めまいを始めとする寝不足による諸症状を緩和することができます。
最後に、記事の内容をおさらいしていきましょう!
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