お風呂タイムを肩こり解消時間へ|肩こりをやわらげるお風呂の入り方を紹介!
2020年05月26日

お風呂タイムを肩こり解消時間へ|肩こりをやわらげるお風呂の入り方を紹介!

毎日お風呂に入る習慣がある人はちょっとした工夫を施すことで肩こりの予防や改善に繋げることが可能です。

身体をリラックスさせることができる入浴は肩の筋肉をほぐすと同時に、血行を促進して肩こりを緩和します。

 

こちらの記事で紹介するのは肩こりに対してお風呂が効果的とされている詳しい理由です。

 

全身浴や運動浴、ストレッチといった肩こりのときにやって欲しい入浴方法も解説しているので、肩こりを自分の手で改善したい人は試してみてください。

 

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監修者:

安田 智彦

理学療法士/スポーツシューフィッター


都内整形外科クリニックで理学療法士として従事。一般整形疾患からスポーツ選手のリハビリを担当。

理学療法士として働く傍ら全国クラブラグビー選手権優勝多数の名目「神奈川タマリバクラブ」のトレーナー、東京かけっこクラブコーチを努める。

肩が凝っているときにお風呂に入っていいのか?

 

自宅で肩こりをケアしようと考えたとき、お風呂に入ることによって症状の緩和が期待できます。

肩こりは多くの場合筋肉の緊張や強張りに起因しており、これらの症状には入浴で血行を促進することが効果的だからです。

お風呂に浸かることで副交感神経あ(身体をリラックスさせる神経)を優位にさせることができます。

 

ただし、漫然とお風呂に入るだけでは肩こりを改善することは難しい点に注意しましょう。

 

例えば、湯船に張ったお湯が熱過ぎると交感神経が優位に働きます。

交感神経(身体を活性化する神経)が優位になると肉体が緊張し、かえって肩こりを促進してしまうので気を付けてください。

肩こりをやわらげるお風呂の入り方

肩こりケアとしてお風呂を活用する場合、お湯の温度以外にも配慮すべき点が存在します。

 

強張った肩の筋肉をほぐすために必要な方法を知ることは肩こり改善の第一歩です。

 

毎日の入浴で肩こりケアに取り組み、辛い肩こりを少しずつ改善していきましょう。

 

 

全身浴

 

肩こりをお風呂で改善するためのキーワードとして覚えておきたいのが血行促進です。

 

血行を促進する効果を高めるには全身浴が効果的といえます。

肩だけを温めるよりも全身の血行が促進された方が体内を循環する血液全体が温まり、肩の筋肉をほぐすことに繋がるのです。

 

お湯の温度は40度を目安にしてください。

42度を超える高温のお湯に浸かると交感神経が優位になってしまいます。肩までしっかりと湯船に沈めて、15分から20分程度リラックスしましょう。

 

 

運動浴

 

肩の筋肉への直接的なアプローチもまた、肩こりを改善するうえで有効といえます。

 

そこで取り組みたいのが運動浴です。

運動浴とは湯船に浸かりながら身体を動かすことを意味します。

 

肩こり対策の運動浴として実施して欲しいのが肩のストレッチです。

肩をすくめるように引き上げたら、すぐに力を抜いてください。

このとき、肩を回すなどの動作を加えると血行促進効果が高まります。

 

肩をすくめて戻す運動を10回程度繰り返すのが目安です。

入浴剤で入浴効果を高める

 

入浴による肩こりケアを実践するうえで知っておきたいのが入浴剤の効果です。

 

入浴剤の中には、肩こりケアに役立つ商品も存在します。入浴剤を選ぶうえでも血行促進は重要なキーワードです。

 

炭酸ガスや生薬が含まれている入浴剤は肩こりケアに役立つ入浴剤といえます。

炭酸ガスタイプを手に取るときはなるべくガスの濃度が高いものを選択しましょう。

 

生薬タイプの場合は身体を温める効果がある生薬を含む入浴剤が肩こりには効果的です。

 

成分をチェックしながら入浴剤を選ぶ癖をつけましょう。

お風呂上がりに簡単肩こりストレッチ

肩まわしストレッチ

 

1つ目の種目は肩回しストレッチです。まずは右手で右肩を、左手で左肩を触る基本姿勢を取ります。

ここから肩を大きく前に10回まわしてください。左右の肩を同時に大きく回すのがポイントです。

 

10回まわし終えたら、今度は逆の方向にも肩を回しましょう。

 

指先が肩から離れてしまうと肩の筋肉をほぐす効果が薄くなるので注意してください。

時間に余裕がある人は僧帽筋や広背筋といった方の周辺の筋肉がポカポカ温まってくるまで回すと、肩こり解消の効果がより強く実感できます。

 

 

肩・腕伸ばしストレッチ

 

肩こりは肩周辺の筋肉だけでなく、連結した他の筋肉の血行にも悪影響を与えることがあります。

肩と腕の筋肉をほぐすこちらのストレッチは二の腕の血行促進効果も期待できる種目です。

 

まずは耳に二の腕をくっつけるようにして右の腕を上げて、そのまま肘を曲げてください。

左手を右肘を添えたら、肘を頭の頭の方に引っ張ります。肩と二の腕の筋肉が伸びていることを意識しながら5秒キープしましょう。

 

反対側も同様に取り組みます。左右それぞれ3回ずつが目安です。

まとめ

肩こりとお風呂についてまとめた今回の記事の内容は以下の3点に集約できます。最後に重要なポイントをおさらいしておきましょう。

 

  • 筋肉の強張りや緊張に由来する肩こりに対して入浴は効果的なケア方法といえます。ただし、お湯の温度が高すぎると筋肉の緊張が促進されて逆効果になってしまうこともあるので注意しましょう。

 

  • 全身浴や運動浴、肩の筋肉のストレッチなどを実施すると肩こり改善効果が高まります。

 

  • 生薬や炭酸ガスを含む入浴剤を活用するのも肩こりを緩和する手段のひとつです。

 

 

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