肉離れをテーピングでケア!ふくらはぎのセルフテーピングを解説
2021年02月23日

肉離れをテーピングでケア!ふくらはぎのセルフテーピングを解説

テーピングで患部の筋肉の動きを制限することが、肉離れの悪化を防ぐ方法のひとつです。ふくらはぎはランやジャンプ、急停止といった動作で強い不可がかかる部位であり、肉離れを起こしやすい傾向にあります。


こちらの記事で紹介するのは、ふくらはぎが肉離れを起こしたときに取り組んで欲しいセルフテーピングの詳しい手順です。テーピングの際に意識すべきポイントを4つのステップに分けて解説しているので、ふくらはぎの肉離れのケア方法を知りたい人は参考にしてください。

肉離れとは

肉離れとは、筋肉に負荷がかかりすぎて部分断裂してしまった状態を指し、別名「筋断裂」とも呼ばれています。特に、スポーツで起こりやすく、主に下半身にあたる足の筋肉で見られることが多いです。


スポーツの動作の中で、走ったり、ジャンプしたりといったものだけでなく、投げたり、ものを担いだりした時に足にかかる筋肉への負荷によってきます。これらの動作で筋肉が急激な収縮を行うことで、足の筋肉の中でもふくらはぎや太もも前側の大腿四頭筋、後ろ側のハムストリングに見られます。筋肉が部分断裂を起こして、筋肉が損傷している状態であるため、体重をかけただけでも痛みが生じ、普段通りに歩くことも困難になることもあります。


また一度起こした部位で再発することもあるため、予防や対策が重要とされています。


【セルフテーピング】ふくらはぎの肉離れ

ふくらはぎの肉離れをケアするテーピングは、ふくらはぎを固定しながらも動きを制限し過ぎないように注意しましょう。ふくらはぎは歩行の際に必ず動員される筋肉なので、固定し過ぎると地面に足を着いただけで強い違和感を覚えます。


以下の4つのステップに従ってふくらはぎのテーピングに取り組んでください。用意するテープは手で切れるキネシオテープと、キネシオテープよりも伸縮性に優れたテープです。皮膚が敏感な人はアンダーラップをふくらはぎに巻いてからキネシオテープでのテーピングに移ります。


最初のステップは、肉離れが起きている患部よりもやや下の位置にテープを貼ってください。ふくらはぎのある面から斜め上に向けてテープをあてがい、すねの部分は指2本分スペースを開けます。馬のひづめのように、一部が欠けた円状のテープをふくらはぎに巻くイメージです。


次のステップは、最初に貼ったテープと同じ高さに、ふくらはぎの外から内に向かってテープを巻きつけます。ステップ1とステップ2のテーピングがX字の形状を描くのが理想です。


ステップ3では、ステップ1と2で形成したX字のテーピングを、3回繰り返します。貼る箇所は、最初にテーピングを貼った場所からテープの半分の幅だけ下のエリアです。4つのX字が半分ずつ重なることで、ふくらはぎの大半が覆われます。


ステップ4では、キネシオテープよりも伸縮性のあるテープを、重なり合った4つのX字全体に巻きつけましょう。内側を引き上げる方向に巻きつけるのがポイントです。ふくらはぎ全体を伸縮性のあるテープで巻いてください。


まとめ

肉離れとテーピングに関する今回の記事の内容を以下の3点にまとめたので、最後に振り返っておきましょう。


  • 肉離れは急激な力が筋肉に加わったことで、筋肉に断裂が生じている状態です。安静にするのが基本ですが、治療の中でリハビリに取り組むこともあります。


  • ふくらはぎが肉離れを起こしたときのセルフテーピングでは、肉離れの患部にX字のテーピングを施します。


  • X字のテーピングを4つ重ねたら、伸縮性の強いテープを上に巻き付けて圧迫しましょう。




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