お尻の筋肉が肉離れになるメカニズムとは?詳しい症状や予防法を解説
2021年02月23日

お尻の筋肉が肉離れになるメカニズムとは?詳しい症状や予防法を解説

ハムストリングスや大腿四頭筋に比べると発症するケースは少ないものの、お尻の筋肉においても肉離れが生じる可能性があることを覚えておきましょう。肉離れは、強い負荷がかかる筋肉であればどこでも生じ得る症状です。


こちらの記事ではお尻の肉離れが発生する詳しいメカニズムや、肉離れが生じたときの症状について解説していきます。さらに、お尻の肉離れを予防する方法も紹介していくので、肉離れについて詳しく知りたい人は最後まで目を通してください。

お尻(臀部)も肉離れをする場合がある

肉離れとは、筋肉を構成する筋繊維が断裂を起こした状態を意味します。筋肉がある場所ならどこでも起こり得るのが肉離れの特徴です。肉離れが生じる部位の中でも、お尻の肉離れは比較的珍しい症状といえます。


肉離れを起こす部位としてよく知られているのがハムストリングスと大腿四頭筋です。これらの部位は跳躍や急停止、加速といった場面で強い力がかかりやすく、急激に力を加えられたタイミングで肉離れを起こすことがよくあります。


お尻はハムストリングスや大腿四頭筋に比べて急激な力が直接作用しにくいため、肉離れが生じるケースも少ないというわけです。


お尻(臀部)の肉離れの原因

お尻が肉離れを起こしてしまうシチュエーションとして挙げられるのが激しい運動をしている最中です。サッカーやバスケットボールなど、急な切り返しや方向転換、急停止といった動作が見受けられる競技に取り組んでいる人は注意しましょう。


肉離れを発症する原因の多くは、短い時間帯に収縮と伸展がほぼ同時に起きたことです。本来、収縮と伸展は逆方向の力がかかる運動です。それが短い時間で連続して起こることで筋肉が耐えきれなくなり、断裂するのが肉離れのメカニズムになります。


筋肉が断裂する際に、ブチッと何かが裂ける音が鳴ることもあるのが肉離れの特徴です。お尻の筋肉においても上記の収縮と伸展によって肉離れが生じます。筋肉に疲労が溜まっている人や筋力が衰えている人は比較的肉離れになりやすいことを覚えておきましょう。


お尻(臀部)の肉離れの症状

肉離れは炎症を伴う症状なので、早めにケアすることが痛みを緩和するうえで重要になります。肉離れの特徴としては、筋肉全体が腫れを帯びた状態になることです。お尻の筋肉で発生した肉離れについても同様のことがいえます。


お尻の筋肉が熱を持っている、触れると痛みを感じるといった場合は肉離れを疑いましょう。強い痛みが生じる肉離れの場合は、皮下出血を起こしていることもある点に注意が必要です。また、肉離れは筋肉の断裂具合によって痛みが異なることを覚えておいてください。


筋肉痛に毛が生えた程度の痛みしか生じず、気が付いたら完治することもある肉離れや、歩くのも困難なほど強い痛みを伴う肉離れも存在します。疑わしい症状が見られた場合は安静と冷却の措置を施しましょう。


お尻(臀部)の肉離れの予防

お尻の肉離れを予防したいのであれば、肉離れが生じるメカニズムから予防法を考えることが効果的です。筋肉に急激な力がかかったときに肉離れが発生しやすいため、運動中に強い負荷をかけないように配慮するのが肉離れ予防法のひとつといえます。


ただし、スポーツの中には突発的な動きで事態に対処しなくてはいけない競技もあり、強い負荷がお尻にかかるのを避けられない場面もあるのが現実です。そのため、筋肉に柔軟性を与えるストレッチでお尻の肉離れを予防しましょう。


筋肉が柔らかいほど強い負荷を与えられたときに衝撃を逃がしやすくなります。お尻の筋肉を柔らかくするストレッチとしては、床に腰を下ろした姿勢から片方の脚を抱え込み、内腿をなるべくお腹に近づけるように持ち上げて、お尻の筋肉を伸ばす種目が一例です。


まとめ

お尻の肉離れについてまとめた今回の記事の内容を以下の3点に要約したので、最後に振り返っておきましょう。


  • 肉離れは強い衝撃が加わった筋肉が断裂を起こす症状です。お尻はハムストリングスや大腿四頭筋に比べて肉離れが生じにくい傾向にありますが、力のかかり方によっては肉離れを起こすケースが見受けられます。


  • お尻の肉離れでは歩くのが難しいほどの痛みが生じることもある点に注意が必要です。


  • 予防策としては、お尻に強い負荷がかかる運動を避ける、日頃からストレッチに取り組み、お尻の筋肉の柔軟性を確保するといった方法があります。




>>詳しくはこちら

この記事をシェアする

人気コンテンツ

”その他” に関連ある記事

その他の記事

記事をもっと見る

TENTIALの商品

Item 1 of 15