放っておくと、酷くなっていくことがある坐骨神経痛の症状。
何も対策をしないと悪化していく理由は、どこにあるのでしょうか?また、改善するためにはどうしたら良いのでしょうか?
この記事では、坐骨神経痛の悪化を防ぐための方法を中心に解説しました。
まず、坐骨神経痛の原因などの基礎情報を整理し、次に悪化を防ぐために気をつけるべきポイントを紹介します。
最後に、改善するための方法として、さまざまな運動について詳しく解説しました!
目次
まず、坐骨神経痛とは何かという基本的な情報の整理から始めましょう。
そもそも坐骨神経とは、お尻から足先まで走っていて運動神経や感覚神経を出している、人体で最も長い末梢神経のことを言います。
坐骨神経痛とは、腰椎の病気を主な原因として、坐骨神経を圧迫・刺激することにより、痛みやしびれなどの症状が出る神経痛のことです。
症状としては、ズキズキと疼くような痛みや電気が走るような痺れ、ふくらはぎの張りや冷えなどがあります。
坐骨神経痛の主な原因は、腰椎に起きる疾患です。
具体的には、腰椎の中でクッションような役割をしている椎間板が飛び出したり変性してしまう「腰椎椎間板ヘルニア」や、脊椎の中にある神経が通過する脊柱管が狭くなってしまう「腰部脊柱管狭窄症」が、主な原因となる疾患です。
これらの腰椎疾患は、加齢による筋力の低下や運動不足により、筋肉が凝り固まってしまうことで引き起こされます。
坐骨神経痛を悪化させてしまう要因は、日常生活の至る所にあります。
例えば、加齢による筋力の低下や日頃の運動不足によって、筋肉が固まることで神経が圧迫されたり、血流が滞ることによっても坐骨神経痛の悪化につながります。
また、立つ・座る・寝るなどの日常的に行う動作における姿勢の悪さも、骨盤の歪みや腰への負担を増大させ、悪化につながります。
また、喫煙やストレスによって血流が阻害されることも、坐骨神経痛の症状を悪化させます。
坐骨神経痛は、日常生活における細かい動作が悪化の大きな原因となります。
つまり、逆に言えば生活動作を見直していけば、症状の悪化を防げる可能性があるということです。
そこでここでは、生活している中で、どのようなことを気にすれば良いのかについて解説していきます。
坐骨神経痛の方は、血行不良を起こしていることが多いので、血行を改善するために生活習慣を見直す必要があります。
例えば喫煙は、タバコに含まれるニコチンが血管を収縮させ、血行不良を招く原因となるので、おすすめはできません。
禁煙すると、血行が改善されます。
そして血流の促進は、筋肉の緊張を解消したり、痛みを感じる神経伝達物質を排出しやすくしたりすることによって、坐骨神経痛の改善へとつながります。
自分の足に合った靴を選び、歩く際の姿勢を正すことや、身体に偏った負担をかけないために立つ際にどちらか一方に重心を預けたり、重い荷物を片側だけで持ったりしない、などの意識も坐骨神経痛の改善に重要です。
坐骨神経痛を改善するために運動を習慣的に欠かさないことが大切ですが、一言に運動と言っても、さまざまな種類がありますよね。
そこでここでは、さまざまな運動について、坐骨神経痛という観点からそれぞれ詳しく解説していきます。
まず、マッサージについて解説していきます。
マッサージは、坐骨神経痛に効果が期待できる治療法のひとつです。
なぜならマッサージには、筋肉の緊張状態を解消し、血流を促進してくれる効果があるからです。
ただし、妊娠中の坐骨神経痛に対してはリスクがあるので、医師に相談してからにしましょう。
ストレッチも坐骨神経痛に効くとされる運動です。
ストレッチは筋肉の柔軟性を高めてくれるので、坐骨神経痛の大きな原因となる、筋肉の凝りや固まりを解消する手助けをしてくれます。
主に、お尻や腰回りの筋肉をほぐすと良いでしょう!
加齢による筋力低下は坐骨神経痛の引き金となるので、ランニングによって筋力強化を目指すことも重要です。
ただし、長期間運動をしていない場合は、いきなり走り始めると怪我の恐れがあるので、しっかりと準備運動をしてからランニングを始めましょう。
身体への負荷が少ないという意味では、ランニングよりもウォーキングの方が、坐骨神経痛対策として始めやすい運動になるでしょう。
ウォーキングは身体への負荷が少ないので、特に高齢の方におすすめの運動です。
水泳は水の中での運動になるので、一般的には膝や腰に負担をかけずに行える運動というイメージがありますが、坐骨神経痛においては少し注意が必要です。
なぜなら水の中のため、冷えやすい環境に長い時間にわたって身を置くことになる上に、水泳は背中が反りやすいので、身体への負荷が低いわけではないからです。
ウォーキングなどの負荷が低い運動から始めることをおすすめします。
ヨガは、坐骨神経痛の改善につながる運動のひとつです。
ヨガにはさまざまなポーズがあり、初心者向けのポーズであれば、そこまで高くない負荷で、筋力の低下を防いだり、柔軟性を高める運動を行えます。
最後に、記事の内容をおさらいしていきましょう!
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