
骨盤がねじれてしまう原因とは?ねじれを解消するストレッチを紹介
骨盤がねじれてしまった場合は、腰を捻る動作などを加えたストレッチなど、骨盤の歪みを整える処置が効果的です。
そもそも骨盤は悪い姿勢が常態化している人ほど歪みやすく、骨盤のねじれは歪み方の一種と認識されています。
こちらの記事で紹介するのは、骨盤がねじれる原因やねじれてしまうことによる悪影響です。
骨盤のねじれを改善するのに効果的とされているストレッチのやり方や、骨盤のねじれを予防するために取り組むべき事柄についてもチェックしていきましょう。
目次
骨盤ゆがみの原因
骨盤とは上半身と下半身の間にある骨の籠のような部位であり、膀胱や子宮といった器官を保護する働きがあります。
骨盤が歪むことによって、腰痛や膝の痛みなどのトラブルが生じてしまうケースがあるので気を付けましょう。
骨盤が歪む原因としては、左右のバランスが崩れてしまう身体の使い方が挙げられます。
どちらかの脚ばかり上にして組む、身体の左右どちらかに体重をかけて座るといった行為が習慣になっている人は、骨盤が歪む確率が高めです。
出産を終えた女性もまた、骨盤が歪んでいるケースが数多く見受けられます。
ねじれゆがみの特徴
骨盤の歪みは全部で4種類存在するといわれています。
骨盤の歪みの中でも、腰痛に悩まされやすい傾向にあるのがねじれた骨盤です。
こちらは、左右の骨盤の高さが違う、上下にずれるといった現象によって骨盤全体が歪んでしまう症状です。
骨盤がねじれてしまうことによる弊害としては、スタイルが悪く見えるといった影響が考えられます。
正常な位置に骨盤があれば、左右のお尻や脚に均等に筋肉が付くのが一般的です。
しかし骨盤がねじれていると、左右どちらかに筋肉が集中するケースが多く、バランスの悪い体型に見えてしまうケースがあります。
ねじれ以外の骨盤の歪み方は、「前傾」「後傾」「骨盤全体が開く」の3種類です。
各骨盤の歪み方に適したケアを施していきましょう。
骨盤のねじれを治す方法
骨盤のねじれを解消するには、ねじれた骨盤に外側から圧力をかけるストレッチが効果的です。
筋肉を伸ばす運動に取り組む中で、骨盤のねじれが改善していきましょう。
骨盤のねじれを取り除くのに役立つとされている3つのストレッチを紹介します。
椅子に足を載せるストレッチ
最初に紹介するのは、椅子に足を載せて行うタイプのストレッチです。
- 膝と同じくらいの高さの椅子を用意したら、椅子に背中を向けて立ってください。
- 片方の脚を持ち上げたら、後ろにある椅子に足の甲を載せます。片足が完全に椅子に載ったら、前側の脚に体重をかけていきましょう。
- 同時に、椅子に載せた側の脚も後ろに引っ張るイメージで力をかけると、骨盤周辺の筋肉を伸ばしつつ、骨盤のねじれを解消することに繋がります。
- 骨盤を伸ばす運動を30秒継続するのが1セットです。全部で3セット取り組みましょう。
膝を立てるストレッチ
続いて紹介するのは、骨盤と太腿の筋肉を同時に伸ばす運動です。
- 仰向け寝転んだら、身体の力を抜いて天井を向きます。両腕を大きく広げたら、片方の膝を立ててください。
- 膝を立てていない側の脚を折り畳む形で、爪先をお尻の下に敷きましょう。難しい場合は、腰のすぐ横に置くだけでも充分です。
- 片方の膝を立てつつ、反対側の脚を折り畳んだ状態を20~30秒程度キープします。腰をしっかりと床につけることが、太腿の筋肉を伸ばし、骨盤の歪みを解消するコツです。
腰を捻るストレッチ
骨盤が左右にねじれている場合は、腰を捻るストレッチで歪みを解消していくのが効果的です。
- 仰向けの状態で力を抜き、視線を天井に固定します。
- 右膝を立てた後、身体の左側に向かって右半身を捻りましょう。右膝の内側が身体の左側にある床にくっつくのが目安です。
- ゆっくりと息を吐きながら、視線を天井から右側に動かしましょう。こうすることで、上半身を右、下半身を左にねじる運動が完成します。
- 腰から股関節までの筋肉が伸びていることを感じながら10秒以上制止しましょう。反対側も同様に取り組みます。
骨盤のねじれ予防に!
骨盤のねじれや歪みを予防するには、普段の姿勢から気を配ることが重要です。
立っているとき、どちらかの足に体重をかけることが多い人は、左右均等に力を入れることを意識してみてください。
歩くときには、身体の軸がぶれないように左右の足を踏み出すことを心掛けましょう。
重心が後ろになってしまうと、骨盤の歪みを引き起こす確率が高まるので注意が必要です。
デスクワークをしている人は、座っているときの習慣を見直すことが骨盤のねじれや歪みの予防に繋がります。
頬杖を突く、片方の脚ばかり上にして組むといった習慣を止めることが、骨盤のねじれ予防の第一歩です。
椅子に座っているときはもちろん、床に腰を下ろす場面でも身体の左右どちらかに体重をかけ過ぎないように注意してください。
まとめ
骨盤のねじれについてまとめた今回の記事の要点は以下の3点です。
最後に重要なポイントを確認しておきましょう。
- 骨盤のねじれとは、骨盤が歪み方の一種です。骨盤が前後左右にねじれてしまうと、腰痛などの体調不良を引き起こします。
- 骨盤のねじれを改善したいときは、骨盤周辺の筋肉を伸ばすストレッチに取り組みましょう。脚を前後に開く、腰を捻るといった動作を取り入れたストレッチは、骨盤のねじれ解消に効果的です。
- 身体のバランスが崩れてしまうような姿勢が癖になっている人は、それを改めることが骨盤のねじれ予防になります。