坐骨神経が何らかの原因によって圧迫されることが原因で発症する坐骨神経痛への対策としては、サポーターを着用するといった方法が挙げられます。
ただし、どのようなサポーターでも同様の効果を発揮するわけではない点に注意してください。
こちらの記事で取り上げるのは、坐骨神経痛の症状や坐骨神経痛にサポーターが効果的な理由です。
着ける部位ごとのサポーターの効果や、サポーターを選ぶときのポイントについてもチェックしていきましょう。
目次
人間の身体には坐骨神経と呼ばれる神経がお尻から脚にかけてのラインに存在します。
この神経が何らかの原因で圧迫されることにより、痛みや痺れが生じるのが坐骨神経痛です。
坐骨神経を圧迫する原因としては複数の疾患が考えられる点に注意しましょう。
具体的な病名としては腰部椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などが挙げられます。
これらの疾患が進行すると、坐骨神経痛は腰痛だけでなく足やふくらはぎといった部位にまで痛みや痺れが広がるのです。
坐骨神経痛から回復するには、原因となっている病気を治療することが最も近道といえます。
保存療法を基本とすることが多い一方、適度な運動で筋力を向上させ、坐骨神経を圧迫しない姿勢を身につけることも効果的です。
坐骨神経痛の治療や予防のために、サポーターが用いられることがあります。
サポーターの役割は外圧を加えることで姿勢の維持に貢献することです。
坐骨神経痛に悩まされている人を観察すると、痛みを回避するために腰を曲げてしまうケースが見受けられます。
腰を曲げることが習慣になってしまうと、正しい姿勢を身につけることが難しくなるため、坐骨神経痛の根本的な回復から遠ざかってしまう点に注意してください。
サポーターは腰などに広がる坐骨神経に負担をかけにくい姿勢をキープするのに役立つことから、坐骨神経痛の回復に効果的といえます。
坐骨神経痛対策としてサポーターを活用するべきタイミングとしては、日常的な動作で痛みを感じてしまう場合が挙げられます。
立ち上がる、歩くといった動作の度に痛みや痺れが走ってしまうのは、こうした動作の際に坐骨神経が圧迫されているからです。
サポーターによって坐骨神経に負担をかけにくい身体の使い方を身につけることができれば、坐骨神経痛の原因となる疾患が治癒した後も、痛みや痺れが再発しにくくなります。
また、サポーターは坐骨神経痛のリハビリの過程でも活用されることがあるグッズです。
坐骨神経痛の早期回復や再発防止のためにサポーターを使用する場合は、どの部位を保護するサポーターを着用するのか決める必要があります。
各サポーターの役割を理解したうえで、自分の症状に合わせたものを選びましょう。
ふくらはぎと太腿のサポーターについて解説します。
ふくらはぎのサポーターの中でも、膝のすぐ下に巻いてふくらはぎを圧迫するタイプのサポーターが坐骨神経痛には効果的です。
坐骨神経はお尻から足先にかけて繋がっているため、ふくらはぎにサポーターを着用することは、脚だけでなく腰やお尻にかけての痛みや痺れをケアするのにも役立つことがあります。
また、腰に巻くタイプのサポーターよりも着脱が簡単である点も、ふくらはぎサポーターの特徴です。
幅広い範囲の坐骨神経痛をケアしたい人は、ふくらはぎのサポーターを試してみましょう。
太ももを覆うタイプのサポーターもまた、坐骨神経痛対策として効果を発揮します。
太腿は跳躍やランニング、急停止といった場面で強く力がかかる部位です。
ここをサポーターで保護することは、坐骨神経への刺激を軽減するのに役立ちます。
また、太もものサポーターは長時間の運動による疲労から太ももを守る効果がある点にも注目しましょう。
筋肉の疲労は運動時のフォームを悪化させます。
背中が曲がる、身体の片側に体重が集中するといった悪いフォームで運動していると、坐骨神経の圧迫に繋がることから、太ももサポーターによる太ももの保護は、坐骨神経痛の予防策のひとつです。
サポーターの役割だけでなく、どのような点を重視してサポーターを選ぶべきか知っておくことが重要です。
日々の生活や運動中にサポーターを着用することを前提に、サポーターの強度や通気性といった観点を見ていきましょう。
サポーターは製品ごとに強度が異なるため、運動の目的に合わせて使い分けることが望ましいといえます。
サポーターの強度とは、締め付け具合やどれぐらいの負荷に耐えられるのか取った意味です。
身体接触のある激しい運動をしている人がサポーターを身に着ける場合、固定する力が高いだけでなく、サポーターそのものが衝撃に強い素材で作られていることを確認してください。
締め付けの具合に関してもサポーターごとに変わってくるため、実際にサポーターを手に取って確かめた方が賢明です。
サポーターは関節や筋肉を外側から包み込むことで固定する装具なので、包み込まれている部分はどうしても熱を持ってしまいます。
そんなサポーターにおいて通気性は非常に重要な要素です。
サポーターの内部が蒸れてしまうと、湿疹などの肌トラブルに悩まされることになります。
また、サポーターは繰り返し使用するグッズであり、汗が染みついた場合は洗濯が必要です。
洗った後の乾き具合にも通気性は関わってきます。
固定した部位において不快感を覚えないためにも、通気性に優れたサポーターを選びましょう。
坐骨神経痛とサポーターに関する今回の記事は以下の3点に要約できます。
最後に大事なポイントをおさらいしましょう。
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