高齢者や妊婦に悩まされている方が多い坐骨神経痛。
症状が進行してくると、歩く・立つなどの日常生活にも支障きたすので、とても厄介な問題ですよね。
そこでこの記事では、坐骨神経痛対策としての湿布について解説しました。
身体に痛みがあると湿布を貼りたくなりますが、坐骨神経痛に対して湿布が効果的なのかどうか、そして貼るべき場所や使用の際の注意点などについて、坐骨神経痛の症状や原因などの概要と合わせて、詳しく解説していきます。
目次
まず、坐骨神経痛の症状や原因など、基本的な情報について解説していきます。
坐骨神経痛は、下半身のいずれかの場所に痛みや痺れなどの症状がでる神経痛のことです。
痛みの種類としては、ズキズキと疼くような痛みや電気が走るような痺れ、ふくらはぎやスネに張りが出ることもあります。
深刻化すると、長時間歩き続けることが難しくなったり、安静にしていても痛みや痺れが出て眠れなくなるなど、日常生活に大きな支障をきたします。
そして坐骨神経痛は、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などの、腰椎に起きる疾患が原因となることが多いと言われています。
また、それらの腰椎疾患は、お尻や腰回り、太ももなどの筋肉が凝ったり固まったりすることによる、筋肉の状態の悪さをきっかけとして引き起こされます。
次は、坐骨神経痛に対する湿布の効果について解説していきます。
坐骨神経痛の症状に対して湿布を使うときは注意が必要です。
まず、一般的に身体が痛むときに使用する冷湿布は、坐骨神経痛に対してはあまり効果がありません。
坐骨神経痛は、坐骨神経が圧迫されたり刺激を受けたりすることで起こるものです。また、筋肉が固まり血流が滞ることによっても発症しやすくなります。そのため患部を冷やすのではなく、温める温湿布の方がいいでしょう。
また、痛み止め成分が入っている湿布は効果的です。しかし湿布のなかには皮膚への刺激が強いものもあるので、皮膚が弱い方は医師の診断を受けてから使用するようにしましょう。
坐骨神経痛の症状に対して湿布を貼るときは、どこにどのようにして貼るのか、しっかりと知識をつけた上で貼らなければ、あまり効果が期待できません。
そこでここでは、湿布の貼る場所や使用上の注意などについて解説していきます。
まず、湿布をどこに貼れば効果的なのかについて解説していきます。
通常、湿布は痛みが出ている箇所に貼りますが、坐骨神経痛の場合はそうとは限りません。
痛みが出る箇所と、痛みの原因がある場所が違う可能性があるからです。
坐骨神経痛の症状が腰に出ようと、太ももやふくらはぎに出ようと、多くの場合、原因はお尻や腰回りがきっかけとなって坐骨神経痛を起こしています。
そのため、腰やお尻・股関節周りに貼るようにしましょう。
次は、湿布を使う際の1回の使用時間について解説していきます。
もちろん湿布によりますが、1日持続タイプであれば、貼り替えることなく張ったまま過ごすことが可能です。
半日持続のタイプであれば、4〜6時間程度貼った後に貼り替えましょう。
皮膚が弱く、かぶれやすいという方は、上記の時間より早めに剥がすと良いでしょう。
次は、1日の使用枚数について解説していきます。
1日持続タイプであれば、貼るのは1日1枚までとしましょう。
半日持続タイプの湿布であれば、1日2枚まで貼付しても大丈夫です。ただし、製品によって異なることもあるので、必ず用法用量に従って使用してください。
毎日同じ場所に貼り続けると、皮膚が荒れる可能性もあるので、少しズラして貼ったり、貼り直す際に1時間ほど皮膚を休ませる時間を確保すると良いでしょう。
妊娠中は、女性ホルモンの影響や体型の大きな変化により坐骨神経痛に悩まれる方が非常に増えます。
ただし、湿布の使用には注意が必要です。
坐骨神経痛に対して処方される一部の湿布には、赤ちゃんへ通じている血管が閉じてしまう恐れがある「非ステロイド性消炎鎮痛剤」が含まれています。
妊娠週数によって使えるものと使えないものとがあるため、医師に処方された湿布以外は絶対に使わないようにしましょう。
また、その他の注意点として、人によっては副作用がでる危険もあるので、もらった湿布を安易に使わないようにしましょう。
坐骨神経痛の痛みには、市販されている鎮痛薬であるロキソニンも有効です。
ロキソニンは、炎症を引き起こす活性物質であるプロスタグランジンの生成や合成を抑え、炎症によって生じる腫れや痛みを和らげたり、熱を下げる効果がある薬です。
歯痛や関節痛、頭痛や咽喉痛などさまざまな痛みに効きますが、坐骨神経痛などの神経痛にも効き目があります。
最後に、記事の内容をおさらいしていきましょう!
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