坐骨神経の圧迫によって生じる坐骨神経痛は、原因となっている疾患の治療と併せて、ヨガを実践することで改善が促されることがあります。
ヨガは正しい呼吸と姿勢を身に着けて心身の安定を図る運動であり、坐骨神経痛の根本的な原因である身体の歪みを解消する効果が期待できるのです。
この記事では、坐骨神経痛にヨガが効果的な理由や、坐骨神経痛のときに取り組みたいヨガのポーズを紹介します。腰の痛みや痺れを直したい人はこちらで紹介したポーズを試してみてください。
目次
坐骨神経痛とは、腰から脚の裏側、足先などの部位にかけて痛みや痺れが広がる症状です。
広範囲に痛みや痺れを感じる理由は、坐骨神経と呼ばれる神経が関わっています。
坐骨神経が何らかの原因で刺激されることによって、広い範囲に痛みや痺れが生じるのです。
複数の疾患が坐骨神経痛を引き起こす原因として知られています。
具体的な病名は、腰部脊柱管狭窄症や腰部椎間板ヘルニア、梨状筋症候群などです。
上記の疾患以外でも生じることはありますが、どの疾患においても坐骨神経が圧迫されている状態は共通しています。
原因となる疾患を治療しながら、坐骨神経を刺激してしまう身体の状態を改善してくことが、坐骨神経痛から回復するためのアプローチです。
坐骨神経痛に対処する方法として近年注目を集めているのがヨガです。
ヨガという言葉は聞いたことがあっても、具体的にどのような運動なのかわからない人のために、ヨガの効果を解説します。
坐骨神経痛になぜ効果が期待できるのかについても見ていきましょう。
ヨガとは呼吸や姿勢、瞑想などによって心身のバランスを整えていく運動のことです。
特に呼吸はヨガにおいて非常に重要といえます。
ヨガの呼吸は、血液や脳により多くの酸素を送るだけでなく、心身を繋ぎ合わせることも目的のひとつです。
筋力が無い人でも気軽に取り組める運動であり、肩こりやむくみなどを改善したい人に向いている運動といえます。
呼吸と共に正しい姿勢を身につけることで、腰痛をはじめとした身体の痛みを取り除く効果も期待できるのがヨガの特徴です。
坐骨神経痛は腰部椎間板ヘルニアなどの疾患によって引き起こされる症状ですが、疾患の根底には姿勢の悪化をはじめとした身体の歪みが眠っているケースが見受けられます。
疾患の治療を終えたとしても、根底にある姿勢の悪さが直っていないと、坐骨神経痛が再発する可能性があるというわけです。
ヨガは正しい呼吸と姿勢を習得することで、坐骨神経痛の根本的な原因に対処する効果が期待できます。
ゆっくりと呼吸しながら筋肉を伸ばし、日常生活で歪んだ肉体をほぐしていくことが、坐骨神経痛の改善に繋がるのです。
坐骨神経痛のためにヨガを実施する際には、坐骨神経を圧迫する可能性がある部位を伸ばすポーズを取り入れることが重要です。
具体的には、腰やお尻、脚といった部位を効果的に伸展するポーズに取り組みましょう。
坐骨神経痛に効くとされている3つのポーズを紹介します。
上を向いた犬のポーズは、肩から足先にかけてのラインをゆっくりと伸ばすことができるポーズです。
勢いをつけることなく、呼吸を意識しながら取り組みましょう。
針の穴のポーズで刺激できるのはお尻の筋肉です。
お尻の筋肉が硬くなると、坐骨神経が圧迫される確率が高まるので、定期的に伸ばしておく必要があります。
戦士のポーズⅡは腹筋や背筋、お尻周辺など幅広い筋肉を同時に刺激できるポーズです。
体幹に力を入れながら取り組むことを心掛けましょう。
坐骨神経痛対策としてヨガを実施する際には、痛みが出る前に止めることが重要です。
ヨガのポーズを実施した結果痛みが生じている場合は、坐骨神経が圧迫されている可能性があります。
また、ヨガのポーズは頻繁にやり過ぎても、効果は高まるわけではないことを覚えておきましょう。
ヨガはあくまで姿勢を整えるための運動です。
何度も実施した結果、筋肉に負荷がかかって坐骨神経痛の症状が悪化する可能性があることを覚えておいてください。
坐骨神経痛とヨガに関する今回の記事は、以下の3点にまとめられます。
重要な点を最後におさらいしましょう。
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