骨盤の歪みに起因する体調不良を予防、改善したいのであれば、骨盤を支える3つの筋肉にアプローチすることが近道です。
アプローチの方法としては、トレーニングによって外部から刺激を加えていく方法が挙げられます。
こちらの記事で取り上げるのは、骨盤を支える3つの筋肉の役割です。
これらの筋肉が骨盤を歪めてしまうメカニズムも紹介します。3つの筋肉を効果的に鍛えることで、骨盤の歪みや体調不良に対処できるトレーニングについてもチェックしていきましょう。
目次
仙骨をはじめとした複数の骨で構成されている骨盤は、身体の内部で筋肉に支えられています。
骨盤の歪みは、腰痛や膝の痛み、体型の変化を引き起こす要因です。
骨盤と深い関わりを持っている筋肉やその役割について詳しく見ていきましょう。
内転筋とは、太腿の内側を構成する筋肉の総称です。
大内転筋や長内転筋、恥骨筋など、全部で5つの部位に分かれています。
骨盤との関係で注目したいのは、大腿骨との関係性です。
内転筋は、大腿骨と骨盤を繋ぎ合わせることで、上半身と下半身の動きを円滑にする役割を担っています。
また、股関節の動きを司っている点も内転筋の特徴です。足を交差させるといった運動においても、内転筋は稼働します。
骨盤を支える以外にも、太腿の筋肉の要として機能しているのが内転筋です。
インナーマッスルと呼ばれる筋肉は、身体の内側に存在する筋肉として近年注目を集めています。
腹横筋は、骨盤に密着する形で存在するインナーマッスルです。
その名の通りお腹の側面をコルセットのように包み込み、背骨を支える役割を担っています。
つまり、姿勢を安定させることで腰の負担を和らげているのが腹横筋です。
腹横筋は腹式呼吸をするときに稼働します。
これは、腹横筋が横隔膜と連動しているからです。骨盤のすぐ上にある筋肉なので、骨盤の安定性にも関係しています。
骨盤底筋群は、腹横筋と協力して骨盤を上下から支えている筋肉と考えると、役割を意識しやすくなります。
骨盤だけでなく、内臓を支えるのも骨盤底筋群の仕事です。
具体的には、膀胱や直腸といった臓器を支えることで、排尿をはじめとした肉体の動きを補助しています。
腹横筋と深く関係している骨盤底筋群は、呼吸に合わせて上下に動く傾向にあります。
息を吐くと横隔膜が上に引っ張られ、骨盤底筋群も引き上げられる一方、息を吸うと下がるのが一般的な動きです。
腹横筋をはじめとした筋肉によって囲まれている骨盤は、周囲にある筋肉の影響を受けやすいことを覚えておきましょう。
骨盤は身体を動かす中で非常に微細な動きですが開閉を繰り返している部位です。
身体を動かす日中は骨盤が閉じ、睡眠中に開くというのが基本的な動きになります。
しかし、骨盤を囲んでいる筋肉のバランスが崩れてしまうと、骨盤が歪んでしまうだけでなく、骨盤の開閉のリズムに悪影響を与えることがあるのです。
内転筋や腹横筋、骨盤底筋群は、骨盤の開閉のリズムに深くかかわっています。
これらの筋肉の一部が衰えていると、女性の場合は生理不順や月経前症候群に悩まされることがあるので気を付けましょう。
周辺に存在する筋肉の衰えによって骨盤が悪影響を受けないためには、骨盤周りの筋肉を鍛えていくことが重要になります。
腹横筋や骨盤底筋群のようなインナーマッスルを鍛えるときは、正しいフォームでトレーニングを行わないとターゲットとしている筋肉以外の部位を刺激してしまうことも多いので注意してください。
内転筋に対して効果的に負荷をかけるトレーニングとして覚えておきたいのがスクワットです。
スクワットの中でも、足幅を広めに取った種目は内転筋によく効きます。
腰を下ろしてから最初の体勢に戻るまでの運動5回で1セットです。3セットを目安に実施しましょう。
腹横筋のトレーニングとしてはお尻を持ち上げるヒップリフトと呼ばれる種目に挑戦してみましょう。
ヒップリフトは膝を立てた仰向けの体勢から行います。
お尻を持ち上げて数秒キープ後、もとの体勢に戻る動きを10回繰り返してください。
この運動を1日3セット実施するのが目標です。
骨盤底筋群はキャットアンドカウと呼ばれる動きを繰り返すことで刺激することができます。
以上の運動を10回程度繰り返してください。
骨盤と筋肉に関する今回の記事の内容を以下の3点に集約しました。
最後に重要なポイントをおさらいしましょう。
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