肉離れは、ハムストリングスをはじめとした筋肉に強い力がかかったときに発生する筋肉の断裂です。炎症や伸ばしたときの痛み、皮下出血といった症状が見られます。こちらの記事で紹介するのは、ハムストリングスで肉離れが起きてしまう詳しいメカニズムや症状です。
さらに、肉離れになってしまった後、どのような治療を行うのかについても解説します。肉離れから立ち直るうえで不可欠なリハビリの中で取り組むメニューも紹介するので、肉離れに悩んでいる人は参考にしてください。
肉離れとは筋肉が断裂した状態を意味します。断裂の具合が一部で済む場合や、筋肉が完全に断裂してしまうこともある症状です。一般的に、筋肉の収縮と伸展が同時に発生することで筋繊維が負荷に耐えれなくなると肉離れが生じます。瞬間的な動作で加速するため、脚に力を入れたときなどに見られるのが肉離れです。
ハムストリングスは、肉離れが生じやすい部位として知られています。太腿の裏にあたるハムストリングスは、ランやジャンプ、急停止といった動作で力が加わる部位です。
治療期間は肉離れの度合いによって異なりますが、基本的には受傷してから3日間は炎症が残っているため、激しい運動は控える必要があります。炎症が治まった後は、患部を動かしながらリハビリに取り組み、機能の衰えを予防しながら治療するのが基本的な流れです。
ハムストリングスが肉離れを起こしてしまったときは、ケガの治療とリハビリに臨むことになります。リハビリの内容をあらかじめ知っておけば、実際に肉離れを起こしたときも焦ることなくリハビリに取り組むことが可能です。リハビリの4つの流れを見ていきましょう。
肉離れを起こした初期の段階では安静を基本としたうえで、受傷部位の治療に専念することになります。ハムストリングスの場合、受傷してから3日までの肉離れについては、基本的に冷却や圧迫で炎症を取り除く治療が一般的です。
炎症が引いた後は、微弱な電流を流して損傷した筋の回復を促すこともあります。
医師の診断に従わず、自分の判断で競技に復帰すると肉離れが再発しやすいので注意が必要です。
ケガをした筋肉は、受傷以前よりも動かす範囲が狭まり、稼働させる機会も減少することから、柔軟性が失われやすい傾向にあります。
ハムストリングスの肉離れにおいても同様です。痛みが引いたからといっていきなり激しいスポーツの中に身を置くと、柔軟性の衰えた筋肉が突発的な動きに耐え切れず、肉離れが再発してしまいます。
そのため、リハビリの過程ではマッサージやストレッチを施し、柔軟性を改善するのが一般的です。超音波治療器で患部を温めてから、ストレッチやマッサージをすることもあります。
肉離れを起こす部位の多くは、急激な力を加えられることが多い筋肉です。ハムストリングスもそのひとつであり、多くのスポーツの中で重要な役割を果たします。
しかし、肉離れを起こしてしまうと、治療の過程で筋力が衰えてしまう点に気を付けましょう。筋力が落ちたまま競技に復帰しても、パフォーマンスが低下するだけでなく、肉離れをはじめとしたケガの原因になります。
肉離れのリハビリの中では、受傷部位を痛めないように配慮したトレーニングで筋力を取り戻すのが一般的です。取り戻すべき筋力を目に見える形で意識するために、測定器を用いて筋力を測定することもあります。
ハムストリングスの肉離れは、日常生活にも影響を与える大きなケガです。以前と同じようにスポーツに取り組めないだけでなく、重症度によっては歩くこともままならないケースが考えられます。
こうしたケガが再発しないように予防に努めるのもリハビリの一種です。受傷したシーンを思い出したうえで、ケガをしにくいフォームや身体の使い方を考える行為も再発防止に繋がります。
上手くバランスをとれなかったせいでハムストリングスに力がかかってしまったなら、体幹を強化して姿勢の安定化に努めるのも予防行為のひとつです。
ハムストリングスの肉離れに関する今回の記事の内容を、以下の3点にまとめたので振り返りましょう。
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