【膝の痛み】膝に水が溜まるって何?具体的な状態や癖になるかどうかについて解説

【膝の痛み】膝に水が溜まるって何?具体的な状態や癖になるかどうかについて解説

2021年02月25日

「膝に水が溜まる」という言葉は、耳にしたことがある人が大半だと思います。

 

しかし、具体的に水が溜まっているとは、どういうことなのかまで理解している人は、おそらく少数派ですよね。

 

そこでこの記事では、膝の痛みと水について解説をしました。

 

まず、膝に水が溜まるとは、具体的にはどのような状態を指すのかについて解説した後、一度水を抜くと癖になるという噂の真実について、そして治療法として冷やすか温める、どちらがいいのかについても解説しました。

 

関連記事

 

膝サポーターの選び方のポイントと人気おすすめ商品10選!

 

膝痛におすすめのインソール人気おすすめ10選!選び方や効果も解説

膝に水が溜まるとはどういうことか?

「膝に水が溜まる」という言葉はよく耳にしますが、具体的にはどういうことなのでしょうか?

 

膝関節の中には、通常関節液という関節内で潤滑油のような役割を果たしている液体があります。

 

関節内で炎症が起きると、まずこの関節液が増加します。

 

関節液は増加すると、本来持っていたネバネバしている粘性が無くなっていき、潤滑油の役割を果たせなくなります。

 

粘性を失った関節液は、機能も失い、文字通りただの「水」に似た液体変わってしまいます。

 

この状態が、「膝に水が溜まる」と言われている状態です。

 

膝に水が溜まると、関節を袋のように覆っている関節包が伸びてしまい、膝が腫れたり重くなったりします。

 

炎症が治まらない限り、水は溜まり続けます。

 

膝の水を抜くと癖になるのか?

結論から述べると、膝の水を抜くと癖になる、ということはありません。

 

一度、膝の水を抜くと、それ以降は膝に水が溜まることが癖になる、とよく耳にすると思うのですが、2つの理由から癖にならないということがわかります。

 

その理由とは、水を抜くと「炎症原因の手がかり」が見つかり、なおかつ水の原因となっていた「関節液が正常化するから」です。

 

膝の水は、膝関節の中で潤滑油の働きをしている関節液が炎症により増加し、粘性を失うことで水となりますが、その炎症の原因は、水を抜くことでわかります。

 

炎症の原因がわかることで、関節液が粘性を取り戻し、正常化するための治療法がわかります。

 

水を抜き、関節液が正常に戻れば、簡単に再発することはないので、癖になるということはないのです。

 

ただし、炎症そのものが治まらなければ再び水がたまってしまう可能性があります。

 

膝の痛みは冷やす?温める?

では次に、膝が痛む場合、治療法として冷やしたほうがいいのか、温めたほうがいいのか、について解説していきましょう。

 

冷やしたとしても、温めたとしても、ある程度膝の痛みには効果があります。

 

ただ、気をつけるべきポイントとしては、急性の膝の痛みには温めても効果がないことです。

 

急性の膝の痛みに関しては、氷やアイスバッグを使ってアイシングをしたり、冷感の湿布を貼ることをオススメします。冷感シップには、炎症を抑えて、痛みを鎮める効果があります。

 

膝を温めることは、慢性の膝の痛みには効果があります。

 

患部を温めることの効果は、患部の冷えを防ぎ、血行を良くすることにあります。

 

慢性の膝痛を抱えている人は、膝関節の血行が滞ってしまっている人が多いので、効果的です。

 

膝の痛みを繰り返さないためにすべきこと

膝に水が溜まったり、膝に炎症が起きて、痛みが生じることは日常生活にも大きな影響を及ぼすので、できる限り再発は避けたいですね。

 

そこで次は、膝の痛みを繰り返さないためにすべきことについて、解説していきましょう。

 

膝に痛みが生じる原因は、実は膝だけに限りません。

 

膝はさまざまな部位と密接な関係があるので、周辺の部位にも意識を向ける必要があるのです。

 

例えば、太ももの前側の筋肉である大腿四頭筋は、その代表例です。

 

大腿四頭筋は、膝関節を支えている筋肉なので、大腿四頭筋が固まったり、筋力が低下してしまうと、膝の痛みにつながりやすいのです。

 

また、当然膝の運動なども、重要になってきます。

 

膝を曲げたり、膝を伸ばしたり、簡単な屈伸運動でもいいので、筋肉が固まらなよう、筋力が落ちないよう、運動を心がけましょう。

まとめ

最後に、記事の内容をおさらいしておきましょう!

 

  • 「膝に水が溜まる」とは、膝関節の中にあり、関節内で潤滑油のような役目を果たしている、ネバネバした関節液が、膝の炎症をきっかけとして、粘性を失い、増えてしまうことを指している

 

  • 膝の水を抜くと癖になるとよく言われるが、膝の水を抜く治療と同時に、根本原因である膝の炎症を抑える治療も行われるので、癖になることはない

 

  • 膝を冷やす処置は、急性にも慢性にも効くが、痛みが慢性化している場合は温めたほうがよい

 

>>詳しくはこちら

このコンテンツをシェア
twitterロゴfacebookロゴpinterestロゴlineロゴ

人気コンテンツ

Popular Journals

着るだけで疲労軽減するTENTIALのリカバリーウェアを、シリーズごとにご紹介。ぜひあなたにぴったりの商品をお探しください。

TENTIALのリカバリーウェアの選びかた

着るだけで疲労軽減するTENTIALのリカバリーウェアを、シリーズごとにご紹介。ぜひあなたにぴったりの商品をお探しください。
現在TENTIALストアで開催中のキャンペーンやお得な情報を一覧でご紹介いたします。

開催中のキャンペーン一覧

現在TENTIALストアで開催中のキャンペーンやお得な情報を一覧でご紹介いたします。
睡眠やリカバリーに対する課題感や重要性について、2020年東京オリンピックホッケー女子日本代表の及川栞選手にお話をお伺いしました。

ホッケー女子日本代表及川栞選手の睡眠に対するこだわり

睡眠やリカバリーに対する課題感や重要性について、2020年東京オリンピックホッケー女子日本代表の及川栞選手にお話をお伺いしました。
「着て、寝て、リカバリー」リカバリーウェアBAKUNEシリーズのシーズンごとのラインナップを一覧でご紹介。

BAKUNEシリーズラインナップ

「着て、寝て、リカバリー」リカバリーウェアBAKUNEシリーズのシーズンごとのラインナップを一覧でご紹介。
リカバリーや睡眠の重要性について、2020年東京オリンピック卓球女子日本代表の平野美宇選手にお話をお聞きしました。

卓球女子日本代表平野美宇選手にとってのリカバリーの重要性

リカバリーや睡眠の重要性について、2020年東京オリンピック卓球女子日本代表の平野美宇選手にお話をお聞きしました。
早稲田大学の睡眠研究所所長の西多昌規氏に、睡眠についてインタビューを行いました。

睡眠不足が及ぼすさまざまな影響と質の良い睡眠|西多昌規(早稲田大学睡眠研究所所長)

早稲田大学の睡眠研究所所長の西多昌規氏に、睡眠についてインタビューを行いました。
相手の住所を知らなくても、LINEやSNSなどで受け取りURLを送ることでギフトを贈ることができるサービスです。

住所やサイズが分からなくても贈れる「eギフト」について

相手の住所を知らなくても、LINEやSNSなどで受け取りURLを送ることでギフトを贈ることができるサービスです。
睡眠課題を解決するための方法を、睡眠の専門家である、椎野俊秀さんに伺いました。

睡眠の専門家に聞く、睡眠課題を解決する3つの方法|椎野俊秀(パラマウント ベッド睡眠研究所主幹研究員)

睡眠課題を解決するための方法を、睡眠の専門家である、椎野俊秀さんに伺いました。
毎日健康を気遣い、高いパフォーマンスを発揮しているTENTIALの社員のリアルな愛用商品をご紹介いたします。

TENTIAL社員が選ぶおすすめ愛用アイテム

毎日健康を気遣い、高いパフォーマンスを発揮しているTENTIALの社員のリアルな愛用商品をご紹介いたします。
睡眠改善インストラクター、まくら株式会社執行役員でもある田口直起氏に、睡眠とまくらの関係についてお伺いしました。

睡眠とまくらの関係について|田口直起(睡眠改善インストラクター)

睡眠改善インストラクター、まくら株式会社執行役員でもある田口直起氏に、睡眠とまくらの関係についてお伺いしました。
サッカーJリーグの名古屋グランパスエイトでキャプテンを務める稲垣祥選手に、オフの日の過ごし方やリカバリーについてお聞きしました。

リカバリーと睡眠のこだわり|稲垣祥(名古屋グランパスエイト)

サッカーJリーグの名古屋グランパスエイトでキャプテンを務める稲垣祥選手に、オフの日の過ごし方やリカバリーについてお聞きしました。
リカバリーウェア「BAKUNE」の開発者の想いと誕生秘話をご紹介いたします。

商品開発担当者に聞く、リカバリーウェアBAKUNE開発ストーリー

リカバリーウェア「BAKUNE」の開発者の想いと誕生秘話をご紹介いたします。

その他の記事

Other Journals