腕を鍛えるとなると、力こぶのある上腕二頭筋や二の腕部分の上腕三頭筋の陰に隠れがちですが、前腕筋も実は非常に重要な筋肉です。
握力や手首を内側にひねる力と深い関連のある前腕筋を鍛えることは、野球やテニスなどのスポーツ選手のパフォーマンス向上にも貢献してくれます。
この記事では、そんな前腕筋について解説しています。
まず、前腕筋の概要と鍛える効果の解説を行います。
その後に、前腕筋を鍛えるための、具体的なトレーニング方法の紹介していきます。
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目次
前腕とは、腕の中でも手首から肘付近までのことを指しています。
前腕には、10個以上の筋肉があり、それらをまとめて前腕筋と呼ぶこともあります。
具体的には、肘を曲げる作用のある腕橈骨筋(わんとうこつきん)や、手を外側にひねるときに使う回外筋、指を曲げるときに使う浅指屈筋(せんしくっきん)などがあります。
細かな筋肉が多く存在し、それぞれの筋肉に役割がありますが、基本的にはまとめて鍛えることが可能です。
前腕筋は、肘や指を曲げたり、手をひねる以外にも、物を投げたり、手首を曲げる、そして何かを押す動作の際にも使われます。
全体の筋肉の中でも、非常に筋肉痛が起きにくい箇所なので、鍛えることが難しい筋肉と言うことができます。
前腕筋を鍛えることによって、どのような効果が得られるかというと、まず「握力強化につながる」というメリットがあります。
前腕筋は、指や手首を曲げる作用のある筋肉なので、鍛えていくと握力の向上につながります。
また、手首や指、握力の強さというのは、他の部位のトレーニングにおいても、必ず使います。
そのため、前腕筋が強くなることは、他のトレーニングで高負荷の重量を扱えるようになることにつながるので、「トレーニングの効率化になる」というメリットもあります。
前腕筋の概要や、鍛えることによって得られる効果についての理解が深まったところで、次は具体的なトレーニング方法の紹介を行っていきます。
たくましい前腕を手に入れ、他のトレーニング効率を上げるためにも、前腕を鍛えていきましょう。
まず、「リストカール」について紹介します。
前腕を鍛える、最もスタンダードな種目のひとつで、フォームをシンプルなので、初心者の方にもおすすめできるトレーニングです。
「プロネーション」は、円回内筋や長橈側手根屈筋などの、前腕のインナーマッスルを鍛えることができるトレーニングです。
ウエイト(プレート)が取り外しできるダンベルで、片側のみにウエイトを取り付けて行っていきます。
「スピネーション」は、プロネーションと同じ要領で、逆側にダンベルを倒していくトレーニングです。
この種目では、前腕を鍛えられるだけでなく、野球やテニスなどのように、手首をひねる動きを行うスポーツにおいての怪我予防にも効果があります。
最後に「ラジアルフレクション」を紹介します。
手首の動きに深く影響している、前腕の屈筋群を鍛えることができるので、手首を内側に曲げる動きに力強さが出るメリットがあります。
前腕筋を鍛える際の注意点としては、「低重量・高回数でトレーニングを行う」ということです。
前腕は、決して高重量を扱える筋肉ではありません。
早く肥大化させたいからといって、高重量を選んでしまうと、逆に効果が薄れてしまうだけでなく、怪我に繋がるリスクも高まります。
筋トレは、10回ギリギリできる重量で3セット行うことが基本ですが、前腕のトレーニングにおいては、20回こなせる軽めの重量で、高回数を行うようにしましょう。
最後に、記事の内容をおさらいしていきましょう!
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