腰から脚の後ろ側、ふくらはぎ、脛といった部分に痛みや痺れを感じている人は、坐骨神経痛の可能性を疑いましょう。
椎間板ヘルニアをはじめとした坐骨神経を圧迫する疾患が発症している人は、特に注意が必要です。
こちらの記事では、坐骨神経痛の症状や原因を取り上げます。
さらに、坐骨神経痛の症状を和らげる寝方についても紹介するので、腰が痛くて眠れない人は試してみてください。
坐骨神経痛に悩まされやすい妊娠中の女性や、産後の女性におすすめの寝方も解説します。
目次
坐骨神経痛は特定の病気を指すのではなく、一定の場所に現れる痛みや痺れといった症状の総称です。
具体的には、お尻から脚の裏側、ふくらはぎ、脛といったラインの痛みや痺れを意味します。
痛みや痺れが現れる部位には坐骨神経と呼ばれる神経が通っており、これが刺激を受けると発生するのが坐骨神経痛です。
筋肉の張りや熱感に加えて締め付け感などが感じられるケースも見受けられます。
正しい処置を施すことなく放置していると、日常生活に支障を来すほどの痛みや痺れに発展する点に注意が必要です。
坐骨神経痛の直接的な原因は、腰椎に存在する坐骨神経が何らかの形で刺激を受けることです。
刺激によって圧迫されると、腰から足にかけてのラインに痛みや痺れなどが生じます。
坐骨神経への刺激は椎間板ヘルニアや梨状筋症候、腰部脊柱管狭窄症といった症状によって引き起こされることがある点に注意してください。
高齢者の場合は、老化による腰部脊柱管狭窄症に伴い、坐骨神経痛が発症するケースが多々見られます。
過度な運動や長時間のデスクワークなど、腰に負担をかける行為が日常化している人は、坐骨神経痛になりやすいことを自覚してください。
坐骨神経痛は病院で治療を受けながら症状の改善を促していくのが回復までの基本的な流れになります。
医師の診断に従うのに合わせて実践したいのが腰に負担をかけにくい寝方です。
腰が痛くてなかなか寝付くことができない場合、坐骨神経痛の痛みが出にくい寝方をすると快眠しやすくなります。
具体的な寝方としておすすめしたいのが横向きです。
腰の左側に痛みが出ているなら、左側を上にして横向きに寝るようにしてください。
抱き枕などを足に挟むことで、腰への圧迫感を制限できます。
ただし、坐骨神経痛は人によって痛む箇所が異なるため、横向きで寝ても痛みが引かないケースがあることを覚えておきましょう。
その場合は、自分の痛みに適合した寝方を模索してみてください。
坐骨神経痛は高齢者に多い症状と思われがちですが、実は妊娠中の女性にもよく見られる症状です。
妊娠中の女性が坐骨神経痛に悩まされている場合、寝方を変えることで痛みが弱まる可能性があります。
基本的には妊娠していないときと同様、横向きになって身体の力を抜きましょう。
そこから軽く膝を曲げ、太腿にタオルを挟むなどして腰への圧迫感を緩めるのが、妊娠中の人におすすめしたい坐骨神経痛対策の寝方です。
ただし、妊娠中の寝方は胎児に影響を与える恐れがあるため、寝方を変える前に担当医に相談することを忘れないでください。
妊娠中の女性は、赤ちゃんの通り道を確保するために骨盤が開き気味になります。
産後に坐骨神経痛に悩まされている場合は、骨盤の開きにも対処しながら適切な寝方を実践することが重要です。
産後の骨盤が開いた状態では、仰向けに寝ると腰に負担がかかりにくい傾向にあります。
仰向けになったときに違和感があるなら、膝を立ててみてください。
うつ伏せや横向きは骨盤や腰に負担がかかりやすく、骨盤が開いている産後には適していない寝方といえます。
赤ちゃんに添い寝をするといった、横向きに寝なくてはいけない場面ではクッションなどを脚の間に挟んで腰への負担を軽減しましょう。
坐骨神経痛と寝方についてまとめた今回の記事は、以下の3点に要約できます。
重要なポイントを最後に振り返りましょう。
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