野球肘は何度も同じフォームで投球を繰り返すピッチャーを苦しめることが多い症状であり、予防策としてはサポーターが効果的とされています。
野球肘サポーターは、投球時にかかる肘への負担を軽減することで、野球肘を予防する効果があります。
こちらの記事で取り上げるのは、野球肘の詳しい症状や発症する理由についてです。
野球肘の予防に役立つサポーターの特徴も解説します。
野球肘サポーターを使用するうえでの注意点やテーピングについても見ていくので、野球肘の予防に関心がある人は参考にしてください。
目次
野球肘とは、野球をやっている人によく見られる怪我です。
靭帯損傷を筆頭に、骨端軟骨損傷や変形性関節症などの症状も含みます。
野球のポジションの中でも、ピッチャーは投球動作を何度も繰り返します。
繰り返し同じ動作で投球することで、靭帯や軟骨、腱に負担がかかることが基本的な発症メカニズムです。
軟骨の剥離によって生じる痛みや、肘関節の変形などの症状が見受けられます。
野球肘は身体が成長しきっていない子供によく見られる傾向にある一方、大人でも発症することがある点に注意しましょう。
野球肘の根本的な原因は、肘に負担がかかる投球動作の繰り返しです。
ピッチャーは練習や試合で何十回も投球動作を繰り返す中で、肘に大きな負担をかけてしまいます。
その後のケアや休養が不十分なまま、疲労や負担が蓄積した状態で投球動作を繰り返すと、野球肘が発症してしまうというわけです。
具体的な症状としては、肘の内側にある靭帯の炎症や骨の痛みなどを感じるケースがあります。
筋肉疲労による肉離れや、肘関節の変形に伴う神経の圧迫も野球肘に含まれる症状のひとつです。
野球肘のサポーターは投球の動作における負担を軽減することに重きを置いている点に注目です。
形状としては、バンドのように肘に巻き付けるタイプよりも手首から二の腕までををすっぽりと覆うタイプのサポーターがよく用いられます。
投球動作の加速期における肘への負荷を逃がす構造によって、投球動作を行っても肘を痛めにくくなっているのが野球肘用サポーターの特徴です。
野球肘サポーターは競技の最中に身に着けることを前提に作られているものや、日常生活の中で肘をケアする商品などがあります。
野球用具の大手メーカーであるミズノは、野球肘用のサポーターも発売しています。
ミズノの野球肘用サポーターの特徴は、投球時に負担がかかる肘と肩の両方をケアできる点です。
手首から肘、二の腕までを包み込むことで、投球時の腕や肘、肩の動作に影響を及ぼします。
肘から二の腕に走るスパイラルラインが、肘にかかるストレスを軽減する仕様です。
スパイラルラインに加えて、肘の手首側に編み込まれたリングラインが前腕部分の筋肉をサポートし、肘に負担がかかるのを防ぎます。
サポーターは怪我の予防や改善の効果が期待できるグッズではありますが、装着方法を間違うと効果が充分に発揮されない点に注意してください。
仕様書に記載された正しい装着方法を守ることが重要です。
また、サイズが合っていないサポーターを使用していると、過度に筋肉を圧迫して血行不良を招く恐れがあります。
購入する際には、自分の身体に適合したサイズのサポーターかどうか確かめましょう。
サポーターは繰り返しの使用や洗濯によって締め付けの効果が緩くなることもあるので、定期的に買い替えること心掛けてください。
野球肘への対処方法としては、サポーター以外にもテーピングが挙げられます。
テーピングはサポーターが用意できない場面で活躍します。
サポーターよりも細かく圧迫する部位や強さを調節できるため、圧迫したい場所が決まっている人に向いている措置です。
テーピングを巻き終わった後は、巻いた箇所に違和感がないことを確認してください。
野球肘とサポーターについてまとめた今回の記事の要点は以下の3点です。
重要なポイントを最後に振り返っておきましょう。
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