捻挫はスポーツなどの場面でよく見られるケガの一種であり、その治療の中で冷却措置が行われます。
受傷直後に的確な冷却を施すことが、捻挫を早く治すためのポイントです。
冷やし方を間違えると凍傷になってしまうこともあるので気を付けましょう。
こちらの記事で解説するのは、捻挫の定義や具体的な症状、冷却措置をする意味などの項目です。
実際に患部を冷やすとき配慮すべき点についても紹介するので、捻挫に対するケアを学びたい人は最後まで目を通してください。
捻挫の治療における処置の中でも、回復までの期間を大きく左右するのがアイシングです。
適切な時期に効果的な冷却を行うことが、捻挫の痛みや炎症を取り除くうえで重要な意味を持ちます。
捻挫の定義や冷やすときのコツについて詳しく見ていきましょう。
捻挫は骨折や脱臼と同様に、関節の周辺で生じる症状です。
靭帯や筋肉、骨といった部位が外圧によって損傷するのが捻挫の主な症状になります。
読んで字のごとく、捻転の動作の際に強い力加わったときに起こりやすいのが特徴です。
炎症や患部の腫れは捻挫の代表的な病態です。
捻挫の痛みは患部の炎症によるものであり、炎症を抑えることが痛みを取り除くカギになります。
1週間程度で完治することもありますが、場合によっては数ヶ月間痛みや違和感に悩まされることもある点に注意しましょう。
捻挫の治療において優先されるのがアイシングです。
アイシングとは氷や湿布などを用いて患部を冷やす処置を表します。
捻挫のときに患部を冷やす理由として覚えておきたいのが炎症の抑制です。
関節周辺に大きな力が加わったとき、筋肉や靭帯が損傷することがあります。
損傷した組織は熱感と痛みを伴うのが一般的であり、これが炎症と呼ばれる症状です。
捻挫からいち早く回復するには炎症を抑え、痛みを取り除くことが近道とされています。
アイシングは効率的に炎症を取り除く手段であることから、捻挫を治療する際に重要視されているというわけです。
捻挫を治すには冷却が効果的である一方、患部を温めてしまうと症状が悪化するケースもあるので気を付けてください。
特に、急性期と呼ばれる激しい痛みと炎症を伴う時期は、患部を温めることは厳禁とされています。
患部を温めると血行が促進されて、痛みや炎症が強くなるからです。
そのため、捻挫の急性期は入浴を避けるのが基本になります。
外部からの加温だけでなく、患部の動作に伴う体温の上昇も避けましょう。
ただし、痛みが引いた慢性期では、患部を温めることが治療の一環として行われることもあります。
捻挫が生じた直後のアイシングは、回復までの期間や痛みの度合いを決定する重要な項目です。
捻挫から早く回復したいなら、適切な冷やし方を覚えておきましょう。
アイシングのタイミングや期間を誤ると、回復を促す効果が薄くなってしまうこともあります。
捻挫の患部を冷やすときに注意すべき2つのポイントをチェックしていきましょう。
捻挫の治療は医療機関を訪ねる前から始まっています。
なぜなら、捻挫が生じた直後のアイシングが非常に重要だからです。
捻挫が発症してから、遅くとも30分以内には冷やし始めましょう。
冷やす方法としてはビニール袋や氷嚢に入れた氷が効率的です。
氷が水に変わるときの融解熱が、患部の体温を効果的に下げてくれます。
冷やす時間としては、20分をひとつの目安に実施してください。
ただし、患部が麻痺してきたときは1度氷を離し、熱感が戻ってからアイシングを再開します。
アイシングは基本的に、炎症と腫れが引くまで継続しましょう。
なぜなら、炎症と腫れが捻挫の痛みの原因であり、この2つの要素がある限り、捻挫が再発する可能性があるからです。
ただし、熱心に冷やしすぎるあまり皮膚が凍傷になってしまわないように注意してください。
アイシングの期間については、どれほど腫れと炎症が生じたのかによって変わってきます。
セルフケアで判断がつかない場合は、医療機関を受診して冷却を継続すべき期間を教えてもらいましょう。
スポーツをしている人の中には、一度捻挫した箇所を何度も負傷してしまうケースが見受けられます。
捻挫の再発を防止するには、適切なリハビリによって捻挫が再発しない身体の動かし方を身につけることが重要です。
また、捻挫の治療中に運動量が不足し、筋肉のバランスが崩れることも再発の原因です。
リハビリと合わせて、筋力の強化にも努めましょう。
足首の捻挫の場合、再発防止策としてサポーターを着用し、足首の動きを固定することもあります。
捻挫と冷却に関する今回の記事は、以下の3点に要約できます。
最後に重要なポイントを振り返っておきましょう。
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