年々強くなる膝の痛み。
歳を重ねると、自分自身においても、周りの人においても、膝の痛みに悩まされている方は多いのではないでしょうか。
この記事では、膝の内側の痛みにフォーカスを当て、解説しました。
まず、膝の内側に痛みが出る怪我や疾患は、どのようなものが考えられるのかについて解説をします。
それぞれの原因や症状について、詳しく紹介します。
最後には、膝の痛みを軽減するためのインソールの働きについても解説しました。
目次
膝の内側が痛む場合、原因としてどのような病気や怪我が考えられるのでしょうか?
原因がわかっていないと、不安は大きくなるし、対処のしようもないですよね。
そこで、膝の内側が痛む場合の考え得る原因について解説しました!
膝の内側に痛みがある場合に、まず考えられる疾患は、「変形性膝関節症」です。
この変形性膝関節症は、目立った外傷や外圧がなくとも、加齢とともに自然発症する病気です。
身体には、肘関節や肩関節、股関節などのさまざまな関節があります。
そして、どの関節も例外なく、歳を重ねれば重ねるほど、その機能は低下していき、劣化します。
肘や肩においては、あまり痛みが伴うことはないのですが、膝はしばしば痛みが生じます。
なぜなら、膝関節というのは、全体重を支えなければならいため、関節の中で最も負担が大きいからです。
すべての関節が加齢とともに劣化し、変形性関節症を発症し、膝関節は負荷が大きいため、痛みが出る。
それが、変形性膝関節症なのです。
「内側半月板の損傷」も、膝の内側に痛みを生じさせる大きな原因の一つです。
半月板とは、太ももの骨の大腿骨と、スネの内側の骨である脛骨の間にある、板状の軟骨のような組織です。
関節を安定させたり、身体にかかる負担を軽くしたり、衝撃を吸収したり、分散したりする重要な役割を担っています。
そして、この半月板も膝関節と同じように、目立った外傷がなくとも、加齢とともに劣化してしまうのです。
脆くなった半月板は、亀裂が入ったり欠けたりしやすくなってしまいます。
半月板に亀裂が入る、もしくは欠けてしまうことを、半月板の損傷と言います。
半月板は、内側と外側にあり、内側の半月板が損傷すると、膝の内側に痛みが生じるのです。
「前十字靱帯の損傷」も、膝の内側に痛みが出る疾患一つです。
前十字靱帯とは、大腿骨と脛骨を紐のように結んでいる強靭な組織のことで、脛骨が前にずれてしまうことを防ぐ役目を担っています。
前十字靱帯の損傷の原因としては、圧倒的にスポーツ従事者が多いです。
サッカーやラグビーなど、フィジカルコンタクトが多く、激しいスポーツでの発症例が多数を占めています。
発症する、性別に関しては、女性のほうが男性より多い傾向にあります。これはやはり、筋力の強さの違いが、影響していると言われています。
前十字靱帯を損傷した場合は、膝に激し痛みが生じ、一時的に歩くことも動くことも困難になるので、発症直後は松葉杖を使用することが多いです。
最後に考えられるのは、「内側側副靱帯の損傷」です。
内側側副靱帯(ないそくそくふくじんたい)も、前十字靭帯と同じように大腿骨と脛骨を結んでいる靭帯であり、膝の横方向の動きと連動していて、左右の運動の安定性をもたらす役割を担っています。
この内側側副靱帯の損傷が起きるケースとしても、やはりコンタクトスポーツによる場合が多く、外傷や外圧によって負荷がかかりすぎることにより、切れてしまいます。
損傷後の初期症状としては、痛みによって膝を動かすことができなくなったり、内出血や腫れが見られるケースが多くあります。
3週間か1ヶ月程度経過すると、症状が落ち着く場合が多いですが、膝の関節の安定感が戻らなかったり、歩行障害を引き起こすケースもあります。
靴の中敷きとして挟むインソール。
このインソールが、膝の痛みを解決に導いてくれることがあります。
インソールは、さまざまな種類が販売されていますが、膝の痛みに悩んでいる方は、足裏のバランスを整えてくれるインソールがおすすめです。
膝の痛みが慢性化すると、下半身のバランスが崩れてしまい、特定の部位に過度な負担がかかっていることが多く、その負担が膝の痛みとなって顕在化します。
しかし、インソールでバランスを正すことによって、特定の場所に負荷がかかることを避けられるのです。
最後に、記事の内容をおさらいしておきましょう!
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