変形性膝関節症は軽い膝の痛みから始まり、段々と症状が進行していくタイプの疾患です。
膝の動きが悪くなるだけでなく、膝関節が変形することもある点に注意しましょう。
高齢者や肥満体型の人は、そうでない人に比べて変形性膝関節症に悩まされる確率が高い傾向にあります。
こちらの記事で取り上げるのは、変形性膝関節症の原因や症状、病態です。
変形性膝関節症かどうかチェックするための項目についても設けているので、膝が痛い人は参考にしてください。
変形性膝関節症は、膝の痛みを感じたときに疑うべき症状のひとつです。
高齢者や女性に多く見られる傾向にあります。
膝関節にある軟骨が摩耗した結果、膝を構成する骨同士がぶつかり合って痛みが生じる疾患です。
痛みだけでなく炎症や腫れが生じるケースも見受けられます。
また、症状が進行すると病名の通り膝関節が変形する可能性がある点に気を付けましょう。
変形性膝関節症の進行で膝関節の動きが制限された結果、ロコモティブシンドロームに繋がることもあります。
変形性膝関節症の症状として覚えておきたいのが痛みや音です。
初期の段階では、立ち上がったときや膝を動かしたときに痛みが生じる一方、休息を取ることで痛みは緩和されます。
ただし、進行すると痛みが生じる頻度が高まるだけでなく、膝に水が溜まることもあるのが変形性膝関節症です。
また変形性膝関節症の場合、膝を曲げ伸ばししたときにミシミシと音が鳴ることもあります。
何かが擦れるようなギシギシという音も、変形性膝関節症に見られる症状のひとつです。
変形性膝関節症は、膝関節にある関節軟骨の摩耗によって生じます。
関節軟骨とは、関節の表面を覆ってクッションの役割を果たしている組織です。
軟骨が摩耗した状態で膝を稼働し続けると、関節軟骨の下にある骨が変形し、膝関節の形が変わってくることもあります。
初期であれば関節の変形が見受けられないことがほとんどです。
一方、末期になると膝が真っすぐ伸びない、完全に曲がり切らないといった機能面の障害だけでなく、O脚などの見た目の変化も顕著になります。
以下の3つの項目に当てはまる人は、変形膝関節症の可能性を疑いましょう。
最初に注目するのは膝関節の痛みです。変形性膝関節症は初期の段階から痛みが生じるため、膝の痛みがあるかどうかをまず確認してください。
膝を動かしたときに音が鳴る場合も、変形性膝関節症の可能性があります。膝を動かしたときにポキッと短髪で鳴った場合は生理現象の確率が高めですが、ミシミシやギシギシという音が何度もなる場合は注意しましょう。
最後の項目は下肢の変形です。変形性膝関節症が進行するとO脚になりやすい傾向にあるため、以前と比べて脚の形が変わってきた場合は医療機関を受診しましょう。
変形性膝関節症が高齢者によく見られるのは、長年膝を稼働させ続けたことによって膝の関節軟骨が摩耗することが多いからです。
ただし、関節軟骨を摩耗させる生活習慣や体質は、年齢を問わず変形性膝関節症を引き起す原因になり得ます。
注意したいのが肥満体型の人です。
肥満体型の人はそうでない人に比べて、膝関節にかかる負担が大きくなります。
普段から膝を曲げて生活することが多い人や、1日に何度もしゃがみ込む動作が不可欠な職業に就いている人も、変形性膝関節症に注意しましょう。
変形性膝関節症の症状についてまとめた今回の記事を、以下の3点に要約しました。
最後に重要なポイントを振り返りましょう。
人気コンテンツ
TENTIALのリカバリーウェアの選びかた
開催中のキャンペーン一覧
ホッケー女子日本代表及川栞選手の睡眠に対するこだわり
BAKUNEシリーズラインナップ
卓球女子日本代表平野美宇選手にとってのリカバリーの重要性
睡眠不足が及ぼすさまざまな影響と質の良い睡眠|西多昌規(早稲田大学睡眠研究所所長)
住所やサイズが分からなくても贈れる「eギフト」について
睡眠の専門家に聞く、睡眠課題を解決する3つの方法|椎野俊秀(パラマウント ベッド睡眠研究所主幹研究員)
TENTIAL社員が選ぶおすすめ愛用アイテム
睡眠とまくらの関係について|田口直起(睡眠改善インストラクター)
リカバリーと睡眠のこだわり|稲垣祥(名古屋グランパスエイト)
商品開発担当者に聞く、リカバリーウェアBAKUNE開発ストーリー
その他の記事