この記事では、足のむくみ解消の対策法に、漢方薬を服用する関係と効果を紹介していきます。足のむくみ解消にストレッチやマッサージを真っ先に思い浮かべる人が多いですが、漢方薬も手立てとして大いに役立つ方法です。けれども、あまり漢方薬について詳しい知識がなければ、服用するものでどうしても抵抗がある人も少なくありません。そこで、足のむくみに効果があるとされる4種類の漢方薬を取り上げて、むくみを解消する効果や関係性を説明していくので、興味がある人は一読の上で、医師に相談してみることをおすすめします。
目次
足のむくみと漢方薬の関係性を紐解く前に、馴染みが薄い漢方薬の働きを知っておく必要があります。漢方薬には東洋医学で体に流れる「気・血・水」のバランスを整える役割があるとされています。精神・血流・水分を効率良く循環させることが大切ですが、足のむくみは水分が停滞した状態を指すだけでなく、精神的に不安定になることも付加されると考えられています。
漢方薬は、植物の成分や化石・鉱物などの自然由来の生薬とされる成分が原料となり、組み合わさった薬です。そのため、足のむくみに直接効果を与えるだけでなく、体質改善にも大きな効果をもたらすとされています。特に、足のむくみ解消に加えて、冷え・リンパの流れの停滞・体質にもアプローチしてくれることから、体の元から足のむくみに良い影響が期待できます。
足のむくみに効果が期待できる漢方薬を4種類紹介します。
基本的には、足や体のむくみ全般に効果があるとされる漢方薬ばかりですが、体質・体型などによって服用に適した漢方薬が変わってきます。気になった人は漢方薬専門の薬局などで相談してみることをおすすめします。
五苓散(ごれいさん)とは、足のむくみにの原因にもなっている体内の水分量を調節してくれる漢方薬です。例えば、飲酒前に服用することで、体内にアルコールや水分をため込まないようにする上に、悪酔いや二日酔い防止に役立ちます。
足も含めた体がむくんでいる時に服用する一般的な漢方薬の一つでありますが、体内の余分な水分を利尿作用で排泄する補助的な働きだけでなく、適度に体内水分を維持する働きも備えています。
胃の不快感や発疹などの少し副作用が見られる場合がありますが、次第に慣れていくことが多いです。
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)とは、起床時の顔のむくみや冷え性体質を持っている人におすすめの漢方薬です。
むくむや冷え性は、血液循環が悪く水分などが排出されにくい状態で、末端まで血流が行き届かないことから冷えにつながります。特に、生理痛を抱えている女性にはおすすめできる漢方であり、利尿を促す作用があることから、体や足のむくみでためこみやすい水分を排出しやすくします。
加えて、水分排出がスムーズにいくと、血流循環が良くなるので、冷え性を緩和してくれる効果も期待できます。
桂枝茯苓丸(けいしぶくりゅうがん)とは、当帰芍薬散が冷え性体質向けの人に適した漢方薬ですが、冷えのぼせ体質に効果が期待できる漢方薬になります。例えば、足や体がむくんでいて、顔がのぼせているのに、足が冷えているような症状が見られる場合です。
むくみの原因である水分を利尿を促して排泄しやすくし、血液の循環も改善する効果が得られやすいです。もし自己判断で漢方薬の服用が分からない場合は、専門医などに体質や症状などを詳細に伝えた上で、適切な処方を受けることをおすすめします。
防已黄耆湯(ぼういこうぎとう)とは、体のむくみの中でも特に下半身がむくみやすい人に適した漢方薬です。例えば、立ち仕事をしている人の場合夕方には下半身の循環が滞りやすくなったり、汗をかきやすいふくよかな体形であったりする人に効果があるとされています。
体内にため込まれた余分な水分を服用することで排出されやすくなり、場合によっては体重が減ることもあります。デスクワークや立ち仕事でむくみやすい人や、夕方になると靴がきつくなるような人は一度試してみることをおすすめします。
漢方薬と言われると、あまり馴染みがなかったり、難読漢字なので近寄りがたかったりするイメージを持っている人もいます。ただ、病院で処方される薬と同様に、今回の足のむくみに対して適切な効果が期待できる漢方薬の知識を持っていると、アプローチしやすくなります。
服用方法など正しい処方をしてくれる医師に相談のもと、足のむくみのケアを行うことが大切です。自己判断で誤った行動にならないためにも、適切な指示を受けて、足のむくみから解放される一歩を踏み出していきましょう。
最後に記事の内容をおさらい!
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