脛の内側に痛みを感じるシンスプリントは下肢の筋肉を中心とした身体的要因や運動している場所をはじめとした環境要因によって引き起こされます。
シンスプリントの発症や再発を防ぐためには原因を正しく知ることが大切です。
こちらの記事ではシンスプリントの原因を詳しく取り上げます。
小学生や中学生が発症しやすい理由やシューズの重要性、足裏のアーチとシンスプリントの関わりについても解説するので、シンスプリントに関する知識を深めたい人は最後まで目を通してください。
シンスプリントとは脛の内側に痛みを生じるケガを意味します。
スポーツをしている人の中でも、身体が未成熟な小学生や中学生によく見られる症状です。
シンスプリントになったとき素早く対処するためにもシンスプリントの原因について見ていきましょう。
最初に注目したいのが、身体的要因によってシンスプリントが発症するケースです。シンスプリントが発症するのは脛を構成する筋肉であり、ここに負担が蓄積することで痛みに繋がります。特に注意すべきなのが跳躍及び走行の際の踏切や着地です。
地面を強く蹴る、ジャンプ後に着地す路行った動作では、脛を構成する筋肉が骨膜を引っ張ります。この動きを何度も繰り返しているうちに骨の表面にある骨膜が損傷し、炎症してしまうのが主なシンスプリントの症状です。
身体が未成熟で筋力が不足している世代の人は筋肉が着地や踏切の際の衝撃を充分に吸収できず、シンスプリントになりやすい傾向にあります。
筋力が充分でも、筋肉の柔軟性が不足している場合や衝撃を逃がしにくいフォームで運動している場合においても、同様の症状が見られることを覚えておきましょう。
シンスプリントを引き起こす原因の2つ目として覚えておきたいのが環境要因です。特に成人した人がシンスプリントに悩まされている場合は環境要因によってシンスプリントが発症している確率が高めです。
環境要因の具体例としては硬い地面で運動していることが挙げられます。アスファルトは体育館の床やグラウンドに比べると硬さに勝っており、着地や踏切による衝撃が緩和されにくい点に注意しましょう。
また、シューズやインソールも環境要因に含まれる要素です。使い込まれたシューズは靴底がすり減っているため、新品のシューズよりも衝撃を逃がす機能に劣っています。
練習熱心がオーバーワークに陥ると、疲労による筋肉の柔軟性の欠如やフォームの歪みから、シンスプリントに繋がる恐れがあります。
シンスプリントが着地や踏切と深くかかわっているということは足裏のアーチもシンスプリントを引き起こす要因になり得ます。なぜなら、足裏が形成するアーチは着地や踏切による衝撃を逃がし、身体に負担をかけにくいフォームを形成するのに一役買っているからです。
もともと人間の足裏には3つのアーチが存在します。
足裏の外側にある縦アーチと、土踏まずを構成する内側の縦アーチ、そして足指の付け根のラインに沿った横アーチの3つです。これらのアーチは体重を支える、重心の移動をサポートして運動機能を高めるといった役割があります。
これらの機能と同じくらい重要なのが着地の際に生じる衝撃の吸収や分散です。扁平足のように足裏のアーチがなくなった状態は着地による衝撃が緩和されないため、脛の筋肉や骨の負担が増加してシンスプリントを引き起こすことがあります。
シンスプリントの原因に関して述べた今回の記事の要点は以下の3点です。
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