膝の痛みは、長時間の立ち仕事を強いられる職業の方や、中年の女性が多く悩まされている、重大な問題です。
膝の痛みの厄介なところは、安静にしておくだけでは改善に向かわないことで、何か手を打たないと良くなることが難しい症状です。
そこでこの記事では、膝の痛みと、その対処法としてのツボについて解説しました!
まず、なぜツボ押しが膝の痛みを改善するかについて解説し、その後に具体的なツボの位置や押し方を詳しく解説します。
最後に、さらに効果を高める方法も合わせて紹介しました!
目次
まず、ツボと膝の痛みの関係について見ていきましょう。
そもそもツボ押しは、なぜ身体の不調を改善してくれるのでしょうか?
人間の体には元来、身体の不調や病気を自分の力で治す、自然治癒力が備わっています。
風邪を引いたときの発熱が典型例です。体温を上げることにより、体内に入ってきたウイルスを殺し、風邪を治そうとします。
ツボは、身体の至る所にある、自然治癒力を高めるポイントです。
ツボを用いる東洋医学の基本の考え方の一つに、健康を維持するためのエネルギーである「気血水」を捉えるものがあります。
特に気血の流れが滞ると身体が不調をきたし、気血の流れがスムーズだと健康を保てると考えられています。
ツボ押しは、ツボを刺激して気血の流れを滑らかにすることによって自然治癒力を高め、膝の痛みや不調を改善してくれるのです。
ツボ押しは、本来人間に備わっている自然治癒力を高めることで、身体を健康に導いてくれる、いわば天然の治療法なのです。
痛み止めや手術を行って膝の痛みに対処するのではなく、自分の身体に備わっている力で、痛みを無くせたほうが、やはり健康的ですよね。
では、膝の痛みに効果のあるツボの位置や押し方について、詳しく解説していきます!
まず最初に紹介するのは、「委中(いちゅう)」というツボです!
委中の特徴は、膝の痛みを改善してくれることと、膝が炎症を起こしてしまっていた場合でも、無理なく使えるツボであることです!
委中は、膝の裏にあるツボです。
ツボの探し方は、まず床に座り、軽く膝を立てた上で、脚を前に伸ばします。
次に、両手で膝を包み込むようにして、両手の中指を膝の裏の中央に当てます。この指があたる場所がおおよそ委中です。
ツボの位置は、身体の状態で変化するので、周辺で痛い箇所や、気持ちいいと感じる箇所を探して、3秒ほど押しましょう。
「外膝眼(がいしつがん)と内膝眼(ないしつがん)」は、膝のお皿のすぐ下に位置している、膝の痛みに効果のあるツボです。
ツボの取り方は簡単で、膝のお皿の下に指を当てると、内側と外側に一つずつくぼみがあります。
ちょうど膝の関節の位置にあたり、内側のくぼみが内膝眼で、外側のくぼみが外膝眼です。
両手で膝を包むようにして、両手の中指を使い、適度に揉んでほぐしましょう。
「梁丘(りょうきゅう)」は、膝の外側にあり、特に伸ばしたときの膝の痛みに効くツボです。
梁丘の取り方としては、まず膝のお皿の外側の上部に親指を当てます。
骨が出っ張っていることが感じられると思います。そこから指2本分上の部分でくぼむ位置が梁丘です。
膝を軽く曲げて床に座り、親指の腹を使って優しく押しましょう。
ツボは刺激すると、血行を良くすることで、身体の不調を改善する効果をもたらしてくれるのです。
そして、ツボの刺激の仕方は押す以外にも、さまざまな方法があります。
単純に押して刺激を与えるよりも、状態にあわせて高い効果が期待できるの方法もあるので、ぜひ試してみましょう!
まず、ツボへの刺激をさらに高めることができる方法は、「お灸」です。
お灸とは、ツボの上に、主にモグサを置いて燃やし、そのモグサが燃える温熱効果で血行をさらに促進することで、身体の不調を改善していく手法です。
お灸と聞くと、高齢者の方が利用しているイメージが強いかもしれませんが、最近では千年灸といった手軽に手に入るものがあり、若い女性の間でも利用者が増えてきています。
火を使わずに、煙も出ないタイプや、アロマの香りがするタイプのお灸が売り出されるようになったことで、さまざまな年代の方に身近なものとなっています。
次に、紹介するツボ刺激の効果を高める方法は、「鍼(はり)」をツボに刺していく手法です。
鍼と聞くと、縫い物や注射で使う針をイメージしてしまう人も多いと思いますが、治療で使う鍼は、全くの別物です。
鍼治療で使う鍼の直径は、0.12〜0.18mmほど。
裁縫で使う針は、細くとも0.8mm程度はあり、注射針は0.4mmはあります。
施術される経験がないと、「鍼を身体に刺すなんて痛そう」と思わずにはいられませんが、鍼は他と比較してもかなり細いため、痛みを感じることは少ないです。
円皮鍼という種類の鍼は、鍼灸師の資格がなくても利用できるものですが、鍼をお考えの場合は、周りの鍼灸院を利用することをおすすめします。
最後に紹介する効果を高める手法は、「カイロ」を使う方法です。
鍼やお灸という治療法だと、第一選択として鍼灸院を利用する必要がありますが、カイロは家にあるという方も多いと思うので、セルフケアにはピッタリです!
カイロの使い方としては、例えばツボの位置がよくわからないときに、大きめのカイロでツボ周辺を温める、というような使い方がおすすめです。
ツボに温熱効果をもたらすという意味では、簡易的なお灸治療を家で行うことができます!
最後に、記事の内容をおさらいしていきましょう!
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