テニス肘の改善や予防策として効果があるとされているのがサポーターです。
ただし、使用するサポーターの種類や装着の仕方によって、効果が変わってくる点に注意しましょう。
テニス肘の場合は、バンドタイプのサポーターを活用します。
こちらの記事で取り上げるのは、テニス肘の痛みを軽減するのに適したサポーターの種類や正しい装着方法です。
各メーカーが展開するサポーターの特徴や、テーピングでテニス肘の症状を緩和する方法も紹介するので、テニス肘について知りたい人は最後まで目を通してください。
テニス肘とはその名の通り、テニスをしている人によく見られる肘周辺の怪我のことです。
正式名称は上腕骨外側上顆炎であり、テニスをやったことがない人でもテニス肘が発症する場合があります。
具体的な症状は、肘の外側に生じる痛みです。
日常生活の中で痛みを感じるケースも多く、ものを持ち上げるなどの動作が難しくなる症状として知られています。
タオルを絞るといった肘の動きを伴う動作においても痛みが生じることがありますが、安静にしていれば痛みを感じないことがほとんどです。
テニスのラケットを振るなどの動きが外側上顆にある腱組織を繰り返し刺激することが、テニス肘の原因といわれています。
テニス肘の予防や改善策として用いられることが多いのがサポーターです。
サポーターの中でも、バンドと呼ばれるタイプのサポーターがテニス肘には効果的とされています。
バンドを腕に巻き付けることで、テニス肘の痛みの原因である腱への負担の軽減が期待できます。
痛みを軽減したい人はサポーターを試してみましょう。
テニス肘対策としてサポーターを活用する場合、サポーターの効果が最大限発揮できる付け方で装着することが重要です。
テニス肘にはバンドタイプのサポーターがよく用いられます。
バンドタイプのサポーターは腕をすっぽりと覆うというよりも、巻き付けて使用するサポーターです。
巻き付ける場所の目安としては、痛みを感じる部位から4~5cm手首側と覚えておきましょう。
巻き付けたときの締め付けが緩すぎると、サポーターの役割である患部への圧迫が行われなくなるので、適度な締め付け具合を保ちながら着用してください。
テニス肘をサポーターで解消するには、サポーターの特性を知っておく必要があります。
肘に使用するタイプのサポーターはメーカーによって仕様が異なることもある点に注意しましょう。
肘用サポーターを展開している3つのメーカーに関して、サポーターの特徴をまとめていきます。
バンテリンの肘用サポーターはバンドタイプではなく、二の腕から肘、上腕にかけてを覆うタイプのサポーターです。
生活テーピング理論に基づいて作られており、伸び縮みしながらもホールド感を維持しているのが特徴といえます。
日常生活の中で肘をケアしていきたいときに活用しやすいサポーターです。
ザムストはテニス肘に効果的とされているバンドタイプのサポーターと、肘を覆うタイプのサポーターの両方を展開しているメーカーです。
バンドタイプのサポーターは、腕に触れる部分の快適性を追求しています。
吸汗性と速乾性に優れ、長時間付けていても熱が籠りにくい仕様です。
ファイテンからは、肘用バンドという名称でバンドタイプのサポーターが発売されています。
前腕部を圧迫する場所にはパッドが挿入されているので、肘を固定しながらも痛みを感じにくい点に注目です。
締め付け具合を調節しやすいので、シチュエーションに合わせた締め付けの強さでスポーツや日常生活に臨むことができます。
テニス肘の痛みはサポーターだけでなくテーピングでも軽減できる可能性があります。
テーピングが効果を発揮するのは、サポーターが手元にないときや、すぐにでもテニス肘の痛みを和らげたい場面です。
テーピングの貼り方は、基本的にサポーターを巻き付けるのと同じです。
痛みを感じる部分から4~5cm程度手首側に、バンドを巻くようなイメージでテーピングを巻きつけます。
テーピングの幅は太くても5cm、細い場合でも2cmのものを使用しましょう。
テーピングを巻いたとき、痛みが軽減されていることを確認してください。
テニス肘とサポーターに関する今回の記事を以下の3点に要約しました。
最後に重要なポイントを振り返っておきましょう。
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