坐骨神経痛はどんな症状?妊娠中や産後などの症状について解説!
2020年08月10日

坐骨神経痛はどんな症状?妊娠中や産後などの症状について解説!

テレビやネットなどで坐骨神経痛という言葉を聞いたことがある方は多いと思います。


しかし、具体的にどのような症状がでるのかについてや、初期や進行後による症状の違いなどについて理解している人は少ないのではないでしょうか?


そこでこの記事では、坐骨神経痛の症状について解説しました。


まず、坐骨神経痛の症状全般について解説した後、原因や治療法について解説します。


その後に、妊娠中や産後においては、どのような症状や原因が挙げられるのかについて、詳しく解説していきます。

坐骨神経痛の症状


まずは、坐骨神経痛を発症すると、どのような症状が出るのかについて見ていきましょう。


坐骨神経痛は、お尻や太もも、スネや足にかけてズキズキと疼くような痛みや鋭い痛み、ピリッとした痺れ、ふくらはぎの張りや冷感及び熱感などの症状が出ます。


坐骨神経自体が、お尻から足先までと下半身全体に通っているので、痛みや痺れが出る箇所も広くなっています。


初期症状としては、腰痛から始まります。


腰痛の発症後に坐骨神経痛の症状が出てくる場合がほとんどです。


ひどくなると、足が痛くて立っていられなかったり、お尻が痛く座っていられなかったり、横になって安静にしていても眠れないほどにお尻が痛むなど、日常生活にも著しく支障をきたします。


坐骨神経痛の原因とは?


次は、坐骨神経痛がなぜ起きるかという原因について解説していきます。


坐骨神経痛は、腰椎の疾患によって引き起こされます。


具体的には、脊椎でクッションのような役割を果たしている椎間板が飛び出したり変形してしまう腰椎椎間板ヘルニアや、脊椎にある、神経を囲っている管である脊柱管が圧迫され狭くなってしまう腰部脊柱管狭窄症という疾患が原因となっていることが多いです。


そして、それらの腰椎疾患の原因は、お尻や腰回りの筋肉が固まり、緊張状態にあることなどが挙げられます。


治療法


坐骨神経痛は、さまざまな治療法があります。


基本的には手術ではなく、身体を傷つけない保存療法で行い、保存療法を行っても改善が見られない、もしくは痛みが強い場合には外科手術を検討します。


保存療法には、例えば身体を温めたり低周波を当てたり、マッサージを行うことによって血行を良くする物理療法や、体操やストレッチを行うことにより凝り固まった筋肉をほぐす運動療法、コルセットを使って不安定な腰関節を安定させる装具療法などがあります。


妊娠中の坐骨神経痛


次は、妊娠中の坐骨神経痛について見ていきましょう。


妊娠中において、坐骨神経痛に悩まされる方は非常に多いのですが、それには理由があります。


ここでは、妊娠中の坐骨神経痛の原因や症状について詳しく解説していきます。


原因


妊娠中に坐骨神経痛を発症することが多いのは、まずお腹が大きくなることによって、バランスをとろうと「反り腰になるから」です。


反り腰は、腰に大きな負荷がかかり、椎間板や脊柱管を圧迫するので、坐骨神経痛につながります。


また、「ホルモンの影響」もあります。


妊娠すると、出産時に赤ちゃんが出やすいようにするため骨盤が開きます。


骨盤を開くために、リラキシンという骨盤を開かせるホルモンが分泌されます。


身体にとっては、非日常な状態が続くことになり、筋肉が緊張状態になりやすくなります。


緊張した筋肉は神経を圧迫し、坐骨神経痛を発症させるのです。


症状


では、妊娠中における坐骨神経痛の症状はどういったものなのでしょうか?


初期症状としては、お尻の片側、もしくは両側に軽い痛みを感じるようになります。


そこから症状が進行していくと、痛みはお尻だけにとどまらず、太ももやふくらはぎ、足先にまで広がっていきます。


痛みも、軽い痛みではなく、ズキズキとした痛みや鋭い痛みに変わってきます。


さらに症状がひどくなると、痛みだけではなく、電気が走るようなピリッとした痺れを感じるようになります。


産後の坐骨神経痛


次は、産後の坐骨神経痛について見ていきましょう。


妊娠中だけにとどまらず、産後にも坐骨神経痛は大きな悩みの種となります。


産後においては、どのようなことが原因で坐骨神経痛を発症し、どのような症状が出るのかについて解説していきます。


原因


坐骨神経痛は、妊娠中だけでなく産後の方が症状がひどくなるケースもあるものです。


大きな要因としては、出産時に開いた骨盤の緩みが挙げられます。


出産時に一度大きく開いた骨盤は、その後すぐには元の状態に戻りません。


開いた骨盤は神経を圧迫するので、元の状態に戻らなければ、その間は神経痛に悩まされることになります。


また、骨盤の開きは、血行不良ももたらし、筋肉が固まりやすくなる土壌を作ってしまうことも、坐骨神経痛がひどくなる一因です。


症状


産後の坐骨神経痛の症状は、腰に痛みが出る人が多い傾向にあります。


そしてそれは、産後の行動に原因があります。


産後は、当然子育てに励むことになりますが、育児の際に赤ちゃんを背負ったり、授乳やミルクをあげる際に前かがみの姿勢になることが多いので、腰に大きな負荷がかかります。


育児は、腰に負担がかかる姿勢をとらなければならない状況が、どうしても多くなるのです。


そのため、産後は腰の痛みに悩まされる方が非常に多いのです。


まとめ


最後に、記事の内容をおさらいしていきましょう!


  • 坐骨神経痛は、お尻や太もも、スネや足にズキズキと疼くような痛みやピリッと電気が走るような痺れ、ふくらはぎの張りなどの症状が出る。


  • 坐骨神経痛は、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症という、腰椎疾患が原因となっていることが多く、その腰椎疾患の原因は、お尻や腰回りの筋肉が固まってしまうことにある。


  • 妊娠中や産後は、骨盤が大きく開きバランスが崩れるので、坐骨神経痛を発症しやすい。


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