ロードバイクでの肩こり原因と対策、解消法を紹介!

ロードバイクでの肩こり原因と対策、解消法を紹介!

2020年05月27日

ロードバイクは競技の性質上、肩こりを感じやすい傾向にあります。

 

ロードバイクの特徴から発する肩こりの原因を理解したうえで、正しい対策を施すことがロードバイクの快適さを確保するためには重要です。

 

こちらの記事ではロードバイクが肩こりを発症させる理由について詳しく述べていくので、肩こりが辛い人は自分に当てはまるところがないかチェックしましょう。

 

さらに、肩こりの緩和や予防のためにやっておきたい4つの対策を紹介します。

 

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監修者:高任 良知

理学療法士

PHI Iilates MAT I & Ⅱ instructer


主にサイクリストに向けてケア方法やトレーニングなどについて情報発信を行う。

ロードバイクでの肩こり原因

ロードバイクを趣味にしている人たちに見られる悩みの中でも、肩こりは比較的メジャーな部類といえます。

 

なぜならロードバイクには肩こりになりやすい要因が存在するからです。

 

肩こりを引き起こす理由を知ることでロードバイクでの肩こりを予防していきましょう。

 

ここでは主なロードバイクでの肩こり原因を3つ紹介します。

 

  • 長時間同じ姿勢
  • 前傾姿勢のポジション
  • ハンドルからの衝撃

 

 

長時間同じ姿勢

 

ロードバイクは初心者でも時速20〜30kmほどの速さで走る自転車競技であり、練習やレースでは長時間走行するケースもよく見られます。

 

ロードバイクに乗っている人たちを観察すると多くの人が長時間を同じ姿勢を取っている点に注目です。

 

速度を維持しながら走り続けるためには、より速度の出る乗車姿勢を継続する必要があります。

 

しかし、同じ姿勢を長時間続けると肩や背中などの筋肉が強張り、緊張してしまうのです。

緊張した筋肉は血行不良に陥り、肩こりをはじめとした不調の原因になります。

 

 

前傾姿勢のポジション

 

ロードバイクが肩こりを招く要因のひとつとして見逃せないのが、前傾姿勢のフォームです。

 

日常生活ではここまで極端な前傾姿勢になることは少なく、慣れていない人が前傾姿勢を続けると肉体にも負担がかかりやすい傾向にあります。

 

前傾姿勢で肩こりになる理由として考えられるのは背中や肩の筋肉に力が入っていることです。

 

また、サドルのポジションハンドルまでの距離などが合っていない場合、体幹や肩甲骨周りの筋肉が弱っている場合は、前傾姿勢の辛さを促進している可能性がある点に注意してください。

 

 

ハンドルからの衝撃

 

ロードバイクは一般道を走るバイクであり、路面の状況は場所によって異なります。そのため、走っている最中に路上が凹凸している箇所を踏んでしまったせいで、ハンドルから衝撃が伝わってくることがある点に注意が必要です。

 

ハンドルの下から突き上げられるような衝撃を感じることが多いと肩甲骨周辺の筋肉が緊張します。

 

また、体にかかる衝撃を減らすために段差を乗り越える際に少しお尻を上げるてみましょう。全身で衝撃を吸収することで肩甲骨周囲だけでなくお尻など様々な部分にかかる負担が減ります。

ロードバイクでの肩こり対策・解消法

 

ロードバイクは肩こりに悩まされる機会が多いスポーツであることがわかったら、次は対策を立てていきましょう。

 

原因をもとにロードバイクの乗り方やポジションを整え、充分な準備とケアをすることが肩こりの予防と改善において重要です。

 

ここではロードバイクでの肩こり対策・解消法を3つ紹介します。

 

  • 肩に負担のないポジションに変える
  • 適度にストレッチする
  • 肩がこりにくいリュックを使う

 

 

肩に負担のないポジションに変える

肩こり対策として最初に見直したいのがハンドルやサドルのポジションです。

 

ポジションはロードバイクに乗る際のフォームを大きく左右します。

 

速さやカッコよさを追求することも重要ですが、肩こりケアを優先するのであれば、肩や腰に負担をかけないためのポジションに変えていきましょう。ポタリングなどがメインの場合は、負担の少ないポジションに変更を検討することもオススメです。

 

肩こりに悩まされる人はサドルの高さがあっていない可能性が高いです。そのため、まずはサドルの高さを調節してみてください。自分で調整することが難しい、やったことがないという方はバイクフィッティングのサービスを利用することもオススメです。

 

サドルが高く、ハンドルまでの距離が遠いと肘が伸びきってしまいます。肘が伸びきった状態では、路面からの衝撃吸収が上手く行えなくなります。そのため、腕の付けにの部分である肩や肩甲骨周囲への負担が強くなってしまいます。

また、サドルが高すぎる状態で前傾姿勢などとるとハンドルに体重が乗りやすくなってしまいます。ハンドルに体重がかかりやすくなってしまうことで肩周りに余計な力が入りやすくなってしまいます。

 

ライドを繰り返す中で、肩が凝らないポジションを探っていきましょう。

 

 

適度にストレッチする

ライドの合間に設けられる休憩時間やライド終了後にできる肩こりケアとしてはストレッチが挙げられます。

 

肩こりの根本的な原因の多くは筋肉の強張りによる血行不良です。ストレッチで筋肉を伸ばすと、その部位の血行を促すことができます。

 

前傾姿勢で強張った筋肉は軽く背中を反る運動や肩を回す運動で伸ばしてあげましょう。

 

また、走っている最中に肩甲骨を動かす、首を軽く振るといった運動をすることで筋肉の強張りを予防することも可能です。

 

 

肩がこりにくいリュックを使う

ロードバイクに乗る際、リュックを使用している方も多いと思います。

 

リュックの重量はそのまま肩の負担となり、肩こりを促す原因になります。荷物を持つことなくライドするのが難しいのであれば、肩への負担が少ないリュックに変更してみてください。また、バイクパッキングなどリュックに荷物を入れるのではなく、バイク本体に荷物を預けてしまうことも方法の1つになります。様々なメーカーが商品を展開しているため、サイクルショップや通販サイトなどで一度確認してみることもオススメです。

 

クロスハーネスと呼ばれるタイプのストラップを使用しているリュックは背中とリュックの隙間を最小限に抑えられていることから、肩回りの負担が少ないのが特徴です。

 

リュックを購入する際にはクロスハーネスタイプを背負って感触を確かめてみましょう。

まとめ

ロードバイクと肩こりについてまとめた今回の記事は以下の3点に集約されます。

 

  • ロードバイクは前傾姿勢をはじめとした日常ではなかなか取ることがない姿勢を継続する競技です。その結果、肩周辺の筋肉が緊張し肩こりに繋がることがあります。

 

  • ポジションを見直して肩への負担を減少させることが、肩こり予防の第一歩です。

 

  • 筋トレで体幹を鍛える、ストレッチで肩の強張りをこまめに取り除くといったケアもロードバイクによる肩こりの解消に一役買います。

 

 

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