年齢とともに、大きな問題となってのしかかってくる膝の痛み。
とても厄介な問題ではありますが、もし膝が痛くなってしまったら、どのような方法で治療していくのでしょうか?
この記事では、膝の治療法について解説しています。
まず、リハビリや薬物、もしくは装具をつけたり温めることによって膝の痛みや炎症を軽減していく治療法である「保存療法」について、幅広く、そして詳しく解説します。
その後に、膝の痛みの原因となっている部分を除去したり、人口の関節に置き換えたりする「手術療法」について詳しく解説しています!
目次
膝関節の痛みには、さまざまな治療法があります。
ここでは、「保存治療」について解説をしていきます。保存療法とは、手術などによっては除去をせず、組織を保存したまま、痛みの治療をしていく方法です。
それぞれ詳しく見ていきましょう!
まず、保存療法として最も一般的なのが、「運動療法」です。
運動療法とは、患部を動かして、衰えてしまったり、失われてしまったりした筋力や柔軟性を取り戻していく治療法です。
具体的には、ストレッチやウォーキング、ジョギングやプールでの水中歩行などが挙げられます。
多くの場合、運動療法は理学療法士の指導のもとで行われます。個人の状態や筋力に合わせた運動およびリハビリテーションを考えられるからです。
膝の痛みは、膝だけでなく、太ももやすね、お尻などの下半身の筋肉の衰えによっても引き起こされるので、運動が効果的なのです。
次に紹介する、膝の痛みの治療法は、「薬物療法」です。
薬物療法とは、痛み止めの服用や湿布などの外用・内用双方の鎮痛薬、ヒアルロン酸の注射や、ステロイドの注射などが挙げられます。
個人の症状や進行具合に合わせて、さまざまな薬物を用いて、痛みや炎症を抑える方法です。
関節には、そのほとんどが水分で構成されていますが、他にはコラーゲンやヒアルロン酸が含まれています。
ヒアルロン酸には、関節の動きをスムーズにする作用があるので、注射によって注入してあげることが効果的なのです。
また、ヒアルロン酸には、衝撃吸収を助ける作用もあります。
次に紹介する膝の治療法は、「装具療法」です!
装具療法とは、インソールやサポーター、ブレースなどの装具を使って膝の痛みを改善していく方法です。
装具は、身体機能の低下や障害が起きた際に、その働きをサポートしてくれるもので、膝の場合は、関節に安定性をもたらし、ひざへの負担を軽くしてくれる効果があります。
装具療法で治療してくケースでは、装具は自分の脚に合った形状のものである必要があります。
自分の脚に合っていない装具をつけてしまうと、足への負担が増し、逆効果となってしまうので、整形外科の診察を受け、自分の脚に合った装具を作ってもらいましょう。
最後に紹介するのは、「温熱療法」です。
温熱療法とは、その名の通り、患部を温めることで膝の痛みを和らげていく治療法です。
温かい湿布や保温効果の高いサポーター、ホットパックなどを膝に当てることで、患部の血行を促進し、血液循環の改善・筋緊張の緩和につなげていきます。
温熱療法は、慢性的な膝の痛みに効果があると言われていて、膝を温めることによって、関節や筋肉の痛みおよび炎症が緩和され、動きがスムーズになります。
身体の冷えは、膝にとっても良くないことなので、膝が痛むという方は、冷えないように注意しましょう。
保存療法の他には、手術療法という治療法があります。
保存療法では、改善が見込めない場合や手術療法のほうが治りやすいと判断された場合に、行われる治療法です。
手術療法としては、膝を少しだけ切開し、痛みの原因となっている軟骨や半月板の切除をする「関節鏡手術」や、膝の痛みの原因となるO脚やX脚に変形している関節を矯正するために、スネの内側の骨である脛骨の骨を切断し、膝の角度を矯正する「高位脛骨骨切り術」があります。
関節鏡手術は、比較的体や膝への負担が少なくて済む手術療法です。
また、膝関節の変形が進行してしまい、保存療法や、上記の手術療法での治癒が難しい場合は、軟骨や骨を切り取って人工の関節に置き換える「人工膝関節置換術」という選択肢をとります。
最後に、記事の内容をおさらいしておきましょう!
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