肩こりと眼精疲労は共通の原因から発生することがある症状です。肩こりに悩んでいる人が眼精疲労にも苦しめられるケースや両方の症状に同時に悩まされる人も見受けられます。
こちらの記事では眼精疲労と肩こりの関係性や眼精疲労のセルフチェック方法を解説するので、目の疲れが気になる人は参考にしてください。
さらに、眼精疲労を軽減するための方法として、眼球体操やパソコンの使い方の見直し、目のストレッチといった方法を紹介します。
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目次
肩こりと共に発生しやすい症状としては挙げられるのが眼精疲労です。
眼精疲労とは目の疲れに伴う症状であり、長時間パソコンを画面を見続けた場合などに発症します。
デスクワークや手元での細かな作業を長時間継続したとき、肩こりと眼精疲労に同時に悩まされるケースが見受けられるのです。
なぜ肩こりと眼精疲労が併発しやすいのかというと、両者が共通の原因から発症することが理由といえます。
肩こり発生のメカニズムとして注目したいのが、肩周辺の筋肉の強張りや血行不良です。
これは長時間同じ体勢になった場合に見られる症状であり、目を酷使する状況と重なることが多い傾向にあります。
目が疲れるほど作業に集中した結果、肩の筋肉の血行不良を促してしまうというわけです。
また、眼精疲労も肩こりも自律神経のバランスが崩れることで起こります。
同じ要因が関係しているため、同時に症状が出やすいのです。
眼精疲労の大半は私生活における習慣の積み重ねが大きな要因です。
目を酷使するのが当たり前になっている人や意識しないうちに目を疲れさせている人が眼精疲労やそれに伴う肩こりに悩まされることが多くなります。
スマートフォンやパソコンといった、ひとつの画面をずっと見続ける必要があるデバイスの使用は現代における眼精疲労の代表的な原因です。目の酷使以外の理由としてはストレスも眼精疲労の要因になり得ます。
ストレスによって肉体を緊張すると全身の血行が悪化します。
血行不良が人体に及ぼす悪影響のひとつとして、眼精疲労や肩こりが生じるというわけです。
コンタクトレンズや眼鏡の度数が現在の視力に合っていないときも眼精疲労になりやすいので注意してください。
眼精疲労に伴う体調不良が軽傷な場合や眼精疲労が当たり前になっていると自分の目が疲れているのか意識しにくくなることがあります。
眼精疲労や肩こりへの対策に乗り出す前に眼精疲労かどうかチェックしておきましょう。
眼精疲労のチェック方法としては目やその周辺に違和感があるかで判断するのが最初のステップです。
目の渇きや物が見えにくい、まぶたが重い、目が赤いといった症状に覚えがある人は眼精疲労を疑いましょう。
症状が進行すると吐き気や酷い肩こり、頭痛といった症状が眼精疲労によって引き起こされます。
ただし、吐き気や頭痛は他の疾患が原因として作用している可能性もあるので注意しましょう。セルフチェックで眼精疲労だと感じたら医療機関を受診するのもひとつの手段です。
眼精疲労は日々の生活習慣によって引き起こされる症状ですが、ケアによって症状を緩和することができます。
眼精疲労が和らげば、それに伴う肩こりの症状も抑制できる可能性が高くなるため、肩こりと眼精疲労の両方に苦しんでいる人は積極的にケアしましょう。
ここでは眼精疲労を抑えるための対処法を4つ紹介します。
目の周辺には多数の血管が張り巡らされており、これが目の酷使による血行不良の原因でもあります。
しかし、目の周辺にはツボがいくつも存在する点に注目です。ツボ押しによって眼精疲労を軽減していきましょう。
頭痛が酷いときに押して欲しいのがこめかみの窪みにある太陽と呼ばれるツボです。
眼精疲労の緩和と共に頭痛にも効果的なツボといわれています。指の腹でじっくりと押し込むのがポイントです。
涙袋の中央に位置する承泣というツボは眼精疲労によく効くツボなのでこちらも押してみてください。
眼球体操は眼球を意図的に動かすことで目の働きを活性化する効果があるとされている体操です。
眼精疲労はパソコンの画面などの凝視によって目が疲労し、眼球周辺の筋肉が強張ります。
眼球体操によって眼球を動かすと強張った筋肉がほぐれていくというわけです。
やり方としては目を大きく見開いた状態からぐるりと眼球を回しましょう。時計回りと反時計回りを数回ずつやったら、目を閉じて休ませてください。
腕を前に真っすぐ伸ばし、親指を上げた手を目だけで見つめる眼球体操も有効です。
親指をじっと見つめたら手を上下左右に動かします。首を固定したまま、眼球の動きだけで親指を追いかけましょう。
眼精疲労は肩こりと同様に目の周辺の筋肉が血行不良に陥ることも原因のひとつです。
血行不良に陥った筋肉は強張り、縮んでしまっている傾向にあります。強張った筋肉をほぐすには温めるのが効果的であり、これは目の周辺の筋肉も同様です。
目の周辺を温めるなら、特に多くの血管が張り巡らされているまぶたを加温しましょう。
まぶたを温める手段としては、蒸しタオルや温めて使うタイプのアイマスクが効果的です。
タオルやアイマスクの温度が熱過ぎると火傷するので、40度前後に留めておきましょう。
眼精疲労の根本的な解決を望むなら、パソコンの使い方を改めましょう。
一時的に眼精疲労が収束したとしても、再びパソコンの画面を凝視する生活を続けてしまうと眼精疲労は再発します。
こうならないためにはパソコンの作業で目が疲れないように対策することが重要です。
パソコンと目は腕を伸ばしたときの長さに等しい距離をとって使用しましょう。1時間ごとに席を立ち、パソコンの画面から目を離します。
モニターの明るさをこまめに調節して、過度な光が眼球にあたらないように注意してください。
肩こりや腰痛といった症状では筋肉を伸ばして血行を促すストレッチが有効とされています。
眼精疲労についても目の周辺の血行不良が症状の進行を促すため、目のストレッチで血行を促進していきましょう。
目元を正しく動かせているか不安な人は、鏡を見ながら取り組んでください。
目のストレッチとして最初に取り組むのはシンプルなウインクを繰り返すウォーミングアップです。
最初は左右交互にウインクしていきます。リズムを意識して軽快に目を開閉してください。以降、左右のウインク運動の回数は10~20回が目安です。
次は最初よりも速めに左右の目を開閉します。続けざまに今度はまぶたの筋肉を柔らかく動かして同じようにウインクしましょう。
左右のウインクの最終ステップは強めに目を閉じます。
仕上げに、両目を強く瞑っては開く運動を3回実施してください。
ウォーミングアップが終わったら、指定された方向を見つめる運動で目の周りの筋肉を伸ばしていきます。
最初のステップは右の眉毛を見る運動です。3秒見つめたら左眉の方向に視線を動かします。
続いては右の頬の方向を見つめてください。眉のときと同様、反対側の頬の側にも視線を移しましょう。
今度は右耳と左耳を3秒ずつ見つめます。これが終わったら、生え際と顎にそれぞれ3秒ずつ視線を固定しましょう。
最後は顔の中心、鼻に視線を集めてください。
見ること以上に目の周りの筋肉を大きく動かすことを意識すると眼精疲労が緩和されやすくなります。
ウォーミングアップと上下左右のストレッチの次は眼球をグルグルと回すタイプのストレッチを行います。
眼球体操と同様に、両方の眼球を同時に大きく回すのが基本です。
右回りに2~3周、左回りに2~3周回したら、最後は両方の目で鼻柱を見つめてください。
5秒間キープしたら終了です。
眼球を回す運動は慣れない人が取り組むと目が回ってしまいます。転倒を防ぐためにも立った状態で行わないでください。
速く回すよりも、目の周りの筋肉をしっかり伸ばすことの方が重要です。
眼精疲労と肩こりに関する今回の記事は以下の3点に要約できます。
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