肉離れといえばハムストリングスのような下半身の筋肉において生じる症状と思われがちですが、腹筋が肉離れを起こすこともあります。腹筋における肉離れも、他の部位における肉離れと同様に筋肉が急激に伸展と収縮を起こすことが原因です。
こちらの記事では、腹筋で肉離れが生じるシチュエーションや肉離れの具体的な症状について解説します。肉離れを予防するのに効果的とされている方法も紹介するので、腹筋の肉離れを防ぎたい人は参考にしてください。
目次
激しいスポーツをしている場面などで筋肉に大きな力が加えられたとき、筋肉の一部が断裂することを肉離れと呼びます。ブチッという筋肉が裂けることが聞こえる場合もあり、症状によっては数カ月間競技に復帰できないケースも見受けられる症状です。
肉離れは筋肉の伸張と収縮が同時に行われたときに発症する傾向にあります。ハムストリングスをはじめとした下半身の筋肉でよく見られますが、腹筋においても肉離れが起きる可能性があることを覚えておきましょう。
腹筋が肉離れを起こしてしまう原因として挙げられるのが、突発的に腹筋を伸縮させる運動を実施したことです。日常的な動作で腹筋に急激な力を入れるシーンを挙げるのは難しい一方、多くのスポーツにおいて腹筋は頻繁に動員されています。
サッカーであれば、強いシュートを打つために足を後ろに振り上げて、ボールをキックする一連の流れが、腹筋に強い力が加わる運動の一例です。テニスや卓球といった競技において強いスマッシュを打つときもまた、腹筋に強い力がかかります。
スポーツは全身の力を効率よく伝える動きが求められることが多く、腹筋は下半身と上半身を繋いで爆発的なパワーを生み出す役割を担う筋肉です。
そのため、スポーツに取り組んでいる人は、腹筋の肉離れの可能性がある動きを実施していることを自覚しておきましょう。
また、筋肉の柔軟性が低下していることも、肉離れの原因のひとつです。
腹筋の肉離れが急性的に生じた場合は、腹筋がつったような痛みを感じることがあります。筋肉の断裂具合によって感じる痛みが異なる点に注意しましょう。症状が進行すると皮下内出血が生じることもあり、歩行が難しくなるケースも見受けられます。
重症化すると患部が陥没し、激痛が生じるのが肉離れの一般的な症状です。軽症の場合はアイシングなどのセルフケアで治ることもありますが、重症化の場合は医師の診断のもとリハビリに取り組むのが完治への近道です。
肉離れは慢性的な痛みを生じることもあります。筋肉痛に近い痛みが持続することが多く、肉離れと自覚しないうちに治ってしまうこともあるのが慢性的な肉離れの特徴です。肉離れが生じたときは安静を心掛け、重症化しているときは病院を訪ねるようにしてください。
腹筋の肉離れを予防するには、運動の前と運動中の2つのケアを実践しましょう。運動の前のケアとしてやっておきたいのがストレッチです。同じ強度の運動に取り組んだとき、筋肉が柔らかい人と硬い人なら後者の方が肉離れになりやすい傾向にあります。
筋肉の柔軟性が低いほど肉離れを発症しやすいため、日々のストレッチで筋肉を柔らかくしておくことが肉離れの予防に繋がります。腹筋のストレッチとしては、うつ伏せの状態から両手で床を押し、上体をゆっくりと持ち上げる運動が一例です。
運動の最中のケアとして覚えておきたいのが、身体が温まっていないうちに急激な運動をしないことです。ウォームアップの中で徐々に運動負荷を上げていくことが腹筋の肉離れを予防することに繋がります。
腹筋の肉離れに関する今回の記事を以下の3点に要約したので振り返っておきましょう。
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