漢方は風邪などの疾患だけでなく、肩こりのような体調不良に対しても効果を発揮することがあります。
肩こりを漢方で改善していくには肩こりの原因に効果的な漢方を選択していくことが重要です。また、漢方では対処できない肩こりの症状があることも覚えておきましょう。
こちらの記事で紹介するのは漢方によって肩こりを改善できるとされているメカニズムです。さらに、肩こり対策として試しておきたい2種類の漢方についても見ていきましょう。
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肩こりに悩まされる人の中にはマッサージなどの施術を受けてもすぐに痛みが戻ってしまう、いわゆる慢性的な肩こりを抱えているケースが見受けられます。
慢性的な肩こりの場合、原因として考えられるのが血行不良や筋肉の強張りです。
漢方は基本的に血行不良や筋肉の強張りに由来する肩こりに効果的とされています。
それは漢方に含まれている成分が血行を促進し、筋肉の強張りを取り除く効果があるからです。
ただし、上記の原因以外の肩こりについては漢方を服用しても改善しない可能性があるので注意してください。
また、漢方はこれだけ飲めばすべて解決といった万能薬ではなく、普段の肩こりケアをサポートするものとして活用しましょう。
筋肉に由来する肩こりなら、ストレッチや姿勢の改善で肩こりの根本的な原因に対処しつつ、漢方で痛みを和らげるといった具合です。
漢方は種類ごとに、それぞれ身体のどのような症状に効くのか異なります。
肩こりを改善したいのであれば、肩こり対策に適した漢方を服用することが重要です。
そのためには漢方に関する基本的な知識や漢方の種類を学んでおきましょう。
ここでは肩こりに効果が期待できる漢方を2つ紹介します。
葛根湯は風邪のときに飲むと効果的な漢方として、近年知られつつあります。
葛根湯は風邪の初期症状の緩和効果が期待できるだけでなく、肩こりに対しても処方される点に注目です。
葛根湯には麻黄と呼ばれる発汗作用を伴った成分が含まれています。
麻黄の持つ発汗作用は、身体を内側から温めて、身体の熱や痛み、腫れといった症状に対処可能です。
肩や首の筋肉が緊張している場合は葛根湯を服用することで筋肉を温めて、強張りを取り除くことが症状の緩和に繋がります。
慢性的な肩こりに悩まされている人の多くは首や肩の筋肉が緊張を帯びているため、葛根湯を服用してみましょう。
葛根湯に加えて、首や肩のストレッチを実践すると肩回りの筋肉の緊張をほぐす効果が高まります。
筋肉の血行不良が肩こりの根底にある場合、桂枝茯苓丸と呼ばれる漢方を服用することで症状の改善が期待できます。
桂枝茯苓丸は血行を促進する漢方の一種です。
肩こり以外にも生理不順や更年期障害、のぼせといった症状に対して処方されます。
身体の冷えやそれに伴う血行不良は数多くのトラブルを身体に生じさせる要因です。
身体が冷え気味な人が桂枝茯苓丸を服用すると体内の熱量を調節することが可能になります。
肩こりもまた、冷えや血行不良に起因する症状です。
そのため、肩こりに悩んでいる場合は桂枝茯苓丸で血行不良や冷えに対処することで症状の改善が期待できます。
桂枝茯苓丸は女性特有の不調に対しても効果を発揮する漢方です。
ただし、妊娠している場合は医師や薬剤師に相談したうえで服用するようにしてください。
漢方は肩こりを治す専用の薬ではないため、服用を継続しても症状が改善しないこともあります。
その場合は漢方が効果を発揮しにくい原因によって肩こりが引き起こされている可能性を考慮しましょう。
ケガや神経が原因の肩こりの場合は漢方で血行を促進しても対処できない場合があります。
肩こりの症状がいつまでも収まらない、症状が悪化している場合は医療機関の受診を優先してください。
漢方を過信することなく、複数のケア方法を実践することが肩こり改善への近道です。
今回の肩こりと漢方に関する記事の内容を以下の3点にまとめたので最後におさらいしておきましょう。
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