捻挫による内出血の症状とは？応急処置の方法も解説◎

内出血を伴う捻挫

 

 

捻挫にはさまざまな重症度があるように症状が多種多様になっています。

 

なかには内出血を伴う捻挫もあり、後から肌の色が変色してしまいます。

 

ここでは内出血を伴う捻挫について紹介します。

 

捻挫した際に内出血もしてしまう人は参考にしてください。

 

症状

 

内出血を伴う捻挫の場合は、靭帯が損傷しているだけではなく、関節付近の血管も損傷している可能性が高いです。

 

一般的に内出血は強い力が加わることで小さな血管が切れてしまい、血液が漏れてしまいますが、時間をかけることで内出血が治ります。

 

捻挫の原因は内出血と同じように強い力が加わることであり、関節がねじれた際に、血管も損傷してしまうため、捻挫とともに内出血もしてしまいます。

 

場合によっては骨折している可能性もあります。

 

完治までの期間

 

捻挫してしまった際には完治するまで痛みなどの症状と付き合っていかなければなりませんが、完治するまでの期間をある程度予想することができます。

 

捻挫は重症度によって完治するまでの期間が異なり、軽度であれば1週間程度で完治する場合が多いです。

 

内出血をしている場合は捻挫が完治するまでの期間が長引いてしまうと考えてしまいがちですが、軽度の捻挫であれば内出血は3～4日程度でだいぶ症状は落ち着いてきて、1週間すれば内出血とともに捻挫も完治することが多いです。

 

捻挫直後の応急処置

 

 

捻挫してしまった際には応急措置を行うことが大切であり、症状を和らげることができたり、完治までの期間を短縮することもできます。

 

ここでは捻挫してしまった際の応急措置方法を紹介します。

 

捻挫とともに内出血もしてしまう機会が多い人は参考にしてください。

 

まずはRICE処置

 

RICE処置は患者に対して病院で治療を受けるまでの行う処置方法であり、スポーツ選手にとっては重要な治療方法です。

 

捻挫などの怪我をしてしまってから病院に受診するまでには時間がかかってしまい、そのまま安静にしているだけでは症状が悪化してしまうこともあります。

 

そこで病院で受診するまでの時間にできる治療方法を行うことがRICE処置であり、痛みを軽減したり、炎症が長引き傷ついた組織の回復が遅れないようにする目的があります。

 

スポーツ選手にとっては怪我は選手生命にも影響することがあるため、RICE処置の重要性が高いです。

 

RICE処置は症状によって適切な治療方法を行う必要があるため、正しい知識と経験が求められます。

 

ちなみに、頭部への損傷や意識障害などの場合は患者をむやみに動かすことは危険であるため、安静にすることが適した対応の場合もあります。

 

患部を冷やす

 

捻挫してしまった際には冷やすことが捻挫の治し方として適しており、痛みを軽減することができたり、症状が悪化してしまうことを防ぐ効果が期待できます。

 

患部を冷やすことで血流を抑えることができ、炎症も抑えることが可能です。

 

患部を長時間冷やす必要がありますが、20分間冷やして10分間休憩し、再び20分間冷やすようにしましょう。

 

冷やす方法はアイスパックや氷を入れたビニール袋が望ましいです。保冷剤は凍傷を起こす可能性があるのでできる限り使用しない方が良いです。

 

 

固定する

 

捻挫は関節を痛めている状態であるため、関節を動かす度とに激しい痛みが出てしまいます。

 

しかし、私生活をするだけでもさまざまな関節を動かしているため、意識的に固定することは難しいです。

 

そこでおすすめのアイテムがテーピングであり、関節を固定することができるアイテムです。

 

捻挫してしまった関節にテーピングを巻くことで関節の可動域を抑制することができ、固定することができます。

 

ただし、関節ごとに適したテーピングの巻き方が存在しているため、事前に巻き方をマスターしておきましょう。

 

 

こんな場合は医療機関へ

 

 

捻挫は基本的に安置していれば自然に治癒させることができますが、重度の場合は病院で治療を受けないと完治しない場合もあります。

 

特に、2～3日しても痛みや症状が治まらないのであれば病院で診断してもらうことをおすすめします。

 

内出血の範囲や変色具合が変わらなかったり、ひどく腫れている場合も病院に行くようにしましょう。

 

重度の場合は捻挫とともに骨折や骨にひびが言っている可能性もあるため、自然治癒では難しく、病院に行かないといつまでも完治することができない場合もあります。

 

まとめ

 

捻挫と内出血の原因は強い衝撃を受けた際と同じであるため、内出血を伴う捻挫も珍しくありません。

 

内出血をしている場合はより強い力が加わった証拠でもあるため、捻挫の具合も悪いことが多く、最悪骨折してしまっていることもあります。

 

内出血している捻挫でも治療方法は同じであるため、即座に安静にしつつ冷却するようにしましょう。

 

足首を捻挫してしまうと移動することもままならないため、適切な治し方を行い、完治までの期間を短くするようにしましょう。

 

最後に記事の内容をおさらい！

 

• 捻挫で内出血する理由

 

• 完治までの期間

 

• 捻挫してしまった際の処置方法