捻挫から早く回復したいと願っている人は、入浴の方法を見直すことが完治への近道になることを覚えておきましょう。
捻挫とは具体的にどのような症状なのか理解すると、お風呂に入るときに気を付けるべき点が見えてきます。
こちらの記事で取り上げるのは、捻挫の症状に合わせたお風呂の入り方です。
なぜ捻挫のときは入浴を控えるべきといわれることがあるのか、捻挫の初期の段階で実施すべきアイシングについても紹介します。
お風呂の入り方を通して、捻挫のケアを学んでいきましょう。
目次
捻挫とは関節を構成する部位が損傷し、炎症を起こしている状態を意味します。
捻挫が起こりやすい部位として知られているのが指や足首です。
突き指といわれる症状も捻挫の一種といえます。
捻挫は内出血や炎症を伴うことが多いため、初期の場合は入浴を控えるのが基本です。
入浴によって体温が上昇すると炎症している部位が悪化することが理由になります。
むしろ、捻挫の初期症状においては、アイシングで熱を取り除き、炎症を抑制するのが効果的です。
捻挫の症状は初期の痛みが激しい段階から、痛みが鎮静するフェイズに移行していきます。
お風呂に入りたい場合は、痛みが治まってきてからにしてください。
ただし、まだ炎症が残っている段階で入浴してしまうと、炎症が悪化してしまう点に注意が必要です。
炎症が治まるまでの時間は捻挫による関節の傷み具合によって異なりますが、一般的には捻挫発症から3日を過ぎたら入浴しても構わないとされています。
ただし、3日はあくまで目安なので痛みが酷い場合はさらに数日期間を空けてからお風呂に入るようにしてください。
捻挫が治りかけている段階で入浴するときは、炎症が再燃しないように気を配ることが重要です。
ポイントとしては、ぬるめのお湯に短時間浸かることを心掛けましょう。
湯船に張ったお湯の温度が高いと、捻挫した部位の体温が上昇して炎症が再燃するリスクが高まります。
お湯がぬるめでも、長い時間浸かっていると全身が温まって捻挫に悪影響を与える可能性があるので注意してください。
じっくりとお風呂に入りたい人は、捻挫が完治するまで我慢しましょう。
入浴によるリスクを控えたいのであれば、シャワーを活用するのもひとつの手段です。
汗をかいて不快な部分にだけお湯をあてる、洗髪だけを済ませてすぐにシャワーを終わらせるといった行為も、炎症の再燃を防ぎながら身体を清めることに繋がります。
捻挫から早期に回復するには、入浴を控えると共にアイシングを行う必要があります。
特に重要なのが捻挫を発症した直後です。
氷嚢などに入れた氷を活用すると、患部を効率的に冷やすことができます。
氷が水になるとき、融解熱と呼ばれる現象で周囲の熱を奪うことが理由です。
氷で冷やすときには、感覚がマヒするまで氷を当て続けましょう。
感覚がマヒするまで冷えているということは、血流が鈍って炎症を抑制していることと同義だからです。
感覚がマヒしてからも冷やし続けると凍傷になる恐れがあります。
冷やす時間は15分が目安ですが、感覚がマヒしてきたら氷を離してください。
氷を患部から離した後、1〜2時間の間隔を空けてから再度冷やしましょう。
患部を頭よりも高い位置に上げておくことも、捻挫を早く治すためのコツです。
捻挫とお風呂に関する今回の記事の重要なポイントは以下の3点です。
最後に振り返っておきましょう。
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