背筋というのは、マシンを使わなければ負荷をかけることが難しいので、自宅で鍛えることが難しい筋肉です。
しかし、トレーニングチューブを使えば、効率的に背中を鍛えられることをご存知でしょうか?
この記事では、トレーニングチューブを使った背筋の鍛え方を紹介しています。
まず、背中のどの筋肉を鍛えられるのか、そしてチューブを使うメリットについて解説します。
その後に、背中を鍛えるトレーニングメニューを4つ紹介していきます。
トレーニングチューブでは、背筋を幅広く鍛えることができます。
そして、背筋を鍛えると逆三角形のボディラインが手に入るメリットがあります。
具体的に鍛えられる筋肉は、背中の下部にある広背筋や上部にある僧帽筋、背骨に沿って走っている脊柱起立筋などに負荷をかけられます。
広背筋は非常に大きな筋肉で、大きく上部・中部・下部の3つの部位に分けられますが、全ての部位を鍛えることができます。
背筋というのは、自宅で行う自重トレーニングでは、非常に鍛えづらい箇所です。
しかし、トレーニングチューブを使えば、背筋のさまざまな箇所を鍛えることができ、逆三角形の体型を手に入れることができるのです。
広背筋のチューブトレーニングには、他のトレーニング器具にはない、さまざまなメリットがあります。
トレーニングチューブというのは、端的に言うと、気軽に安全に効率良く背筋を鍛えられるアイテムなのです。
この章では、広背筋チューブトレーニングのメリットについて解説していきます。
まず、場所を選ばないというメリットがあります。
ここでいう場所とは、トレーニングの際に確保する必要がある場所はもちろん、収納場所も含まれます。
チューブトレーニングは、2畳程度のスペースがあれば十分に行えます。
そして、一つ持っていればさまざまなトレーニングが行え、折り畳めば収納するためのスペースもほとんど必要としません。
ダンベルやバーベル、懸垂バーなど他のトレーニング器具は、保管場所を必要したり、何種類もそろえる必要があります。
しかし、トレーニングチューブは、トレーニングにも保管にも場所を必要としないので、場所を選ばず行うことができるのです。
トレーニングチューブは、非常に怪我をしにくいトレーニングアイテムでもあります。
女性や高齢者の方など、筋力が強くない人が、強い負荷でトレーニングをすると、怪我に繋がってしまいます。
しかし、トレーニングチューブは張力を弱めることによって、とても簡単に負荷を調節することができるので、怪我に繋がりにくいのです。
また、ダンベルやバーベルだと、トレーニング中に落としてしまい事故が起きる恐れもありますが、軽くて小さいチューブであれば、その心配もありません。
トレーニングチューブは、さまざまな使い方ができるので、さまざまな箇所に負荷をかけられる点も、大きなメリットです。
チューブは、足で踏んだりテーブルやドアに引っ掛けたり、背中や足裏を通したりなど、変幻自在に使えるので、さまざまな箇所をトレーニングできます。
特に背筋というのは、自重トレでは全体を鍛えることしかできず、ピンポイントではなかなか負荷をかけにくい箇所です。
しかし、トレーニングチューブではさまざまな鍛え方ができるので、広背筋の下部や上部などの狙った部位にピンポイントで負荷をかけるトレーニングが行えるのです。
逆に、トレーニングチューブのデメリットとしては、「負荷を強めるには、チューブ自体を変える必要があること」、「ダンベルやバーベルに比べると、負荷が低いこと」の2つが挙げられます。
チューブの負荷は張力です。
張力を強めることによって負荷を高めることはできますが、やはり限度があります。
そして、さらに負荷を高めたい場合には、チューブ自体を強い張力を持ったものに買い替えるしかありません。
また、ダンベルやバーベル、トレーニングマシンなどを使った場合と比較すると、どうしてもチューブの負荷は低めになります。
そのため、筋力が弱い方やトレーニング初心者の方には非常におすすめできますが、本格的に筋肥大を目指したい方には、あまり適していません。
では、トレーニングチューブを使った背筋の鍛え方を紹介していきます。
広背筋の下部・中部・上部と脊柱起立筋を鍛えられるメニューをそれぞれ紹介します。
各種目における回数とセット数は、全て「限界回数×3セット」で行いましょう。
まずは、広背筋の下部を鍛える「シーテッドローイング」を行います。
次は、広背筋中部を鍛える「ベントローイング」を行っていきます。
次は、広背筋の上部を狙った「ラットプルダウン」です。
最後は、脊柱起立筋を鍛える「デッドリフト」です。
チューブトレーニングで背筋を鍛える際は、「いま鍛えている部位をしっかり意識する」ことが重要になります。
例えば、先ほど紹介した「シーテッドローイング」であれば、チューブを引く動作によって背中の下部を鍛えるのですが、腕の力によっても引くことができます。
しかし、それでは広背筋に負荷がかからないので、トレーニング効率は大幅に下がってしまいます。
一見、腕で引いているように見えながらも、上級者はしっかり背中を意識して、背中の力で引いています。
しかし初心者の方は、学んだフォームを何となく反復するだけで、狙った部位に負荷がかかっていないことが多いです。
そのため、いま鍛えている部位をしっかり意識しながら、トレーニングを行うようにすることが大切なのです。
最後に、記事の内容をおさらいしていきましょう!
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